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俳句幼稚園 ヒヨコ組

alohaの勝手なひとりごとです。

昨年11月の初旬。
俳句幼稚園が始まった。
まだまだ俳句の初心者、俳句のひよこさんたちの俳句教室のようなものを想像していた。

もちろん堂々たるヒヨコである私は、喜び勇んで参加させていただいた。
どんどんひよこ組は園児が増え、わいわい楽しい幼稚園となった。

先生方について、お礼と感謝の気持ちを込めて書かせていただきたいと思う。

まず、担任の紫乃先生。
この大所帯の保育園を切り盛りしてくださっている。紫乃先生は私の目標であり憧れの先生だ。
日本酒のこと、ぬかづけのこと、なにより生きていくために大切なことを教わっている。
俳句はもちろんのこと、朗読やエッセイ、小説もお書きになる。
特に朗読は聞いた人全てをトリコにしてしまわれる。
紫乃先生がコメントをくださるとき、私の中のイメージでは『赤いオープンタイプのスポーツカー』で颯爽と現れる。

つぎに園医のつる先生。
実は何カ月か前までつる先生を女性だと思っていた。美しい日本語をあやつる、たおやかな印象だ。
俳句はもちろん、短歌をよく詠まれる。
そして、音楽。作詞作曲をなさり打ち込みで編曲されみなさんに披露されている。
絵も描かれる。
つる先生はきっと牛車に乗られている。たまに手綱を持って横を歩かれている。

今は園を一時的に(と思っている)お休みされているアポロ先生。
アポロ先生も多才な先生で、詩を書かれたり絵を描かれたり、デザインを描かれたりと右脳がフル活動である。
今も句の講評に来てくださる。
アポロ先生はタイムマシーンに乗っている。
過去や未来を行き来している。
そして時より現代の私たちの前に現れる。

白先生。
やあ、〇〇ちゃん。とかっこよく現れる。
ほんとの先生だから、私はいち生徒だと思っているし、俳句の師匠のような方だ。
が、謎めいておられる。ヴェールに覆われたようなイメージがいまだにある。
白先生は安定感いっぱいのメルセデスで静かに現れるイメージ。

副担任の先生、瑠璃星さん。
瑠璃星先生の俳句への情熱は千本ノックなどですでにみなさんご存じだと思うが、いつも真摯に句に向き合われている。
時々シャッターをあげてオープンされる『ペンギンバー』常連客にはかっちーさんや瑠璃星先生のファンのみなさんがマスターのお人柄で集われる。
みんなの俳句大会では恒例となった息子さんの句など、みんなのお父さん的な(お父さんじゃなくてお兄さんか)存在だ。

もうひとり、副担任の先生、なごみせんせい。
週に一度、なごみ先生の宿題でおなじみ、そして丁寧で優しさ溢れるコメントをみなさんにくださる。
助詞や変格活用の記事は、誰にもわかりやすく大切なことを教えてくれる。
私はなごみちゃんと呼ばせていただいているけれど、なごみせんせいでなければ詠めない句、世界があって、なごみせんせいのお人柄が繊細であたかたかでとびきり優しい、その表現がかわいらしかったりするところに心を鷲掴みにされてしまった。

たくさんの個性的で素晴らしい先生がいらっしゃる。
俳句幼稚園の盤石たるところだ。

話を戻すと、その幼稚園が始まって2カ月を過ぎた。ひよこの私は相変わらずひよこだけれど、同級生のみなさんがすでに先生レベルの句をどんどんと記事になさっている。
圧巻、感動のため息、トリハダがたつ。
歌を口ずさむように、また大切にコトバを選びながら彩られた17音。

その句を拝見させていただくこと、そして私の拙い句をたくさんの先生やみなさんが評してくださる。なんて贅沢なんだろうと思う。

仕事を終えて家にたどり着いたら、私の帰りを待ちわびてくれているワンコ。
愛娘のようなワンコへの一方通行の会話。
暮らしは寂しくはない、しかし一方通行の会話は寂しいのが本音だ。
すやすや寝息を立てる愛娘の横でnoteを開いてみる。あ、コメントをくださっている。
そのお返事をするのがどれだけうれしいことか。スキを押してくださっている方がいる。どれだけ励みになることか。
そして新しい記事がたくさん。読ませていただけることに感謝しながら、充実した日々を過ごさせていただいている。

俳句はたった17音。
その17音が紡ぎ出してくれる世界は無限だ。
その17音が繋いでくれたご縁にありがとうございますと思いながら、これからも大切に詠んでいきたい。

長いひとりごとでした。
ここにいさせていただけること。
ほんとにありがとうございます。

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