3歳重賞出世レースはどのレース?

 こんばんは、千露です。今回は3歳重賞のうちどのレースが真の出世レースか決めていきたいと思います。複勝圏内に入った馬のうち何頭がそのレース後にG1勝利を挙げているかを数えていくという至極単純なやり方でランク付けしていきたいと思います。

細かいルール

・今回調べたのはダービー週までの中央競馬芝G2、G3レース(秋のレースは春のクラシック勝ち馬も多く出走しており、出世レースという表現が似合わないと個人的に考えたため)
・2歳G1馬についてはそのレース後G1を勝っている場合のみカウント
(2019年共同通信杯2着のアドマイヤマーズはその後NHKマイルカップや香港カップを勝っているためカウント、2019年チューリップ賞1着のダノンファンタジーはその後現在までG1勝ちがないためカウントせず)
・カウント対象は複勝圏内のため4着以下の馬はカウントしていません(2019年スプリングステークス7着のロジャーバローズなど)
・2020年1月19日現在のデータをもとに作成

第8位 フェアリーステークス、京成杯、ファルコンステークス、青葉賞 1頭

該当馬は以下の通り

フェアリーステークス
アエロリット(2017、2着)

京成杯
エイシンフラッシュ(2010、1着)

ファルコンステークス
ミスターメロディ(2018、1着)

青葉賞
フェノーメノ(2012、1着)

  ダービーに繋がらないことでおなじみ青葉賞はG1にさえも繋がらないようです。京成杯は2010年以来G1馬を出せていません。今日のレースを見た感じスカイグルーヴには期待したいですが・・・

第7位 フラワーカップ、京都新聞杯 2頭

該当馬は以下の通り。

フラワーカップ
ノームコア(2018年、3着)
サンテミリオン(2010年、3着)

京都新聞杯
ロジャーバローズ(2019年、2着)
キズナ(2013年、1着)

 京都新聞杯はダービー馬を2頭輩出。青葉賞よりはダービーとの相性が良いですね。

第6位 フィリーズレビュー、ニュージーランドトロフィー、フローラステークス 3頭

該当馬は以下の通り。

フィリーズレビュー
レーヌミノル(2017年、2着)
クイーンズリング(2015年、1着)
メイショウマンボ(2013年、1着)

ニュージーランドトロフィー
ケイアイノーテック(2018年、2着)
カレンブラックヒル(2012年、1着)
グランプリボス(2011年、3着)

フローラステークス
ノームコア(2018年、3着)
モズカッチャン(2017年、1着)
サンテミリオン(2010年、1着)

第5位 きさらぎ賞、クイーンカップ 5頭

該当馬は以下の通り

きさらぎ賞
グローリーヴェイズ(2018年、2着)
サトノダイヤモンド(2016年、1着)
トーセンスターダム(2014年、1着)
トーセンラー(2011年、1着)
オルフェーヴル(2011年、3着)

クイーンカップ
クロノジェネシス(2019年、1着)
アエロリット(2017年、2着)
メジャーエンブレム(2016年、1着)
ミッキークイーン(2015年、2着)
ヴィルシーナ(2012年、1着)

ついに3冠馬が登場です。

第4位 シンザン記念、アーリントンカップ 6頭

該当馬は以下の通り。

シンザン記念
アーモンドアイ(2018年、1着)
ペルシアンナイト(2017年、3着)
ジュエラー(2016年、2着)
ミッキーアイル(2014年、1着)
ジェンティルドンナ(2012年、1着)
オルフェーヴル(2011年、2着)

アーリントンカップ
タワーオブロンドン(2018年、1着)
ペルシアンナイト(2017年、1着)
レインボーライン(2016年、1着)
ミッキーアイル(2014年、1着)
コパノリチャード(2013年、1着)
ジャスタウェイ(2012年、1着)

シンザン記念は3頭の3冠馬という豪華なラインナップ。他2頭がしっかり勝っている中オルフェーヴルが2着なのはらしいといえばらしいかも。
アーリントンカップは1着馬のみが並びます。今年の勝ち馬にも注目したいですね。

第3位 弥生賞、毎日杯 7頭

該当馬は以下の通り。

弥生賞
ワグネリアン(2018年、2着)
マカヒキ(2016年、1着)
サトノクラウン(2015年、1着)
ワンアンドオンリー(2014年、2着)
サダムパテック(2011年、1着)
ヴィクトワールピサ(2010年、1着)
エイシンアポロン(2010年、2着)

毎日杯
ブラストワンピース(2018、1着)
インディチャンプ(2018年、3着)
アルアイン(2017年、1着)
キセキ(2017年、3着)
キズナ(2013年、1着)
スピルバーグ(2012年、3着)
ダノンシャンティ(2010年、1着)

弥生賞はもっとたくさんいる印象でした。

第2位 スプリングステークス 10頭

該当馬は以下の通り

ステルヴィオ(2018年、1着)
エポカドーロ(2018年、2着)
ウインブライト(2017年、1着)
キタサンブラック(2015年、1着)
リアルスティール(2015年、2着)
ロゴタイプ(2013年、1着)
ディープブリランテ(2012年、2着)
オルフェーヴル(2011年、1着)
ベルシャザール(2011年、2着)
ローズキングダム(2010年、3着)

10年で10頭のG1馬を輩出と文句なしの出世レースと言えるでしょう。オルフェーヴルやキタサンブラックなど大物も揃っています。(オルフェーヴルさん、3度目の登場) 

第1位 共同通信杯、チューリップ賞 11頭

該当馬は以下の通り

共同通信杯
アドマイヤマーズ(2019年、2着)
スワーヴリチャード(2017年、1着)
ディーマジェスティ(2016年、1着)
リアルスティール(2015年、1着)
ドゥラメンテ(2015年、2着)
イスラボニータ(2014年、1着)
サトノアラジン(2014年、3着)
ゴールドシップ(2012年、1着)
ディープブリランテ(2012年、2着)
スピルバーグ(2012年、3着)
ダノンシャンティ(2010年、2着)

チューリップ賞
ラッキーライラック(2018年、1着)
ソウルスターリング(2017年、1着)
リスグラシュー(2017年、3着)
シンハライト(2016年、1着)
ジュエラー(2016年、2着)
レッツゴードンキ(2015年、3着)
ハープスター(2014年、1着)
ヌーヴォレコルト(2014年、2着)
アユサン(2013年、3着)
ハナズゴール(2012年、1着)
アパパネ(2010年、2着)

共同通信杯は3頭すべて後のG1馬という2012年が目立ちますね。
チューリップ賞は他の牝馬限定戦に圧倒的な差をつけての1位です。

昨年の桜花賞馬グランアレグリア、皐月賞馬サートゥルナーリアはともにぶっつけで参戦するなど3歳重賞のあり方も変わってきているとは思いますが、今回上位だったレースの好走馬には注目した方が良いかもしれませんね。

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