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【チラ裏】チラ裏供養シリーズ② 対戦ゲームの環境批判を耳にして(ポケモンユナイト)

Pokémon UNITEである程度の時間を溶かす心積もりが出来てから自分の中でこのゲームへの向き合い方が変わってきたのを感じています。
唐突に何だと思うかもしれませんが、どんなゲームでもプレイ時間が200時間超えするあたりから共犯感情みたいなのがそのゲームに生まれて、公平な判断力を失うことがよくあります。※個人の感想です。
そうなってくると「クソゲー」とか運営批判とかの声が外野から聞こえても「まあそうだよな」という納得感だけじゃなくて、並行してある感情が芽生えてしまいます。それは「ユナイトの今日がどうあっても、結局のところ明日もユナイトをやるんだろうなピッピカチュウ」という諦観。
この“高み”、いやある意味“低み”に達すると、あとは出されたメシを黙々と食べるだけになってきます。
そうしてプレイ時間と共に舌が麻痺してくると、世間で痛烈な運営批判があったとしても対岸の火事のように思えてきちゃうのです。自分もプレイヤーという当事者の1人なのにね。謎の鈍感さを身に付けるのです。
こうしたスタンスこそ、ソロランクを回し続ける原動力にもなっているんでしょう。

この隔たりに気付いたのは、前月までのアブソル環境がきっかけでした。
変わる環境のなか、何も変わる事なく心穏やか?にランクマッチにキューインし続けていたのですが、ようつべの動画とかTwitterでアブソル環境の文句が多発してるのを目の当たりにしました。
Twitterで愚痴を書くくらいならごく自然なガス抜きと思いますが、tierランキングの解説動画というタイトルに扮して、その中に強いアブソル環境批判を織り交ぜた内容もあり…なかなか刺激的な活動家もいるもんだなと思いました。ちなみにその動画では「アブソル環境・アマハピ環境が嫌な人は声をあげていきましょう!」とまで喧伝してました。

さて、ここで極端な例え話をします。”出されたメシ”の話つながりってことで、街の定食屋を想像してみてください。そこで自分は出されたメシを黙って食べてたけど、隣の席の人は同じメシ食べながらその足でシェフの目の前まで行って、デカい声で文句を言ってるみたいな状況を考えてみてください。そして店内のお客さんに、「なあ…皆もこの店ってメシマズだと思うよなぁ!?という訳で、我々で批判の声を上げてプレッシャー与えることで料理の質を上げよう!」と触れて回っているんです。こわいね。こういうのは「お客様アンケート」みたいなクローズドな方法で思いを託すのが通例と思ってましたが時代は変わるんだなと思いました(てきとう)

極端な例えでしたが、プレイヤーの同情を煽るようなアプローチでの環境批判ってこれに似てる部分があるよねってちょっと考えてます。有利状況で集団戦を仕掛けようとしてるのかもなー?っていうことです。アンフェアさを感じる人もいますよねそりゃ。

まあ環境批判は善意でやってる人も多いと思うので良し悪しだと思います。たくさんの人間が時間を溶かしながら遊んでいるのでその営みを肯定するためにも熱心な意見が出るのも当然です。

ただ、ここだけの話で結局のところバランス調整は勝率をはじめとした統計情報で抜かりなくやってる説もあるので、啓蒙活動に意味はないのかもしれません。浦和レッズのサポーターがチームを思って暴れた結果としてフロントに迷惑が掛かっている具体的な悪例も思いついちゃいますね。浦和のような悲劇を生まないためにもレベルデザイナーの人には調整の手法をこっそり教えていただきたいものです。冗談です。その辺は教えるのって禁則事項ですよね。


そして話は変わりますが、大抵は対戦ゲームでこういう環境になるとお決まりの論争が発生してしまいます。それは「○○強すぎナーフしろ」論者と、「じゃあお前が使え」論者の激しいぶつかり合いです。

カードゲームとかだと、この論争は健全に成り立つと思うんですけどね。MOBAは若干の微妙さ・噛み合わなさが発生すると思います。なぜならMOBAにはアクション要素があるのでそのキャラ苦手だから使えない人にとって「じゃあお前が使え」というのは余りにもシビアな指摘だからです。カードゲームならその辺りの条件がフェアなので、「じゃあお前が使え」に対して「いや好みに合わないね もっと楽しい環境があるじゃろ」というキャッチボールがスムーズに進むと思います。これをスムーズとするかは個人差がありますが。

しかしPokémon UNITEではキャラ操作の巧拙が絡む事で、この論争はドッチボールになりがちです。「じゃあお前が使え」といって、「いや僕こいつの操作苦手だからトホホ…」と返され、「下手なのが悪いね引退してどうぞ」みたいな虚無。多くの“ちくちく言葉“を産んでしまうので、不健全な争いだなって思うんです。アブソル論争でも色んな人が傷ついてそうです。

僕はどうしたかというと、それでも溢れる好奇心には勝てませんでした。アブソルは本当に強すぎるのか…自分でも使いこなせるのか…。ユナイトプレイヤーの端くれとして、自分の可能性も含め実情を知っておきたいと思いました。
それを知るためにまずは触ってみて、アブソル環境の功罪を言語化することから始めようと。そう思いました。
その結果自分もアブソル環境が嫌いになっても「自分はアブソル使えるけど好みに合わない」側かそれとも「苦手で負けが込むからつまらん」側なのか、身をもって実感することもできます。


その偉大なる一歩を踏み出した結果がこちらでした。


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・・・アブソル環境終わってよかったね!バーカバーカ!

(この後頑張って勝率イーブンまで戻しました)


それでは皆さんも良い運営批判ライフを。

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