見出し画像

インドネシアのベテランペアが歴史を刻む

画像2

FRIDAY, MARCH 6, 2020
TEXT BY PREM KUMAR | BADMINTONPHOTO

Li Yongbo/Tian Bingyi組[中国]以来Yonex All England Openの男子ダブルスで3度優勝したペアはいません。

中国ペアは1987年、1988年、1991年に偉業を達成しました。韓国のHa Tae Kwonは、1997年にKang Kyung Jin、2000年と2002年にKim Dong Moonと異なったパートナーで3度の優勝をしました。

今年、インドネシアのベテラン選手Mohammad Ahsan/Hendra Setiawan組がバドミントン最古の種目で29年の沈黙を破るチャンスを持っています。世界チャンピオンに3度なったペアは2014年にバーミンガムアリーナ15,800人の観客の前で初めて表彰台の頂きに立ち、昨年は第6シードから再び表彰台に立ちました。

上手く立ち回り貴重なメダルを守ることが出来れば、歴史に名を残すことが出来ることを知りながら来週から挑戦をしていきます。

世界ランク2位のペアは、目の前にあるものに惑わされていません。

「Yonex All England Open 2020への準備はほぼ100%です。今は調子を整えるのとケガの回避を一番に考えています。」パートナーより3歳年上で35歳のSetiawanは最近、ジャカルタで行われた記者会見で話しました。

Ahsanは次のように加えました。「私たちの目的は試合を楽しむことです。優勝へのプレッシャーは感じていません。一歩ずつ進めていきます。」

画像1

[Li Yongbo/Tian Bingyi組は、All Englandで3度の優勝をした最後の男子ペアです。]

第2シードが勝利すると彼らは3度の優勝を成し遂げるだけでなく、1980年オープン大会となって以来、All Englandの男子で5番目の連続優勝したペアになります。

最後に連覇したのは同国の若いペアで、2017年と2018年に連覇し第1シードのMarcus Fernaldi Gideon/Kevin Sanjaya Sukamuljo組でした。

Ahsan/Setiawan組は2016年からの10回の対戦で同国のペアを倒していません。その上、合計13回の対戦でベテランペアが勝ちあがったのは2回だけです。

「これらの試合は高速だったために負けました。試合中にスピードを合わせることが出来ませんでした。ここ一番で彼らを打ち負かせることを願っています。」とAhsanは語りました。

彼らの戦術が上手くいけば、Ahsan/Setiawanが待ち望んでいた瞬間が間もなくイギリスのウェストミッドランズで訪れるでしょう。

しかし、その為には3月11日に行われる日本の古賀輝/齋藤太一組との緒戦で勝ち上がる必要があります。

#バドミントン #全英オープン #ワールドツアー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?