感傷を乗り越えて、MARINの復帰
WEDNESDAY, JANUARY 15, 2020
TEXT BY DEV SUKUMAR | BADMINTONPHOTO
彼女がコートに入る前のほんの一瞬、Carolina Marinは弱気になっているように見えました。
彼女はカーテンの隙間から第1コートのViktor AxelsenとLin Danの試合の終盤を見ていましたが、突如顔を曇らせました。
しかし彼女はすぐに落ち着きを取り戻し、まるで仕事に向かうように試合の顔になりました。数分後、DAIHATSU Indonesia Masters 2020でのNitchaon Jindapolとの緒戦のためにコートへ向い、群衆からの温かい歓迎を受けました。
「はい、それは特に彼女にとって感情的です。」とコーチであるFernando Rivasは試合前にJindapolとコートで打ち合った、と述べました。「ベトナムオープンのほうが感情的でした。扱いが大変でした。しかし、準備は出来ていると思います。」
1年前のこの会場で、Marinは右膝を思うように動かせなくなり精神的に落ち込みました。恐れていたことが確認されました。それはACL(前十字靭帯)の断裂で、選手生命を脅かすこともあるケガです。
それでも、5ヶ月で驚異的な復帰をし、フランスオープンでの決勝、デンマークとマレーシアでの準決勝進出の他に、中国オープンとサイードモディインターナショナルで優勝しました。
「月曜日に練習した時に、当たり前なのですが、あの事故から1年が経ったのだと感じました。」と後にMarinは言いました。「ええ、私は...再びここに来ることを恐れていなかったので、自分の感情に驚いています。私がここにいる理由の1つは、ここが大好きだからです。インドネシアが大好きです。ここにたくさんのファンがいて、私はホームのように感じています。そして、試合をする時に温もりを感じています。今日、Nitchaonに対して考えないといけないことは戦略なのですが。」
光のように速い動き、レーザーのように鋭いショット、さらに象徴的な叫び声と試合中での振る舞いすべてが負傷の前の状態に戻ったことを示しています。昨年のマレーシアマスターズ以来、Jindapolと試合をしていませんでした。それでも、自信があるのは明らかでした。わずか35分、21-13 21-15で片づけました。
Marinは自分の中で様々な感情が沸き起こっていたのを認めました。
「コートに足を踏み入れた時、自分が感傷に浸っているのを感じました。」と認めました。「第1ゲームの後半で、少し緊張していたので簡単なミスをしてしまいました。他のところでは自分を取り戻し、ゲームプランに集中しました。」
ここでやり残した事があります。昨年のSaina Nehwalとの決勝戦で彼女はリードしていながらも棄権しました。今大会はなんとしても優勝したいと思っています。
「ここで勝ちたい。去年に怪我をした時に欲しかったものです。復帰ことを自分自身に示したいのです。本当に良いパフォーマンスであり、すべての準備が整っていることを示したかったのです。明日は(Nozomi))Okuharaと対戦です。ベストを尽くしたいと思います。」
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