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全英前の劇的な数週間

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[でこぼこな道のりでしたがAll England 2020に辿り着きました。]

SATURDAY, MARCH 7, 2020
TEXT BY DEV SUKUMAR | BADMINTONPHOTO

第110回のYONEX All England Open 2020が来週の水曜日から始まります。しかし、今までの大会と同じくらい盛り上がってきているかあどうかは議論の余地があります。

COVID-19(コロナウイルス)の発生によって引き起こされた課題と、オリンピック予選期間のいくつかの大会中止を考えると、All Englandの重要性は増しています。

これらの大会を頼りにしていた選手は、バーミンガムでベストの状態にしようとさらに切迫を感じるでしょう。

好成績が必要な選手には、リオオリンピック女子ダブルスの金メダリスト、松友美佐紀/高橋礼華がいます。

ランキングの上位8位以内に入っている同国のペア(福島由紀/廣田彩花または松本麻佑/永原和可那)のどちらか一組を追い抜く必要があります。他にも同じような計算をしている選手がいるでしょう。

大会を引っ張っている他の選手にはPusarla V. Sindhu[インド]、Carolina Marin[スペイン]、Viktor Axelsen[デンマーク]、Chou Tien Chen[台湾]、Chen Yu Fei[中国]、Marcus Fernaldi Gideon/Kevin Sanjaya Sukamuljo組[インドネシア]、Zheng Si Wei/Huang Ya Qiong組[中国]がいます。

Chirag Shetty/Satwiksairaj Rankireddy組、Attri Manu/Reddy B. Sumeeth組(男子ダブルス)やHS Prannoy、Sameer Verma、Sourabh Verma(男子シングルス)とインドの選手に棄権も出ています。

「誰もがCOVID-19の感染を心配しています。イギリスでは、感染者の数は90人に達しているため、懸念事項です。また、利用者が多いドバイ空港を経由しなければならないのも不安の一つです。」とChiragは昨日メディアに話しました。

大陸での団体選手権が開催されたため、2月に開催されたHSBC BWFワールドツアーへはほとんどの選手が参加しませんでした。

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[Lin Dan(中国)がAll Englandで最後に優勝したのは2016年]

ドイツオープンの中止により、All Englandは彼らの調子を測る場にもなります。これは特にフィリピン政府が特定の国からの訪問者に14日間の検疫を課したため、アジア選手権の団体戦を放棄しなければならなかった中国と香港に当てはまります。

中国チームは2月中旬にイギリスに到着し、ワールドツアーのヨーロッパ大会に備えていました。All Englandには万全の状態で臨むことが出来るでしょう。

昨年のインドネシアオープンで負傷して以来、ベストな状態とは言えない前回王者のShi Yu Qi[中国]は以前に優勝という良い結果が出た舞台で勝っていた時の調子を取り戻せることを望んでいるでしょう。

交通事故からまだ回復していない彼の偉大なライバル桃田賢斗の不参加は勝ち上がりに影響が出るでしょう。

多くの名のある選手がいる中で、唯一無二の存在であるLin Danへは特別な注目が集まっています。伝説の選手は6回の優勝などAll Englandで多くの記録を持っています。これが彼にとって最後のAll Englandになるのでしょうか?

非常に興味深いことに、Lin Danは緒戦で3度世界ジュニアチャンピオンになったKunlavut Vitidsarn[タイ]と対戦します。

Vitidsarnの他に、新進気鋭の選手にLakshya Sen[インド]がいます。All Englandのデビュー戦では香港オープンで優勝したLee Cheuk Yiu[香港]と対戦し、女子シングルスのAn Se Young[韓国]、Phittayaporn Chaiwan[タイ]、Wang Zhi Yi[中国]、Kim Ga Eun[韓国]のような存在になるかもしれません。

#バドミントン #全英オープン #ワールドツアー

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