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ELLIS/SMITH組の祝勝:全英

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FRIDAY, MARCH 13, 2020
TEXT BY DEV SUKUMAR | BADMINTONPHOTO

YONEX All England 2020でのMarcus Ellis/Lauren Smith組[イギリス]の快進撃は、Tang Chun Man/Tse Ying Suet組[香港]に準々決勝で3度のマッチポイントを奪われながらの劇的な勝利をあげたことでまだ続いています。

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[Lauren Smithは攻めと守りどちらも活躍しました。]

2人にとって最初のトップツアー準決勝は、彼らが子供の頃から見てきた大会になりました。

第1、2ゲームは無我夢中でした。香港ペアは第1ゲームを 26-24 で奪いました。第2ゲームも接戦で、終盤にTang/Tse組が引き離し3回のマッチポイントがありました。

Lauren Smithが覚醒

Smithの見事な守りと判断が状況を逆転させ、イギリスペアが第2ゲームをものにしたファイナルゲームは流れが変わり、試合は 24-26 22-20 21-11 で決着しました。

Smith「信じられない。言葉にならない。この国のバドミントン選手は子供の頃にここに来て憧れの選手を見つけ、週末にここで試合をすることを夢にみます。これは私の最初の(トップツアーでの)準決勝でもあり、夢が叶った素晴らしい場所です。とても嬉しく、興奮しています。」

「どんな状況であっても、私たちは常に全てのポイントを獲りにいきます。第2ゲームが終わった時に相手が疲れていると感じました。ファイナルゲームを勝つための体力と気力が私たちには残っていたので最後まで力を振り絞ってプレイしました。全てのラリーを全力でプレイしましたが最後の最後で試合が落ち着いたので張りつめていた気を緩めました。」

Ellisは男子ダブルスでは準決勝進出を果たせませんでした。Chris Langridge[イギリス]との試合でロシアのVladimir Ivanov/Ivan Sozonov組に 21-18 11-21 21-8 で敗退しました。

Match of the Day

今日もナイスゲームがたくさんありましたが、その中の1つPraveen Jordan/Melati Daeva Oktavianti組[インドネシア]と第2シードのWang Yi Lyu/Huang Dong Ping[中国]が 15-21 21-19 21-19 と特に激しい試合でした。

インドネシアペアは第1ゲームを落とし、第2ゲームも 10-18 としていました。追い込まれたJordan/Oktavianti組はここから開き直りました。Jordanの後ろからの猛烈な攻撃と待ち構えているOktaviantiのフィニッシュショットで中国ペアの連携は機能しなくなりました。そしてインドネシアペアは最後の12ポイントのうち11ポイントを手にして試合を終わらせました。ファイナルゲームも手を緩めず、Jordan/Oktavianti組は72分で勝利を収めるまで勢いを維持しました。

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[Melati Daeva Oktavianti。]

Talking Point

Carolina Marin「やるべき事に集中していました。第2ゲームのスコアからそれが分かります。楽しむことが出来ました。ご覧のとおり、ポイントを失っても笑顔でした。今日は素晴らしかった、ただ楽しむことが出来ました。この気持ちは本当に重要であり、続けなければなりません。」-山口茜を 21-15 21-12 で倒した後で

その他の結果

奥原希望は世界選手権の決勝で 21-7 21-7 の屈辱的な負けを喫したPusarla V Sindhu[インド]に今日の準決勝で 12-12 21-15 21-13 と勝利しました。

台湾のWang Chi-Lin/Lee Yang組は自身初のSuper1000の準決勝で 18-21 21-18 21-14 とLiu Cheng/Huang Kai Xiang組[中国]に勝ちました。
男子シングルスの準決勝は第1シードのChou Tien Chen[台湾]対 Anders Antonsen[デンマーク]と第2シードのViktor Axelsen[デンマーク]対 Lee Zii Jia[マレーシア]となりました。Antonsenは同国のRasmus Gemkeを 21-10 21-13 で倒し、AxelsenはShi Yu Qi[中国]に対して終始優位に試合を進め 21-15 21-7 でした。

結果の詳細はこちら

#バドミントン #全英オープン #ワールドツアー

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