弁明文~今、紐解かれし一刻舞台~

如月の暦もあと数日で終止符を打たれる今日この頃
ファンの方からとある一報が届いた。
それはダブルヒガシさんがPodcastで
我々の名前を挙げていたという内容だった。
それは月初めにまで遡る。
月初めに行われた粗削り中の粗削りネタが終結…
もとい。集結した1分ネタの祭典。
その名も”1 minutes show”(以下、ワンミニッツと表記)
舞台出番の少ない我々も当然出させていただいた。
そのライブには毎回豪華なゲストさんが
MCを務めてくださっている。
ヒューマン中村さん、COWCOWさん、フースーヤさん…
挙げればキリがない。
そして今月頭のMCを担当されたのが
ヘンダーソンさんと前述のダブルヒガシさんだ。
(本当に余談だが、一瞬だけダブルヒガシの大東さんに
顔が似ていると言われたことがあります)

それはさておき、本題に戻ろう。
そのダブルヒガシさんが毎週日曜に配信されている
「はちくちダブルヒガシ」というPodcastがある。
その配信の#42で『Åにパフェ』という回が2月19日に更新された。
百聞は一見に如かず…いいや。一聴に如かず。
皆様もお時間のある時に拝聴されたし候。
度々話が脱線して申し訳ないが、話を戻そう。
この『Åにパフェ』というタイトルにもあるように
明らかに我々のコンビ『Å』(読み方略)について
話題にしてくださっていることが分かる。
(だって他に見たことないもん)

『タイトルにもしてくださってるから、これはぜひとも聴かねば!』
と期待に胸を膨らませ、通信制限の上に自宅のWi-Fiが潰れている中、
急いで近所のジョイフルに向かい、Wi-Fiを借り、適当に食事を注文し、
安物のワイヤレスイヤホンが壊れているので、
仕方なく有線のイヤホンを携帯に差し込み、両耳に装着し、
あいにくPodcastがインストールされてなかったので、
Amazon prime videoを開き、
再生ボタンをゆっくりと押して配信を拝聴した。
内容は腹部が捻じれて腸がソーセージにでもなるのではないか
いいやソーセージって肉詰められてるんかーい!
と言わんばかりに大爆笑させていただきました。
(冗談抜きで大爆笑でした)
しかも、我々コンビのことを思っていた以上に話題に挙げていただき
おイジりになられててまさに感動の極みであった。
当然ながら感謝感激雨上がり決…
失敬…雨あられなのだが
いくつか弁明(という名の言い訳)をしなければならない点が存在したため
生意気ながらこのnoteに書き記していきたいと思います。
(誰得なん?)

※ここから先はネタバレになります。
 まだ配信を聴いていない方は
 こんなくだらないnoteなんて閉じて
 配信をお聴きのうえ、再度読むことをおすすめします。
 あとここから先めっちゃ長文なので悪しからず。

さてと、注意書きもしたし
これで何か言われることはないだろう
と油断していると何か言われるんだよなぁ。
ま、そんなことはとりあえずほっといて先に進みましょう。
(ちなみにまだ本題に入っていません…)

話を再度戻し、順を追って
配信の内容をさらって弁明(という名の言い訳)が
必要な箇所を挙げていこう。

●『Å…あいつら一番ヤバかったな…』
まずはこちらだが、これは弁明の余地もない。
正確に言うと我々よりヤバい芸人は
あと数組いるのだが、今回のワンミニッツに関しては
体感だが我々が一番ヤバかったと思う。

●『相方がボケて意味分からんタイミングでバーンと頭を叩いた』
続いてこちら。このときの気持ちは鮮明に覚えている。
話せば長くなるのだが、結論から言えば
『早く下がれ!』という意味で頭を叩いたのである。
我々は平場で後輩を巻き込んで団体芸をするつもりだったが
その後輩も一芸を披露する予定だったのようで
結局やりたいことも頼めずに困っていた。
そんなこんなで平場の出番になり焦ってた折、
ふと横を見ると相方が手を挙げているではないか。
『何をするんだ?何も決めていないぞ!』と思いながら
恐る恐る前に出て相方が話し始めたのだがなぜか聞き取れない。
一瞬、我が耳を疑い三半規管から蝸牛からすべて研ぎ澄ませて
聞く努力をしたがやはり聞き取れない。
そのときに私は思った。『こいつ…見切り発車だ!』
しかしそう思ったころには時すでに遅し。
全セリフボロ噛み。とても見るに堪えなかった。
ゲストMCの方々の総ツッコミでなんとか笑いになり
もう十分だろと思っていて下がろうとしたらまだ話していやがる!
確かに前に出ることは重要だ。
しかし、見切り発車ほど迷惑のかかるものはない。
『粘ってももう何も出ねぇだろ!早く下がれや!』
そう思った次の瞬間、気がづいたら不自然なタイミングで
相方の頭を叩いていたのだ。これが真相である。

●『僕の頭叩いてください…』
続いてこちら。これはネタ中の自分のセリフなのだが
このセリフについてもそれはそれは壮絶な裏話がある。
ダブルヒガシさんも『頭叩くだけでそれで終わり』
とおっしゃっていたがそれもそのはず。
なぜならこのセリフは出番数分前に思いついたのだから。
おおまかなネタの内容としては
綱引きの先端に人質と亀甲縛りされた変態がいるという
シンプルなものだった。
しかし私は思った。せっかくの亀甲縛りだからもうちょっと
SMチックな要素がいるのではないか。
ふと舞台袖で思ったのだ。
そこで頭をフル回転させ、ほんの数秒で
『そうだ!ムチだ!』という答えにたどり着いた。
そうと決まれば早くムチを調達せねば。
しかし、あいにくムチの類のものは持ち合わせてないし
本番直前でスタンバイしてるのもあり自由に行動もできない。
と諦めかけてたその時、手元を見れば黒いタオルがあるではないか。
本来はネタ中に相方の目隠し用として使うつもりだったが
諸事情により使わなかったものである。
『これ…ムチに見えんじゃね?』となんとまぁ浅はかな気持ちで
その場のノリと勢いでタオルを細く折り畳み、ムチに見立てたのだが
冷静になって考えれば、全然ムチに見えないし
そんでもって舞台上明るいから、普通にタオルに見えるじゃん
ということに今気づいたのであった。。。
当然ウケることもなく、MCの方々…
特にダブルヒガシさんには多大な迷惑をおかけしてしまった。
この場を借りて深くお詫び申し上げます。
とにもかくにもこれが真相である。
ちなみに舞台袖で相方にこのセリフを入れるか入れまいかで
少し揉めたのは今となっては昔の話である。

●『誰が笑うねん。意味が分からん。』
最後はこちら。これは我々のネタに対する総括である。
これも弁明の余地はない。
なぜなら我々も『なんじゃこのネタ…』と
松田優作ばりに思っていたのだから。
というのもこのワンミニッツは
『斬新な笑い』をコンセプトに掲げているため
普通のネタを披露するのは暗黙の了解で
自粛ムード(?)となっている。
しかしどうやって『斬新な笑い』が生み出されるのか…
試行錯誤の末、導き出した答えは『深夜テンション』だ。
そう。あの『深夜テンション』だ。それ以上でもそれ以下でもない。
誰しも一度は経験あると思うが
深夜(特に2時を過ぎたあたり)に『これおもろいんじゃね?』
と思いついて、死ぬ程笑ったことが
夜が明けて昼間に思い返すとクソつまらなくなるあの現象。
そう。つまり我々(ていうかほぼ自分)はワンミニッツのネタを
その『深夜テンション』に身を任せて作っているのだ。
だから我々のワンミニッツでのネタは
午前11時から夜20時の間はまともに見てはいけないのだ。
まともに見て、意味を考え出すとポカンとしてしまう。
だからこのnoteを読んでくれた方々も
もし次回のワンミニッツを観に来られる機会があれば
何も考えずに『深夜テンション』になったつもりで
観ていただければとても助かります。
是非とも温かい目で観ていただきたい。これが真相である。
あと余談だが、今回のワンミニッツのネタは
本番前日まで相方にネタの全貌は伝えていなかったのである。
相方は劇場に向かう道中も「本当に大丈夫なん?」と
何度も私に尋ねたが、私は「大丈夫!お前セリフないから!」
と言って誤魔化していた。今度はちゃんと伝えときます。。。

さてと話がだいぶ脱線して
現在の文字数を見たら、3000文字を超えていた。
(こんなnote誰が読むんだ?)

最後にヘンダーソンさん。我々のネタの協力の依頼に
快く承諾していただき誠にありがとうございました。

そして、ダブルヒガシさん。
配信で名前を挙げていただき誠にありがとうございました。

そして何よりもご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。

Q.E.D. 証明終了

(原文ママ)

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