VIVA LA ROCK 2021ユニゾンレポ


ユニゾンが少し遅れた春を連れてきて、新しいページをこれから生きていこうと言ってくれているような、そんなステージでした。

もちろんこれは彼らのステージを見た私の解釈で、彼らは私たちに手を差し伸べるなんて生易しいことはしないロックバンドであることは重々理解しているのですが。

それでも、新しい季節が、去年とはきっと違う、新しいものになるように、彼らは春が来てぼくらをラストの曲に選んでくれたんじゃないかと、そんなことを考えずにはいられない、素敵なセットリスト、素敵なパフォーマンスでした。


5/2(日)、VIVA LA ROCK の二日目。
緊急事態宣言下での開催、前日のあれこれもあって緊張感漂う(私が勝手に緊張していただけかもしれない)中で迎えたこの日。
結論としては本当に本当に、行ってよかった。
話に聞いてたよりも場所取りやその他マナーもずっと良くて、前日の情報はガセネタを掴まされていただけなのでは?と思うほど。
何より、マナーの良くないユニクラの方を見つけてしまうことがなくて本当に安心しました。

お昼頃に到着して、まずは前方スタンディング(場所指定)が当たっていたBIGMAMA、その後休憩を挟んで、indigo la End、フレデリック、クリープハイプ、My Hair is Badと怒涛の超絶バンドラッシュ。
これ一万円っていいのか???という毎度おなじみの感想を抱きつつ、ユニゾンを待つ。
ちなみに、私はフレデリックから見たいバンドがUltra Stageで続いていたので、そちら側でずっと楽しませていただいていたら、まさかのユニゾンが始まる頃にはアリーナ自由席の最前列に…!
マイヘアのステージが終わったあと、最前列の席を譲ってくださったマイヘアファンのお姉さん、本当にありがとうございます。

話は戻りユニゾンのステージ。
楽器調整でたかおが何やらマイク通して指示を出していました。
暗かったけどうっすら斎藤さんも見えました(服の色間違えてTwitterでツイートしてしまった件、本当にすみません…)

0.オープニング
開始の合図はいつも通り絵の具。
そこからゴリッゴリの3人のセッション!!
ドラムが鳴った瞬間の興奮が忘れられない。
この瞬間が見られただけでも今日来た甲斐があった…これが動画として後世に残らないのめちゃくちゃ勿体無い何かの形で世に残らないかな、、

1.天国と地獄

本日も仕上がりバッチリ、天国と地獄。
一曲目から会場のテンション最高潮。
フレッシュトメィト〜の発音で何度でも私は恋に落ちる😌
この曲本当にめちゃくちゃかっこ良かったし、フェスってワンマンとは違って、ユニゾンファン以外の来場者への存在顕示という側面が含まれているのかな、と思うのだけど、もうゴリッゴリに存在感見せつけてました、もちろんユニクラの私も彼らの存在感に完敗…

2.シュガーソングとビターステップ
来ましたずっと聴きたかったシュガビタ!この曲を聴きたくてこのフェスへの参加を決めたと言っても過言ではないというぐらい待ってた一曲だったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。
(お蔵に入ってたと思ってたあの曲もやってくれるの?!だったon the Seat、normalのセトリもめちゃくちゃ好きなんですが、ユニゾンファンとして一度はシュガビタを生で聴きたかったので感無量)

会場全体の待ってたぞ、、、!という空気が私にまでひしひしと伝わってきました。
なんやかんや王道は正義。これテストに出ます。

フェスだからシュガビタをやるのは当然のこと、と言ってしまってはそれまでなのですが、私は、あの3人は会場に向けて、こんな状況の中でも私たちが、そして音楽が「死ねない理由をそこに映し出せ!」と高らかに歌い放ったんじゃないかと至極勝手な解釈をして感極まってしまいました。
この歌詞、大サビでは死ねない理由、が生きてく理由に変わっていくのが最高ですよね。
音楽を鳴らし続けるという彼らの存在証明を今日も目撃できて、とても幸せな1日でした。

長くなりましたサクサクいきましょう。

3.桜のあと
これはもう理屈抜きにめちゃくちゃに楽しかった!!!
飛び跳ね続けてたら足と両腕が死にました。翌日昼まで起き上がれなかったです😌
ユニゾンが掲げるアンチ一体感至上主義には私も大きく共感するし、そんなユニゾンが私は大好きなのですが、ふと後ろを振り返ってみたら、フェスでたくさんの人たちが音楽を浴びて、声は出せずともめちゃくちゃ楽しそうな顔で盛り上がっていて。
こんなに大きな会場でたくさんの人が幸せを感じているのも、その幸せの発生の中心がユニゾンなのも、なんで素敵なことなんだろうと何だかいつもとは少しだけ矛盾した感想を抱いてしまいました。
ステージの大小や観客の人数と音楽の素晴らしさの間には関係はないけど、こんな大きなステージでたくさんの人を幸せにするユニゾンの姿は間違いなく素敵!!!
(解釈違いがあればほんとすみませんどうか刺さないでください、、、)

4.何かが変わりそう

この曲めちゃくちゃ好きだし入ってくれて嬉しかったんですが、深読み解釈オタクの私は帰り道ずっとこの曲が今回のラインナップに入った理由を考えてました。
今のところの私の結論は、「一人だけど独りじゃない」かなぁ。
何かが変わりそうで変わらない、そういう世界にいるけど、でも独りじゃない。いろんな難しさの中でも、自分たちはこの一瞬に音楽を奏でる、私はそう受け取ろうと思っています。(ここは是非みなさんの解釈があれば聞かせてください)

あと田淵のコーラスが最高でした。大サビの「何かが変わりそうな夜だ」のコーラスはなんだか彼の魂の熱が伝わってきた、、と勝手に解釈してしまうぐらい迫力がありました。
 
5.黄昏インザスパイ
あの、この曲がセトリ入りしたら私は泣くと事前予想の時にツイートしていたんですが、本当にただの号泣。さっきまで飛び跳ねていた20代女性はどこへ、、、5歳児かのようにシンプルな号泣をかましてしまいました。

この曲のメロディと歌詞の持つパワーはもう言わずもがな、ステージを照らすオレンジの照明が眩しくも優しくて、なんだかすごくあたたかい気持ちになりました。
サビ部分では、歌う斎藤さんがそのオレンジのままのピンスポで照らされていて、この世で起こっている事象とは思えないぐらいの尊さだった。
明日からも頑張ろう、私。

6.Phantom joke

黄昏の感動からPhantomの激流へ!!
なんて激しい展開、ほんと、好きです(直球)。

激流の流れに身を任せて楽しくなれる、まさにフェスにぴったりな曲。
斎藤さん今日もちゃんと高音歌えてましたよかった👏🏻👏🏻
貴雄の動きが相変わらず人間離れしたとんでもない動きでとんでもないクオリティのドラム叩いてました。
あれほんと、どういうことなんですかほんともう?あの数時間後にピクミンやってたPACAOさんはもしかして影武者?

7.スロウカーヴは打てない。

フェスの場でフェスへのアンチテーゼをぶっ放すバンドがどこにいる!!!

そうです彼らこそ我らが推しバンド、UNISON SQUARE GARDENです。

ロックフェスで"You may doubt Rock Festival"と高らかに歌い上げるとは、予想の斜め上のひねくれ加減、ほんと、これからもずっとついていきます。
ちなみにこの歌詞のコーラスで田淵が、顔をぐわっと上げていつものめちゃくちゃ怖い顔してたの最高of最高でした。最高すぎて語彙がない…

イントロかかった瞬間の、事情を知っているユニクラたち、の声にならない動揺の空気は、個人的にこの日の一番のハイライトでした😂

あと間奏ギターソロのアレンジがなんだか軽快で楽しかった!
さいたぶ向かい合って絡んでた気がする(雑な記憶)

こりゃ打てない。


8.君の瞳に恋してない

まだまだ畳み掛けてくるユニゾン!!
ここまで暴れ方控えめ??フェスだから?と思っていたのですが、ここに来て田淵怒涛の暴れっぷりでした👏🏻👏🏻
間奏はいつものさいたぶコーナーかと思いきや、2人が貴雄のもとに駆け寄り、3人で内側向いてのセッション!!!尊さここに極まれり😌
その後いつものように(?)田淵が上手の端に放浪→サビコーラスのために斎藤の後ろ駆け抜けて戻るの流れだったのですが、田淵が駆け抜けるタイミングで斎藤さん「田淵絡んでくるかな?」と思い後ろ振り返る→田淵斎藤さんに気づかず戻っちゃったので斎藤さんがそのまま華麗にターンするの流れがめちゃくちゃ可愛くて最高でした🥰

9.春が来てぼくら

個人的に、今年はもやもやすることが本当に多い春だったのですが、ユニゾンのこの曲が、そんな私の手を引いて新しいページに向かって行ってくれている、そんな都合のいいイメージが私の中を駆け巡って、ああこの場に来たからには、彼らのステージを目に焼きつけたからには、明日からも私は全力で人生を楽しまなければと、そんなことを考えながらこの曲を聴いていました。

MCでバンド名しか言わなくても、音楽で何かを伝えてくれるユニゾンが、これからもきっとずっと大好きです。

ありがとうUNISON SQUARE GARDEN、ありがとうVIVA LA ROCK2021。
とはいえこのフェスはまだ続いていますし、何よりも今回は、家に帰ってから2週間経つまでがVIVA LA ROCKだという気持ちを忘れず、過ごしていきたいと思います。

では、また次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?