【ネタバレなし】Patrick Vegeeを喰らってきた話

ただいま10/8宇都宮公演終わりの興奮の最中にいます。この興奮をツイートしたい気持ちをネタバレの観点から抑えてnoteに向かっておりますありーです(noteでも結局ネタバレしませんが)。

と、いうことで行ってきましたパトベジ。宇都宮公演直後にもツイートしましたが、本当にとんでもないものを見てしまったし、UNISON SQUARE GARDENは今、とんでもないフェーズまで来ているんだということを目撃してしまった、そんなライブでした。

いや、彼らの演奏や歌のクオリティが高いこともライブが最高だってことももちろん知ってたんですけどね??
でも、なんというかもうpatrick vegeeの世界観を完成させる力が半端ではなかった。それはセトリおじさんの功績はもちろん、3人の音楽のがめちゃくちゃ高次元な場所で、それぞれ渦巻きながらもしっかり噛み合ってるから、だからこそこのツアーはこんな大変なことになってるんだと思う。

そもそも音楽って、人の元に届くようになるまで相当大変だと思うんですよ。それは曲作りや、演奏の練習って意味でももちろんだけど、人の心にしっかり届くところまでクオリティを高めて、細部にまでこだわって、曲の世界を伝える演奏が生でちゃんとできるってすごいことだなって。
それを一曲一曲当たり前に、しっかり完成させてきて、わたしたちが思わず笑ったり踊ったり泣いたりしちゃう世界観を見せてくれるUNISON SQUARE GARDENはやっぱり最強だなって、そんな風に感じたライブでした。

話が逸れました。
直近のユニゾンワンマンは、Spring Spring Spring revivalと、Cider Road revivalという二つのリバイバルツアーが行われていて。
どちらもコロナ禍でもライブに行くモチベーションを切らさず楽しく見られるものを、という彼らの意趣が感じられるとっても素敵なものだったし、昔の曲のみで既にセットリストが決まっている中で、今の自分たちに何ができるのかという彼らの挑戦心と、そのハードルを悠々と超えていく姿がめちゃくちゃかっこいいライブだったのですが。が。が。

そういった、曲目や構成の制約を取り払って、最新最強の手札で、そして圧倒的実力でゴリゴリに攻めてくるUNISON SQUARE GARDENは半端ではなかった。
アルバムツアー、やはり良いぞ。

私にとっては初めてのユニゾンアルバムツアー。
ユニクラになる覚悟を決めた2020年7月のオンラインライブの日。
アルバム出ます発表を斎藤さんの口から聞いたあの日に、配信でもこんなにとんでもないものを見せてくれる彼らが、アルバムを引っさげて全国を駆け抜けるツアーってどんなことになってるんだろうとすっごくワクワクした気持ちになったと共に、ロックバンドの全国ツアーがちゃんとできる世の中は来るのかな、このアルバムのツアー、ちゃんとあるのかな、という不安と諦めに近い気持ちを覚えた記憶が今でも残っていて。

あれから一年と少し、ユニゾンは全国20公演を駆け抜けるPatrick Vegeeツアーに乗り出して。
ステージ上の3人は、それはもう私が生きていく理由を映し出してくれているかのようで(シュガビタの受け売り)。
ロックバンドの存在理由がアルバムを作ってツアーをやることであるのと同じように、私の生きてく理由の一つは間違いなくこの音楽があるから、この人たちの音楽が、楽しく生きてこうな、って私に語り続けるからだな、と確信した、とても素敵な時間でした。
ユニゾンのツアーはどれも最高なのは当然なんだけど、なんというかアルバムツアーは特別なものなんだなってなんとなくそんなことを帰り道に考えてました。

最後に、完全に蛇足かつ余計なお世話なのですが。
この目撃という言葉がとてつもなく似合う、UNISON SQUARE GARDENのPatrick Vegee ツアー。それぞれの状況や世の中の情勢や一人一人の信条、守るものももちろんあって、一概には言えないのは理解しております。
が、それでも状況や環境がもし許せば、ぜひこの公演を多くの人に目撃してほしい。これから行く予定の人は、ネタバレもレポも見る前に目撃してほしい。
今のUNISON SQUARE GARDEN、本当にすごいことになっているので。

現場からは以上です。UNISON SQUARE GARDENが無事、このツアーを完走できますように。

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