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劇団四季ミュージカル赤毛のアンご招待いただきました【2024/12/7公演観劇】



もう毎度ありがたい限りなのですが、昨年の師走に赤毛のアンのミュージカルにご招待いただきました!
年末年始に体調を崩していたためレポまですっかり時間がかかってしまいました。

赤毛のアンに関して、やはり予備知識があまりないままの観劇となりましたが、赤毛のアンの時代背景や取り巻いている環境に驚きました。
深く考え気づくと悲観してしまいそうな境遇の中、明るくひたむきに堂々としているアンがすごく美しくてかっこよかったです。力強さに救われる・・・

なんなんだこのコミュニティ??って思うシーンや会話も描き出されているので、小さいお子さんや育った環境などによっては個人的な感情が湧いてくるかもしれません。
実は私は両親と折り合いが悪いというか・・・いわゆる毒親で、若輩者は言いなりにしたい、孫をペット化したい、というような者たちのため社会的良識として距離をとっているという家庭環境出身なので「うっ!」となるシーンが結構ありました。無責任すぎない?と思うような大人がいる中で、優しい心を押し殺して生活している大人もいて。
しかしだからこそかな、アンの堂々とした気概や自信、思い切り怒り、思い切り委ねる強さに惹かれましたね。そしてアンと心から家族になったマリラさんにも。
マリラさんが少しずつ、自信の価値観を少しずつ変えながらアンに寄り添っていき家族になっていったの美しすぎましたね。


私は個人的に劇団四季さんの舞台の全てに共通している魅力を感じているのが「血のつながりを妄信せず、真心や信心に血縁を絡めないこと」なのです。
血のつながりこそが最上の愛示す理由になりうる、みたいなのに懐疑的なんですよ。血の繋がりあっても真心伝わらないことがある、血のつながりに期待できない者、血のつながりに縛られたくない者にもグッとくる温かく強く直向きな境地を教えてくれるから。

種族すら超えてカモメを子育てするオスネコが主人公の「カモメに飛ぶことを教えたネコ」が大好きなのはそういうとこ。


アイスクリームに対する感動も、ただ美味しいものとしてでなく、豊かさとの出会いの象徴みたいなものなんだろうなって感じました。おやつ、とかでなく、かけがえのない豊かさとの出会い。

2024年師走の体調不良や年賀状仕舞いの風潮もあっておとなしく過ごしましたが、今年は調子良さそうだなって感じていますよ。
赤毛のアンに学んだ気概、堂々と過ごすことですね。


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YADAYUMIKO
迷路をテーマにしたアートグラフィックの制作を中心に活動中。イラストレーション、キャラクター、ロゴデザインなど幅広く手がけています。