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G1クライマックス34〜勝負の分け目はどこになる?〜

はじめまして

新日本プロレス札幌大会にてG1クライマックスのストレートでの出場者18名、そして12人の予選参加選手が発表されました。

そこで何故彼が通過して彼が予選からなのかという声がおそらく出ているのかなあと思うので自分なりにその理由を考察していきたいなと思います。

他にも色々な要因があると思うのでパッと考えられるものという所でいきましょう


ストレートでの出場者 Aブロック編

1.海野翔太

アメリカ大会にてジョンモクスリーに挑戦した海野
NJCやタイトルマッチでの結果は思ったようにうまくいっていない現状ではありますがタイトル戦線に絡み続け、直近でIWGP世界ヘビー級王座に挑戦をしているという実績が重要視されたのでしょう
IWGPに挑むという事は重く見られるとこの事から考察されますね

2.内藤哲也

説明不要でしょう。前IWGP世界ヘビー級王者であり来月のForbidden Doorにて再度ジョンモクスリーに挑む事が理由のひとつであると考えられます

3.鷹木信悟

彼に関しては年始でNEVER無差別級王者を戴冠し、EVIL相手に取り返し(HENAREに奪われたものの)上半期はNEVER戦線の顔として活躍し、ウェンブリーでのALL INでのAEW世界王座への挑戦権を賭けたオーウェンハート杯への出場も決まっている彼はストレートで出ても何も文句は出ないでしょう

4.SANADA

去年から今年のイッテンヨンまでIWGP世界ヘビー級王者として戦った彼を予選から入らせるのは有り得ないでしょう
惜しくもフィンレーに敗れたもののコンディションの良さを見せつけた彼の夏に期待ですね

5.グレート-O-カーン

オーカーンに関しては戦績としてNJCは初戦敗退、IWGPもなしとこれまでの事例と比較すると強い理由は少ないかもしれませんが彼は"地方創生"をテーマにKOPWを彼自身の色に染め、加えて一度は離れたその王座もドミニオンで取り返しています。
タイトルホルダーとして臨むG1クライマックス、そんな彼が予選からのエントリーとなるとKOPWは"その程度の王座"としか見られてないと受け取られかねません

6.ザックセイバーJr

彼もNJCでは成田蓮に敗北をしたものの棚橋弘至、ブライアンダニエルソン、マットリドルと多くの強敵をシングルマッチで打ち破ってきました。
また昨年は無敵のTV王者としてとんでもないペースで防衛を重ねてきた実績を踏まえると彼の予選スタートも考えにくいでしょう

7.ゲイブキッド

現NJPW STRONG無差別級王者であり、直近ではGHCヘビー級王座にも挑戦したゲイブ
あの一時は三冠王にもなったエディを打ち破り、タイトルホルダーとなった彼も同じく予選スタートは考えられないですね
NJCでも鷹木信悟に敗れたもののカラムニューマン相手に圧倒的な差を見せつけて完勝を収めたこともこの結果に繋がっているでしょう

8.ジェイクリー

ジェイクに関してはALL TOGETHERで内藤哲也に敗れた事もあり、結果としてはそこまで強いインパクトを残しているかは個人差が分かれるでしょう
しかし彼は昨年のノアヘビー級戦線の中心人物として拳王に王座を取られるまではGHCヘビー級王者として多くのノアの中心選手を退け、N-1 VICTORYでは当該対戦成績で脱落もトップクラスの成績を残し、GHCの挑戦者決定戦に負けた後も内藤哲也の対角に立つと間違いなく大きなインパクトを残してきました。
"最高王座に挑戦する"事を要因として考えるのであれば最高王座を保持していた事はかなり大きな評価材料となるでしょう

9.EVIL

EVILに関してはドミニオンてIWGPに挑戦、そして年始からNEVER戦線で中心人物となり、NJCでも鷹木信悟を下し、辻陽太に敗れるまでは勝ち残り続けました。
そんな彼も同じく予選からの出場はよほど彼が嫌いな人でも言いにくいのではないのかなと思います


ストレートでの出場者 Bブロック編

1.後藤洋央紀

エルファンタズモに関してはトーナメント参加者と比較して考える要素があるためここでは最後に回します。
後藤洋央紀は昨年まではシングル戦線での活躍が少なく、主に毘沙門としてタッグ戦線を中心に戦っていました。
昨年のG1クライマックスでは負け越した彼が何故今回入れたのか
それはやはりNJCでの準優勝でしょう
フィンレーの欠場で試合数が少なかったというアドバンテージがあったとはいえ辻陽太をも上回る支持を得た長岡決戦のインパクトは非常に大きいものでした。
そこが他のタッグ戦線の選手達との違いであると思われます

2.辻陽太

NJC優勝、そしてIWGP挑戦と申し分無しでしょう
彼を予選スタートにしたら本戦ストレート出場者が片手くらいしかいなくなります

3.上村優也

髪切り戦敗北、NJC初戦敗退もIWGPタッグ挑戦、NEVER無差別級王座挑戦にKOPW戴冠と常に話題になり続けシングル戦線でも結果を残してきた上村
G1クライマックス自体は初出場ですが彼もストレートに出ること自体は文句は出ない方だと思われますね

4.ジェフコブ

現NJPW WORLD TV王者の彼はタイトルホルダーとして15分の戦いから倍増の30分の戦いに臨む事に何も問題はないでしょう
ザックから戴冠、2度の防衛を果たした史上初のKING OF TV(ROH&NJPW TV王者)も文句なしのストレート出場と考えております

5.HENARE

本日NEVER無差別級王者となったHENARE
彼がこの上半期、マナを見せ続けた戦いを見て君は予選からね。なんてのは酷でしょう
ゲイブとの死闘に大阪での命を投げ捨てても仲間の盾になり、矛としてWar Dogsを突き刺し続け限界まで自らを救ってくれたオスプレイを勝利で送り出そうと奮戦する姿&鷹木信悟とのNEVER無差別級王座戦での引き分けがストレート出場を手繰り寄せたと考えます。

6.デビッドフィンレー

説明不要ですね
NJCは療養のため欠場となりましたが大阪での無双っぷり、そして初代並びに第3代グローバル王者として文句なしの選出でしょう

7.成田蓮

おそらくパッと考えた時に一番文句を言われそうなのがこの成田と次のTAKESHITAでしょう。
成田に関しては海野と同様にIWGPへの挑戦を直近でしていること
そして彼はNJCでタイチとザック、アメリカでは鈴木みのるを倒しているんですよ
シングルの戦績だけで考えれば彼の勢いは文句なしでしょう
何よりどんたくの地でモクスリー相手にテーブルクラッシュもありながら向かって行った事がストレート出場の要因となるでしょう

8.KONOSUKE TAKESHITA

DDTでは竹下幸之介のリングネームで活躍し、AEWでは同名義でウィルオスプレイ、カイルフレッチャー、パワーハウスホブス、トレントバレッタと共にドンキャリスファミリーで暴れるTAKESHITA
ここで彼が去年からシングルマッチをしてきた選手の一例をあげますね

ケニーオメガ(W) MAO(W) クリスジェリコ(L) ダービーアリン(W) 土井成樹(W) クリスジェリコ(W) ウィルオスプレイ(L) スワーヴストリックランド(L) 鈴木みのる(W) ジョンモクスリー(L) 

とんでもないじゃないですか
この面々にこれだけやれてる選手がG1に出るんですよ
こんなに勝ってきた選手が予選からになる訳ないじゃないですか

9.エルファンタズモ

ELPに関しては正直分からないなっていうのが個人的な思いです。
NJCが2回戦敗退、G1も負け越しでシングル戦線もあまり参入していない事を考えると後述するタイチや石井、オーエンズやKENTAにYOSHI-HASHIと比べるとどこが彼が選ばれる要因になったのかというのが読みにくいんですよね
本来であれば彼のパートナー(昨年度G1決勝トーナメント進出)がそこにいたのかもしれないのかなと少しだけ思ってしまいました

予選トーナメント出場者

1.石井智宏

石井に関してはG1で昨年4点しか取れていないこと
ベルト戦線もNEVER無差別級のみで海外でもオレンジキャシディに敗れ、NJCもオーエンズに敗北。更にはニックネメスやジェフコブ相手にも負けと勝利した相手はカラムとマサ北宮だけなんですよね

そんな中で石井がストレートで入れるか、今の石井が連戦が出来るのかというのが結構怪しそうな感じはしますのでこの予選も仕方がないのかなという所ですね

2.YOSHI-HASHI

YOSHI-HASHIに関してもG1で4点、NJCもKENTAには勝ったもののSANADAに敗北とそこまで強いインパクトを残せたかと言うと難しいものがあるでしよう
タッグ戦線で活躍していたとはいえシングルで結果が残せていないため予選スタートとなるのは仕方がないのかもしれないと考えてしまいますね

3.カラムニューマン

カラムに関しては予選にエントリーする事が出来て良かったね枠だと思います
先日の内藤哲也戦を見ていれば今のカラムにG1本戦にいきなり入ってこれるインパクトを残せなかったという事実が重くのしかかりましたね
来年に向けてこのトーナメントで爪痕を残してくれたら嬉しいなというのが個人的な思いです

4.KENTA

三冠王KENTAかつDEFYを防衛し続けた彼が予選からなのかとビックリしたのが正直な所です。
G1では負け越しかつシングル戦線での活躍もなく、タッグでのベルト戴冠はあったもののNJCも一回戦負けである事を考えると新日本プロレスの戦績で言えば中々厳しいのかなと思います。

5.チェーズオーエンズ

オーエンズがココなのね?というのが一番の感想です。
オーエンズに関しては昨年の若手ブロックでゲイブとレオを倒しただけの4点止まりになってしまっている事が一番大きいでしょう
6点の選手ですら出れていない中で4点の彼が予選スタートになってしまうのは正直仕方がないのかなと思ってしまいます。
NJCも石井に勝ち、後藤に善戦するも結局は2回戦負けとなってしまっている事がインパクトは大きいながらも結果に結びついているかと聞かれるとYESとは言い難いのが現状ですね

6.高橋裕二郎

わからん!!!!!!!!!
なんで!!??!!??
彼が好きな私ですらなぜ彼がエントリー出来ているのかが分からないのでわかる方教えてください

7.棚橋弘至

棚橋に関しては昨年のG1で負け越し、更に負傷欠場でNJCに出場していない事を考えると棚橋社長が今の棚橋弘至のストレート出場を許せなかったのだと考えます
試練を乗り越えてこそのエース、棚橋社長は棚橋選手にそう厳命するはずです

8.矢野通

矢野に関してもG1で4点、更にはジャックペリーにNJC負けとあまり結果を残していないことがあげられるでしょう
これまでの例を見ると4点は線引きのラインとなっているのですね

9.ボルチンオレッグ

過去にG1に何度も出ている選手が出場する中、NEVER無差別級6人タッグ王者になったとはいえNJCでも一回戦負けとなってしまっている以上ストレートでのエントリーは難しいのかなと考えてしまいますね

10.小島聡

MLW二冠王がまさかG1にまた戻る機会を得るとはというのが一番の驚き
彼に関してはエントリーする事自体が驚きなのとMLW主戦場にしてるからこっちに来てくれるのね!という所が思った部分なので彼に関しては試合が見れるだけで嬉しいですね

11.タイチ

"戦力外通告"と自虐していたようではありますが、彼の昨年のG1では6点ではありましたが昨年下半期には金丸の裏切りがあったとはいえジュニアのSHOに負けたこと、そして今年は絶不調のTJPにも負けてしまっていた事、更には昨年下半期以降KOPW以外は特にベルトにも絡んでいない事を考えるとこのポジションは仕方ない事ではあるのかなと思います。

同じユニットの上村優也が積極的に動いているのにタイチではなくSANADAがパートナーとなってしまっていた事(飛行機問題があるとはいえ)もタイチではなく他のメンバーが優先された事にも繋がったかもしれませんね

12.TJP

TJPに関しては無差別級宣言、タイチからの勝利とストレートに参戦するほどではないがトーナメントにはイケるよねみたいなノリのポジションなのかな〜って感じだと思うんですよね
彼がストレートにG1入ってたら予選組のファンは納得しない人もいるだろうし、ジュニアのまま参戦していた選手を考えると絶対王者のプリンスデヴィットにBOSJ優勝準優勝のオスプレイ&鷹木と考えると今のTJPがそこに並ぶかと言われると個人的には難しいかなって思います。

まとめ

ざっくりではありますが、こんな感じの要因なのかなあ?という所ですね
そこまで深いことも書いてないので言われてみたらそうかもね?くらいに思っていただけると嬉しいです
ヒクレオやシェイン、マイキーなどの参加しなかった選手達がアフターG1でどのような行動を取るか楽しみです
組み合わせが発表された後の予選トーナメントも楽しみです!

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