Music history of Takehiko Hosaka 【No.007】
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「林檎殺人事件 / 郷ひろみ&樹木希林」
なんとなーくはじめた、保坂壮彦の音楽遍歴。沢山の自分の過去を振り返りながら、不定期に書き連ねてきていますが。ここにきて、早くも、時系列を無視してしまう遍歴紹介をしてしまいます。はい。忘れてたんです。大事な曲を。「林檎殺人事件」です。これ。【001】で記しましたが、担任の先生が、「ムー一族」というドラマのことが大好きで。クラスの作文集のタイトルを、自分の名前にひっかけて、「ルー一族」って命名してたんですよね。はい。これがまた、小学生低学年の自分にとって、わけがわからない状態…だったんですが。先生がそんなに好きならば、観てみようっていう。それで知ったのが、この曲。今は無き、ドタバタホームドラマですよ。ドラマの中で、いきなり、郷ひろみと樹木希林が歌い出すという。衝撃でしたね。
この曲、今聴いても、めっちゃくちゃ良い曲なんです。起承転結がぱきっとしてるし。Bメロからサビに行く流れ。最高です。はい。これを数年前に蘇らせてくれたのが、安藤裕子です。
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「安藤裕子 / 林檎殺人事件(feat.池田貴史)」
レキシこと池ちゃんをフィーチャリングしてね。しかも。樹木希林様もご登場なすっているっていうことで。安藤裕子も、このカバーから、何かを掴んだような感じがするんですよね。自分の音楽活動の領域を広げたというか。でもって。池ちゃんこと、レキシが生み出す、無駄に凄い名曲たちが生まれ出る根本のポップネスの根底に、こういう名曲の歴史を刻み込んでいるという気がするのであります。ユーモラスであるけれど、素晴らしい名曲を照れくさく伝えるという。
ということで、あります。