演奏技術とパフォーマンスについて。

アラインです。よろしくお願いします。


今日は演奏技術とパフォーマンスについて思ったことを書こうかなと思います。

吹奏楽団に所属していた頃、定期演奏会の練習でとても嫌な練習がありました。それは「振り付け」というやつです。ベルを上げたり下げたり、右向いたり左向いたり、立ったり座ったり。途中で服脱いでTシャツになったり。これが嫌で嫌でたまりませんでした。


なぜか。その楽団のメンバーには悪いですけど、当時の僕は「出てる音がショボいのに振り付けしたところで客は冷めるばっかやろ」と思っていました。今もそう思っています。


上手な団体とかプロの方々が聴衆を楽しませようとしているのに感化されて自分たちもやってみたいってのは重々承知だけど、まずはちゃんと、良い音で、しっかりとしたポップスの演奏ができるようになるのが最優先でしょうに。それに、ベルをあっちこっち向けてたら金管の人は吹きづらいでしょうに。サックスだって吹きづらいですけどね😅


ほんとに、ポップスステージの練習嫌いでした…。演奏以外のことに時間をとられるのがほんとに嫌だったなぁ…。


さて、ところかわって、演奏動画でも似たような現象が起きているのではないのかなぁと気になったりします。

仮に、演奏で誰もが太鼓判を押すようなものでもないのに、演奏以外の要素で視聴者を集めようとしたり、おちゃらけた演出、編集をしている動画が「ウケる」のであれば、ちょっと残念な気持ちになります。ポップスステージの嫌な思いが蘇ります。

まずは演奏に全集中しようぜって思います。そして、聴衆は真贋を見極める耳を鍛えないとって、自分も含めて思います。(例えが良いか分かりませんが、イソジンで踊らされるような聴衆ではいかんと思うわけです。)



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ほんとに演奏が素晴らしくて演出も楽しかったのは、「合奏協奏曲」で少し書いた《フルモーカルテット》です。演奏会を見に行ったときに、曲と曲の間で、チューニングするふりして、リガチャーのネジを弄りながら変な音を出して、「今日は音合わないね」みたいな仕草をする演出がありました。(注:サックス吹きでは無い方へ。そのネジを弄ったくらいでは音程は変わりませんし、変な音も出ません。)

そのあとに確か、「民謡風ロンド」を演奏されました。めちゃくちゃうまかったです。当然、音程もバッチリ!あんなふざけたことしたあとにこんなシビアな曲を完璧に吹けるなんてすごい!って思いました。(ちなみに、そのネジいじりのシーンはしばらく仲間内で流行って真似っこしてました😅)


YouTubeでは最近見始めたんですが、《Adam》という人たち、これまたすごい人たちが現れたなと思いました。編集はやや過剰かなと思いますが、演奏が素晴らしい!ここまで吹けたら何してもカッコいい!

(楽しいから是非見てみてください↓)



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ちなみに。僕がなにか演出をして演奏動画を投稿することはおそらく一切無い思います。まずは演奏技術を高めるのが最優先ですからね👍️というわけで、今回はここまで。


(現在26日目、あと339日!)