「心(思考)と身体(反応)の繋がり」について

アラインです。よろしくお願いします。

今日は先日体験した奇妙な(?)現象について書きたいなと思います。

現在、「UNDERTALEメドレー」を練習しているのですが、昨日はソプラノの日でした。ソプラノを吹くときは一番気持ちを高ぶらせてないといけません。そりゃあ、ソプラノと言えばサックスアンサンブルの顔ですから。デートの前にメイクをバッチリするのと同じです。(私はおっさんなのでよく分かりませんが😅)

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昨日も練習前に自宅でソルフェージュをして行きました。指のイメトレですね。やっぱりこれは効果あります。すごく反応が良くなりました。あらかじめ楽譜をしっかり読んで、指の動きもリンクさせているので、実際に息を入れて吹くときに先読みして指が動く感じです。今までは瞬時に反応して動かしていましたが、瞬発力は衰えるし、持続性もないので今後はちゃんとソルフェージュしていこうと思います。

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それはさておき。今日の話は、「ピッチ」についてです。私の練習の流れは、ロングトーン(チューナー無し)→スケール(チューナー有り)→曲練習(チューナー有り)という感じで、スケールからはずっとチューナー付けっぱなしです。

じっとそれを見ながら吹くわけでは無いのですが、視界の隅でチラチラ見ています。緑ランプがつけばOK、赤ランプがつけば高いか低いか外れているといった具合です。

UNDERTALEの冒頭。テナーアルトの伴奏からソプラノが入ります。二分音符だけの所謂「簡単な楽譜」です。でも、これが中々うまくいかない。

曲調は穏やかな雰囲気なのでアタックを強くするわけにはいかない。素朴な感じにしたいからノンビブラート。全体を通して形を変えて何度も現れる大事なモチーフなので印象に残るように演奏したい。ってなことを考えながら吹いていました。

しかし、困ったことに音程が合わない。楽器の調整はやってもらったばかりなので明らかに私の吹き方のせいです。

何でだろうなぁうまくいかないなぁと思いながらチューナーをいつもよりチラチラ見ながら練習して、録音としては一応OKを出しました。

曲の最後まで録音が終わって、1時間半くらい時間が余りました。(テナーとバリトンは4時間の練習時間すべて使ったのに!)

せっかくなので撮影のための通し練習をしようと思って、チューナーも外して、好きなように吹こうと思って練習したところ不思議な感覚が。

《うまくいかなかった冒頭が自然に吹ける!音程もそんなに気にならない!》

チューナーをチラチラ見ながらアレコレ注意事項を考えて対策万全!と思って吹いてるときよりも、良い音で響かせようくらいのことしか考えずに吹いたときの方が自然な演奏になりました。

とても奇妙なというか面白い現象だなと思いました。

おそらく、最初吹いたときは上述したことプラス、「体力温存しなきゃ」、「簡単なところだからあまり時間かけれないな」とか色んな邪念の結果、自然な演奏にならなかったんだと思います。

最後に吹いたときは「もう今日はこれが最後」「やりきって終わろう」って感じだったので、無駄な力が抜けたんだなと思います。

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心(思考)と身体(反応)は密接に繋がっているということがよく分かる体験でした。(学生の頃、心理学の講義で聞いたことあったな。「好きな人の前で顔が赤くなる現象分かるでしょ?」って言ってたな🤔)

しかし、勘違いしていはいけないのは、ストイックにチューナー見ながら何で合わないとか、自分と楽器の癖とかを研究しない限りはどんなに気持ちが穏やかでも自然ないい演奏はできないということです。

それを肝に銘じて今日も練習がんばります。

それでは、今回はここまで🐻🎷✨

(現在23日目、あと342日!)