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中小企業診断士の頻出ワード5つ【合格するまで毎日配信第168章】

1日5分レッスンへようこそ。

中小企業診断士でよく出るワードを5つずつ毎日配信していきます。

本日の勉強分野は

「中小企業経営政策」

それではさっそく行っちゃいましょう!
あなたは以下のワードを説明できますか?

・ROAとROEの求め方
・総資本回転率(総資産回転率)の求め方
・流動比率、当座比率の求め方
・固定比率、固定長期適合率の求め方
・自己資本比率、負債比率の求め方


今回は上記の5つのワードについて、勉強していきます。


※この記事は、中小企業診断士でよく出るワードを5つずつ勉強していくものです。

中小企業診断士でよく出るワード5つ

ROAとROEの求め方とは?



・「ROA」は「総資産利益率」の意味で、総資産に対して利益がどれだけ生み出されたかを示す財務指標だよ。

・ROAの計算方法は、当期純利益 ÷ 総資産×100で求められるよ。

・ROAは2%前後が平均的な水準、5%以上なら良い企業で、10%以上は優良企業。

・「ROE」は「自己資本利益率」のことで、自己資本に対してどれだけ利益が出たかを測る指標だよ。

・ROEの計算方法は、当期純利益 ÷ 自己資本×100で求められるよ。

・ROEの目安は10%ほどといわれ、20%を超えると優良企業と評価されるよ。


総資本回転率(総資産回転率)の求め方とは?

■意味

・「総資産回転率 = 売上高 ÷ 総資産」によって求められるよ。

・総資産がどれだけ効率的に売上高を生み出したか」という資産運用効率を表す指標だよ。

・総資産回転率の目安は「1.0」で、これより大きければ大きいほど望ましいよ。

・総資本回転率の値が高ければ高いほど、効率的に総資本を利用できているよ。


流動比率、当座比率の求め方とは?

■意味



・流動比率=流動資産÷流動負債×100で求められるよ。

・流動資産とは、すぐに現金化できる受取手形、売掛金、有価証券、棚卸資産などのことだよ。

・流動負債とは、1年以内に返済義務のある負債で支払手形や買掛金、未払金などが該当するよ。

流動比率は高いほうが、安全性が高いよ。

・当座比率=当座資産(流動資産ー棚卸資産)÷流動負債×100で求められるよ。

・棚卸資産が含まれていないため、当座比率は120%程度あれば安全とされているよ。値が大きいほうが良いとされているよ。

固定比率、固定長期適合率の求め方とは?

■意味


・固定比率(%) = 固定資産 ÷ 自己資本 × 100で求められるよ。

・固定比率とは、会社の長期安全性を分析する経営指標だよ。

・固定資産に投資した資金が、どのくらい自己資本でまかなわれているかを表しているよ。

・固定比率が100%以下であれば、固定資産より自己資本のほうが大きいので、経営は安全な水準にあると考えられるよ。

・固定比率が100%を上回る場合は、あわせて「固定長期適合率」も分析したほうがいいよ。

・固定長期適合率(%) = 固定資産 ÷( 固定負債 + 自己資本 ) × 100で求められるよ。

・固定長期適合率を見れば、会社の長期的な支払能力を分析できるよ。

・固定資産が長期資金(固定負債と自己資本)でどれだけ賄われているか表しているよ。

・固定資産とは、1年を超えて現金化されずに、長期間にわたり使われる資産のことだよ。

・固定負債とは、返済期限が1年を超す負債のことだよ。

・固定長期適合率が100%以下であれば、固定資産への投資は健全であると判断できるよ。低いほうが安全性は高いよ。


自己資本比率、負債比率の求め方とは?

■意味

・自己資本比率は、自己資本÷資産(他人資本+自己資本)×100で求めることができるよ。

・自己資本比率が30~40%以上であれば、倒産しにくい企業と考えられているよ。一方で、自己資本比率が10%以下の場合は、経営が危ない可能性があるよ。

・自己資本比率が高い方が負債が少ないということになり、財務健全性が高い企業と判断されるよ。

・負債比率(%) = 負債 ÷ 自己資本 × 100で求められるよ。

・負債比率を見れば、負債の返済余力が分かるよ。一般的に負債比率が低いほうが、財務の安定性が高いと分かるよ。

・負債比率が100%を下回っていると、中長期的な安全性(支払能力)が高いと言われているよ。

今日のレッスンは以上です。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

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