採用戦略会議で「求める人物像」を策定した背景とそこに込めた思い
アイフィールドは「 All For Joy! ~ すべては湧き上がる喜びの為に ~ 」をミッションに掲げています。
イベント催事業界はコロナ禍によって環境が一変。
各地で開催を見直さざるを得ず、またイベント催事業界の多くの事業者は非常に厳しい経営環境となりました。
そんな中、アイフィールドは一番大変な時期を、お客様、社員、会社に対する”おもい”で苦難を乗り越えてきました。
私たちは日本一のサービスを提供する為の準備を進める必要があり、そのための会社の課題をしっかり突き止めることにしました。
こうしてスタートしたのが営業本部会議です。
今回はそんな「 All For Joy! 」を見極めるなかで育まれた、ストーリーマップについてまとめてみます。
大切にしたいものは何なのか?
市場環境が大きく変わり、自社サービスの価値についても考え直す必要があった2021年5月に営業本部会議がスタートしました。
メンバー同士で事業の方向性や価値観について、さまざまな議論を進めていく中で、今やっていることと目指すべき姿(ミッション)の繋がりが見えづらいのではないかと感じたのです。
そこで、その繋がりや事業方針を理解することに加えて、日々アイフィールドのメンバー全員が共通して意識したい価値観を改めて定めようと考えました。
アイフィールドでは「All For Joy!!」を経営理念として掲げています。
この言葉は一人歩きすることなく、各事業部の現場で体現されている事例が多数あります。
営業本部会議では、この「All For Joy!!」を徹底するための行動をストーリーマップとすることにしました。
ストーリーマップ策定のプロセス
2018年の理念合宿にはじまり、フィロソフィ研修、リクルートサイトのリニューアル。
そして、各事業部の代表で構成される営業本部会議のメンバーと共に「アイフィールドが大切にしている価値観」と「ワクワク(JOY)」の言語化を行うために、ブレストから進めていきました。
具体的には以下のようなものです。
Part1では、メンバーが大切にしている価値観を出し、それぞれのグループで議論しました。
アイフィールドにはさまざまな仕事に従事しているメンバーが存在し、互いの価値観を知る機会になったと思います。
Part2では、改めてMVVの重要性をみんなで確認しました。
ブレストやフィロソフィ研修を行い、考え方が大きく変わる中で、”わくわくする”を提供し、”エンゲージメントする”を増やしていくことが私たちにとっての「日本一わくわくする会社」だと定義しました。
最後にPart3で、これまでのワークを踏まえて、新たに意識したいこと(行動指針)を言語化。
このワークショップの内容を営業本部会議のメンバーで集約し、多く出たものや、これは確かに大切だよねというコンセプトを議論しました。
ストーリーマップに込めたおもい
こうして決まった13個のバリューが以下です。
ワークショップから実に6ヵ月間の議論を経て、これらのバリューを策定したのです。
社員総会でも、これらのバリューに関する制度を各事業部が行うことなどで、日々意識する時間を設けています。
Twitter施策の開始
企業はWEB上の情報で評価される事が多くなっており、それは新たに取引をする企業様も求職者様も同様です。
私たちが目指す日本一の会社になる為に、アイフィールドがどの様な会社なのかを広く社会に発信する必要がある。
そのツールとしてSNS、特にTwitter発信が最適だという結論に達しました。
こうして、Twitterを効率的に拡散していく為に、チームで取り組み成功するノウハウを持っているトゥモローゲート様をコンサルティングパートナーに選定したのです。
求める人物像の策定
私たちはこれまでの営業能力、人間性での採用ではなく、MVVに共感できる人物の採用を第一にすることに。
採用戦略会議として、営業本部会議に携わっているメンバー同士がそれぞれの考えを持ち寄りました。
一旦、考えられるだけ出し切った後、それらを人間性とスキルに分類し、必ず持っていて欲しいのか、入社後に育むものなのか議論を交わしました。
過半数以上のメンバーが重要だと考えた場合、採用における判断基準として厳選していく。
そして、バリューの素養を持っていることが一番重要です。
もちろん、全てを完璧にこなせるスーパーマンは世の中にいません。
必要な要件を盛り込みすぎると対象者が限定されて、採用の自由度を狭めます。
例えば、「アイフィールドの求める人物像は、バリューに共感出来て、素直で、主体性があり、コミュニケーション能力が高く、提案力があり、チャレンジできる人です」といった感じになります。
こうした人物像を描いても全く役に立たないと思います。
人それぞれ解釈が異なるからです。
一つの表現が様々な意味で使われるため、その言葉から想定する内容は人によって変わってしまいます。
また、バリュー(価値観)も人によって捉え方が違います。
「チャレンジャーであれ!」と言っても、大谷翔平なのか孫正義なのかによって、意味もニュアンスも大幅に異なると思います。
では、どうすればいいのか。
求める人物像を作る過程で、採用戦略会議メンバーの頭にあるイメージを擦り合わせることに意味があると考えました。
ということで、「どんな人を採用したいのか」、「どんな行動と考え方を持つ社員でいて欲しいのか」を「求める人物像」という形で言語化してみました。
言語化することが一番の難関でした。
ブレストだけでなく、本番を想定した面接やグループワークのロープレを何度も行い、ブラッシュアップしました。
その結果、新卒採用、中途採用問わず、判断する基準が作られました。
求める人物像を設計することにより、目線が採用担当→求職者へと変わるため、客観的に自分の会社を見れることにもなります。
「この人物だと、会社のどんな部分に惹かれるのだろう?どの事業部に興味を持つだろう?」と考えることができ、スカウトを送る際や求人票の作成にも役立っています。
最後に
ストーリーマップの重要性や求める人物像の設計方法などお伝えさせていただきましたが、いかがでしたか?
MVVが再定義された今、アイフィールダーが目指す方向や存在価値、アイフィールドらしさが明らかになり、迷いどころが減ったと思います。
そして、求める人物像が「日本一ワクワクする会社」の採用基準となり、「IF20期ビジョン戦略」の柱になっていきます。
本気でアイフィールドの未来について考えてくれたすべてのメンバー、そして採用戦略会議に関わってくれた皆さんに、改めて御礼をしたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?