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スポーツと教育 vol.5

スポーツ現場で起きていること

All Days Sportsの阿部健二です。

先日、ある都内の強豪校近くで仕事をしていたら
指導者らしき声が響いた

『お前ら!!…』

内容は全部、はっきりと聞き取れませんでしたが
とても威圧的で攻撃的に聞こえました。

仕事の帰り道に
まだ練習をしていた選手たちを見ていると
一生懸命、練習に打ち込んでいました。
そんな彼らを見ていたら
随分前にセミナーをした
ある中学校野球部の選手たちを思い出しました。

私たちが現地に到着すると
中学生たちは整列し
元気に大きな声であいさつをしてくれました。

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その時は
うわぁー、凄いなぁ
しっかりしているなぁ
と思っていました。

本当にそうなんでしょうか?

表層的に見えるのは
規律正しいチーム

選手たちは本当はどう思っているのでしょうか?
そして、やっていることの意味、目的を理解しているのでしょうか?

ここでも無意識レベルの条件付き関心が働いるのではと感じます。
簡単に言うと無意識レベルの忖度です。

ハート(心)とマインド(思考)の不一致が不幸を呼びます。

本当に心で思っていることと
頭で考えていることが一致していないということです。

これが指導者から見ると
何を考えているか分からない選手を
育ててしまうのではないでしょうか?

本心を出すことが怖いから
心の安全を担保するために
自分の感情を閉じ
思っていることを
感じていることを表現しなくなるのです。

スポーツ現場ではいったい何を通して
何を学ばせたいのでしょうか?

本当はどんな選手を
スポーツを通して育てたいのでしょうか?

そのために出来ることはなんでしょう?

これからのスポーツ、日本のことを考えると
これらのことをよく考える必要があると思います。





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