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スポーツと教育 vol.1-2

そもそもなんでスポーツと教育?

という話をしておいた方がいいと思ったので
経緯を少し話しておきたいと思っています。

きっかけは弊社All Days Sportsのオリジナルプログラム
マスタートレーナで弊社副代表のしんじが提供する
『全力失敗教室®️』を全国に届け始めてからです。

『全力失敗教室®️』は初めはトップアスリートを対象として
名前も『能力解放プログラム』で提供していました。 

やっていくうちに
これはもっと若いうちから体感すべきと感じたのと
やりたいけれど予算が…という多くの声を聞き
クラウドファンドで資金を集め、
全国の育成年代(小・中・高・大学)の選手たちを対象に
無償で10,000人以上の人へ届けていきました。

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そこで見てきて感じたことは
自分を解放できない選手たち
解放できない環境でした。

何が起きているのか?を
探求していくと
行きついたのはまず
学校教育と部活でした

日本のスポーツは世界の中でも珍しく
多くの競技が学校の部活という仕組みと
密接な関係があります。

部活は学校教育の延長線上です。
なので、学校教育の影響をそのまま受けます。
指導者もほとんどの場合、学校の先生です。

学校での教育で何が行われれいるか?
ここからは私の推測です。

限られた期間の中で決められた量のタスクを消化するために
教える側がやり易い方法を選びがちです。
それは子どもたちをコントロールするやり方です。
要は教える側に権威を与え
力でコントロールするやり方です

その結果、どうなるか?
無意識の忖度(そんたく)です。

子どもたちが言いたいこと、やりたいことではなく
教える側、大人が望む答えを無意識で探し始め
それを答えるようになります。

マインドとハートの不一致
これはある意味
不幸の始まりです。

そして自分の心の安心安全を担保するために
無意識に自分の思うことを発信しなくなります。
辛い感情を避けるため
自らの感性というアンテナを下ろします。

最近の子どもは、若者は
何を考えているかわからない
ということをスポーツ現場でもビジネス現場でも
よく聞きますが、
これはこういう背景から来ている可能性が高いと思われます。

学校教育の延長線上にある部活では
この無意識の忖度が
指導者(監督やコーチ)からの指導を通し
さらに強化されていると感じました。

教育もスポーツも
本来の目的を失い
手段が目的化されているのだと思います。

このままでは
コントローラーを大人に預けた
ラジコン選手やラジコン人間ばかりが生産され、
自分で考え行動できる人が
いなくなるのでは?という危機感を感じ
スポーツと教育という視点で
活動を展開することになったのです。

P.S.
実はそこに至ったのにはコーチングの師匠の1人である
宮越大樹さんの昨年末にあがった動画を観て
なるほど!!となったのが結構大きな一歩でした

そのキーワードは
『条件付き関心』
でした。

それはまたの機会にお話をします。

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