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スポーツと教育 vol.1

『本番発揮力と自己受容』

オリンピック代表選手やプロ選手などの
トップアスリートから小学生や中・高校の部活動の
サポートをしていて、最近、感じること

それは『本番発揮力と自己受容』の関係性
そして、それは学校教育やスポーツ現場の環境、家庭環境などにも
大きく影響されているのではないかということです。

本番発揮力とは言葉通り
本番で選手やチームがもっているポテンシャルを発揮させる力です。
本番で力を出す=本場でどれだけ自分を表現できるか?
だと考えます。

つまり、本番発揮力=本番表現力
とも言えると思います。
アスリートはアーティストと言われるのは
ここからだと思ます。

一方、自己受容とは
自分が自分にOKが出せている状態
これは自分の良いところと悪いところ
陽と陰の部分を双方、受け入れられている状態です。

多くのトップアスリートですら
本番で力を発揮できていないと感じます。

なぜなんでしょう?

ここからは私の個人的な推測です。

本番で力を発揮している多くの選手は
自分で自分の感情、思考、行動をコントローして
フローやゾーンと言われる
いわゆる超集中状態を創り出すことができます。

これは雑念がない状態
『今ここ』に集中できているからこそできることです。

つまり、自分の世界に没入している状態です。
言い換えると自分自身を信じ切れている状態だと思います。

小さい頃から家庭、学校、そしてスポーツ現場で
相対評価の中で他人と比較され成長してきた選手たち
無意識で外的な要因に対する意識が高すぎ
自分の世界に没入できないと考えます。

正解か不正解
勝ちが正しく、負けは間違い
もう少し言うと、
失敗した、負けた自分はダメな自分
そんな概念が長い間、無意識レベルに
刷り込まれているのだと思います。

自分の中から生まれる感覚ではなく
こうしなければいけないという他者からのフレームに
どう合わせるか?が優先され
結果、不自由な状態でプレーをしている
状態になっていると推測しています。

選手たちと話をすると
多くの場合、できていないことは
すぐに話ができますが
できていること、自分の良いところを
聞いてもなかなか出てこなかったりします。

今回はここまで。
次回、もう少し、無意識レベルで創られている
思い込み(フレーム)について話しをしたいと思います。




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