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コミュニケーションを上達させるための言葉の使い方!


こんにちは!

たいせいです!

みなさんは会話しているときにこの人話が難しくてわからないなとか、なんで話が伝わらないんだろうとか考えたことありませんか?同じことを話しているつもりでも意外と意思葉伝達していないことよくあると思います。今回はそんなコミュニケーションの一つの考え方についてお話していきたいと思います!


「具体」と「抽象」を使い分けよう!

今回紹介する、コミュニケーションを円滑にする一つの手段が「具体」と「抽象」です!これを使いこなすことで、コミュニケーションの幅が広がります!みなさんも「話が抽象すぎてイメージがわかない」だったり、「もっと具体的に話して」と周囲の方に言われたりしたことがあったかと思います。

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では改めて具体と抽象とはそれぞれ何なのか?

抽象とは...
事物または表象からある要素・側面・性質をぬきだして把握すること。
具体とは
物事が、直接に知覚され認識されうる形や内容を備えていること。

抽象的なものはどこか捉えどころのなくイメージしづらい悪いもの。逆に具体的なものは誰に話してもわかりやすい良いものといったイメージ。別の言い方に置き換えると物事の「上流」と「下流」、「目的」と「手段」などなど、一般的に対になるものとして認識されることが多いかもしれません。


ここで例を挙げながら具体的なものと抽象的なものを分かりやすく説明しようと思います!
僕は角ハイボールが好きです。角ハイボールはハイボールの中でもサントリーの角瓶ウイスキーを原料に使っています。より抽象度を上げていくとハイボールはお酒の中の一つですし、さらに言えば、お酒とは飲み物の中一つのジャンルです。
運動後に喉が渇いている自分が「冷蔵庫から飲み物をとってきてほしい」と誰かに頼んだとします。状況をしっかり見ていた人ならば、スポーツドリンクや冷たいお水を持ってきてくれるかもしれません。ですが、言葉だけをそのまま受け取ってしまった人はもしかしたら冷やしてあったハイボールを持ってきてしまうかもしれません。抽象度の大きい言葉は受け取り手の自由度の高さに直結します。
飲み物をちょうだい、という抽象度の高い発言は受け取り手との齟齬を生み出してしまうコミュニケーションになる恐れがあるのです。


ほかにも抽象的になってしまう言い回しとして「こそあど」言葉=指示語があります。僕はなるべく話の中で「こそあど」言葉を使わないように心がけています。なぜなら受け取り手に誤解を生じてしまいがちな言葉であるからです。
とくにあの犬、この家、その人など、話し手に取ってみれば特定されている対象でも、指示語を使ってしまうことによって、ひどく抽象的な者になり、「いったいどれについて話しているのだろう?」といった状態になりかねません。

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要は着眼点をどこに置くかということです。この着眼点ひとつでコミュニケーションが大きく変わります。
さらに言えば、今例を挙げた「たとえ話」も、自分が脳内で考えている抽象的な概念を、受け取り手の身近なものに翻訳して、具体化していく作業になります。伊藤羊一さんの『一分で話せ』の中で使われている、

結論から根拠を話して最終的に具体例に落とし込む

というのもより伝わりやすくするために、抽象的な概念から具体的な身の回りの事象にトップダウンしているそういうプロセスが組み込まれています。




仕事への落とし込み

それでは仕事に落とし込んだ際にはどうでしょう?
上司から毎日違った仕事を命じられたとします。昨日はA社の商談資料をまとめろ。と思いきや翌日になって、B社への訪問商談に行け。など日ごとに変わった仕事を振ってくる上司に対して「なんで同じ仕事に集中させてもらえずに振り回されなければならないんだろう、指示が一貫していない上司のもとで働きたくない」、そう思うかもしれません。

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しかし上司は、部署の不安定な売上基盤を安定させるために、最重要顧客の満足度をフォローするための対策を練る必要があると考え、日々最善策を考えていたとすると、自分のところに降りてくる業務が変わってくることは当然かもしれません。

特に新社会人の自分たちにとっては研修や末端の仕事を任されてしまうことが多いと思います。目の前の具体的な仕事にとらわれて、抽象的な概念を見落としてしまうと、より上位階層で抽象的な経営方針や今後のVISIONを考えている、経営層の考えを理解できず、仕事の意味を見失ってしまいます。具体的なフェーズだけを捉え、大きい本質的なことに目がいかなくなってしまうのです。

だからこそ、仕事をする際に与えられた「具体的」な業務が、より上位概念である「抽象的」な会社の方針とどのような位置づけであるか。日々の具体と抽象の使い分けが仕事での視座の高さに直結すると思います!


終わりに

今回は「具体」と「抽象」の使い分けからコミュニケーションについてお話していきました!抽象的に考えることも具体的に説明することとも意思疎通していく中ではとても大事な要素になっていくと思います。
ぜひみなさんも具体と抽象を使い分けることで、コミュニケーションを円滑にできるようにチャレンジしてみてください!

今日参考にした本はこちらです!

具体と抽象 ー細谷 功ー

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術ー伊藤 羊一


それではまた次の記事でお会いしましょう!

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