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第十候 雀始巣(すずめはじめてすくう)

恋雀 囀りながら かくれんぼ

春分の日の出を探しに朝散歩。行き交う人々を警戒して飛び交い、見えないように茂みに隠れるのに、恋心には勝てないのでしょうか。とても賑やかに囀る雀たちが微笑ましい朝でした。ずっとみていて飽きなくて、ちょっと風邪ひきそう。


月煌々 桜一入(ひとしお)風情かな

キラッキラの月に会えたよ。桜も満開まじかで夜空に映えて、しみじみとした至福の時間でした。

2021さえわたる月と桜2


出来事や気づき(3/20~3/25)

雀が巣を構え始める頃

春分、東京はあいにくの曇り空。曇り空の隙間から地球を照らす光が漏れて、心の中には輝く未来が広がっていった。

桜は、次候あたり満開かな。 遊歩道のヒメリンゴは蕾がうっすら色づき、清楚な白い桃の花が春分を祝うように咲いていた。

春分の時間の少し前、大きな地震。湯船に浸かっていたら急に「ゆ〜らゆら」一瞬何が起きているのかわからなくて、湯当たりしたのかと思ったが、まるで波打ち際で足をすくわれる時のように体が揺れる。裸で飛び出してタオルを掴みしばし茫然、部屋の中はびしょ濡れ(笑。宮城には津波警報出てるしパニクってしまった。


春の嵐が春分あけに雨と風を連れてきた。道端に小さな卵が二つ、割れていた。強風で巣から落ちてしまったのだろう。自然界は厳しいけれど、だれも文句を言わず受け入れる。

少し無理をして墓地へ行き、伸び放題の植木を少しだけ剪定。もぎってきたので可哀想だったかな。長年シキミだと思っていた木がモチノキだったことを知る。お墓だからシキミだろうと家族みんなで決めつけていた。

23日、ふたご座の星と一緒のキラッキラの月に会えたよ。結構冷え込んでいたけれど、桜のあるところまで足を伸ばしてしまった。写真撮るよりも見つめている時間の方が長かった。時を忘れてワープしてたのかもね。桜も満開まじかで夜空に映えて至福の時間。

2021煌々たる月


毎日があっという間で、濃い時間の十候でした。

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