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振り飛車

最近振り飛車にハマってる
特に四間飛車だ

なぜか
自分のペースに持ち込めるから
これに尽きる

将棋は自分の飛車の場所で戦法が変わる
最強の駒を軸にコンセプトを決めるのだ

振り飛車は盤面右から左に飛車を移動させる
(=振る)ので振り飛車戦法というわけだ

歩歩歩歩歩歩歩歩歩
 角     飛
香桂銀金王金銀桂香

というスタートで
振り飛車は

歩歩歩歩歩歩歩歩歩
 角飛    王
香桂銀金 金銀桂香

居飛車は

歩歩歩歩歩歩歩歩歩
 角王    飛
香桂銀金 金銀桂香

当然最強の駒である飛車で相手は攻めてくる
飛車は自陣の右にいるので、自分からしたら左から攻められる
だから飛車には飛車で、飛車を左に移動させる
同程度の戦力で迎え撃つというわけだ

先手番では居飛車を指してしまうのだが、先手なので元々自分のペースだからだ
大事なのは後手番で、相手が戦法を明示してくるとそれの対抗策を取らないといけない
相手のペースに飲まれてしまうというわけだ

そうすると負ける
戦いはペースを握った方が勝つ

実際の戦いは
序盤→お互い駆け引きをしながら陣形を整える
中盤→攻撃を始める
終盤→陣形も何もなくなって詰将棋が始まる
というざっくり3段階に分かれる

序盤でペースを握られると後手に回ってしまい、相手のペースに持ち込まれる

お互い居飛車だとお互い相手の王様を攻め合うので受けを間違うと即死だ
中盤が命の取り合いになる
そして受けはまだ僕には難しい
だったら飛車という特大戦力を最初から受けに回してしまおう

振り飛車だとお互い相手の攻めてるところが飛車で王様じゃ無いので第二ラウンドがある
多少受けをミスっても致命傷にならないことの方が多い

プロ棋士の先生方は受けも尋常では無いので居飛車が多い
それはそうだ
僕のような凡人は自分のペースを守るために全力で、構造化されたシステムで受けるしか無い

そして振り飛車にはもう一つ強みがある
美濃囲いだ

飛車で攻めを受けて時間を稼ぎながら相手よりも強い囲いを組める

先制パンチを受けずに自分のペースに持ち込めて、相手よりも守備力の高い囲いで守る
こういうスタイルだ

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