転生デパーチャーにて、彼女達の転生と出発を見届けた

こんにちはアリシアです。VALISと出会ってからという物、感情の出力先としてnoteを書く事がすっかり板についてしまいました。という訳で今回は現地に行ってきた転生デパーチャーのお話です。

もしよければ拡張の現地に行った時の記事もお願いします。


はじめに


何から語ろうか…というと語りたいことが多すぎるんですよね。まず私は抽選に三回落ち先着販売にも敗北し、現地に行けず生きる希望を見失っていました。その時に気が落ち過ぎてメンクリ…もとい精神科/心療内科にまでかかってしまいました。5月の再販でようやくチケットを入手出来ましたがもしできてなかったらと思うとぞっとします。首吊って死んでたんじゃないかな。
手に入ったチケは何と前列確定。そして実際のチケットは前に席がない本当の最前列。今までの苦渋すべてが報われた瞬間です。
過程は関係ない、最後に立っていれば!
ライブは終わってしまっているのでバラしますが実際のお席はCの10番。最前列左側ですね。
ブランケットににゃんぬいにタオルにペンラにフル装備です。にゃんぬい持ってライブに行くと伝えた約束を無事果たす事が出来ました。

B列は実際に席が無かったのでC列が最前です

この席に最初に着座した時は中央じゃないから演出見にくいかも…と思いましたがライブが始まるとこの席でよかったと心から喜べた事案が幾つも発生します。
既にご存知でしょうが、私の最推しはミューさんです。妖艶な肢体に美しく響く声、メンバーの事を常に考えている母性、彼女という存在の尊さを表すにはこの世にある"美しい"という言葉をいくら飾っても足りないでしょう。大好きです。愛してます。俺の一生の推しです結婚してください。…おっと。
そして今回の転生ではミューさんはダンスとトークでステージ左端に立っていることが多くありました。ここまで言えばもうお判りでしょう。
推しと最も物理的に距離が近いという状況が多数発生しました。
これは何度も言っているのですが、光と音というのは空間を伝って私たちの感覚器官に作用します。「お姿を見るという視覚」と「歌と声を聴くという聴覚」は向こうからこちらに来たるものを感じ取っているわけですね。この物理的距離が最も近いというのはそれらが最も早く自分に届いてるという事。光速と音速、ましてやたった数メートルとなると速さの単位の前に0を幾つ並べたらいいのか分からない程人間には判断がつかないような速さだけれど、あの場あの瞬間では私は一番最初に推しのお姿と声を感じている存在になれていました。最推しがステージ左端来る度に俺今推しと物理的に距離が一番近い~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ってなってました。
既にTwitterで何度も言ってますが一番語りたいのはミーグリ。この話は無限にします。
参加者の方にしかわからないと思いますがミーグリ始まってすぐ全員客席に向け挨拶やファンサしてましたよね。その中で推しぬいを抱えて赤ペンラを振っていた私は、こちらのにゃんぬいに気付いたミューさんににいっぱい手を振ってもらっちゃいました。もちろんこちらは推しぬい持ってペンラと一緒に揺らして最大限の動きでそれに応えました。
推しに手を振ってもらう一生モノの体験した限界オタクがここに爆誕

ありがとう、本当に良い席です。ダンス中の凛々しい姿も、トーク中の笑顔も、此方に手を振る世界で一番大好きな人の姿も、推しの全てを目撃する事が出来ました。毎秒惚れ直しました。大好き


演目

歌唱力、ダンスパフォーマンス、共に拡張以上の進化を感じました。1曲1曲ではなく3曲を一繋ぎに纏めたライブアレンジ、その約10分を歌いながら踊ることを実現している彼女たちの努力量。ここに至るまでどれだけの苦難と涙を乗り越えて来たのだろうと想像し涙を禁じえませんでした。
トレーニングよく頑張ったねみんな。
もちろん全曲良かったのですがいくつか抜粋して感想。

物換星移カタルシス

ラップパートを含み、Kpop的なテクノビートが大好きな曲です。
拡張の時にも現地で聴きましたがその時は恐怖で声震えてて、それはそれで堪らなく愛おしいんですが転生はその恐怖乗り越えて全力で楽しく歌っててとても良かったです。ネフィちゃんのHey? VALIS comin’ now!が開幕からかなり飛ばしてて一気にぶち上がっちゃいました。

偶像ナイトメア

イントロ聞いた瞬間鳥肌立ちました。サビに入る頃にはこの音作りはみきとPと確信を持っていましたが間違いありませんでしたね。VALIS以前の過去、そしてVALISの過去と今と未来が詰まっているリリック。「夢はまだ汚れてないよね」「翅はまだ捥れてないよね」で泣いちゃいました。

革命バーチャルリアリティ

VALISを代表する一曲。好き過ぎて曲名読み上げられただけで泣いちゃうんですよね。イントロからもうペンライトを振る手が他の曲よりも激しかったと思う。革命のサビで伸びるミューさんの声が好きなのですが最初のサビではステージ左端に来ていたので物理的に近い距離から来る歌声を全力で聞いていました。革命の前のめりで息が詰まる歌詞が好きなのですが、あの場で身体全てを使って聞いた「妄想側へおいでよ」は本当に連れていかれてステージに全ての意識が持っていかれていました。

乙女的サイコパシー

今までのVALIS曲と違い毛色が違う曲。歌い出しの「甘い甘い夢を見せて」の時点で私の感性全てが湧き立っていました。そしてサビから入る「I LOVE YOU 君の物になりたい」、ここまで聞いて確信します。これは地下ドルが得意とする病みかわ系ロックだと。そして私が一番好きな音楽ジャンルでもあります。
「病みかわ」を言葉で説明するのがちょっと難しくはありますが、女の子の持つ傷や毒、愛されたいといった部分でしょうか。それをエモーショナルに、時にアナーキーに、あるいはパンキーに表現する事こそ病みかわだと思ってます。アイドルが歌う歌として推すことと推されること自体が病みかわのテーマになっていることもあります。
乙女的サイコパシーでいうと「君の物になりたい」「君の事が好きって言ってんじゃん?」「私のことだけを理解して」等の振り向いてほしい気持ちや独占しようとする気持ちですね。そしてただ単に病みかわであるにとどまらず、「君のために柔い私は捨てたのよ」という歌詞は、研鑽を重ねて今のVALISとして再びこの歌を歌う彼女達の苦悩や公開、今度こそは夢を掴むという決意に重なってくるのでとても深く重い歌詞です。
自分は歌詞に感情移入するタイプなのでこういう感情の重い歌が大好きで、意味や運命を見出そうとしてしまいます。
「君の物になりたい」「大好きって言ってんじゃん?」「私を噛み締めて 君の好きな味にしてあげる」「私も君の隣が良い」「もうどこにもいかない 私の事だけを理解して」
私からVALISへ向かう感情もこの歌詞の通りですよ。ずっとVALISの隣にいたい。

自分の音楽趣味に合致した曲だから好きとはいえ、今はVALISとして活動してるのに前世の曲を1番好きになったって部分でずっと葛藤がありました。過去の曲を1番好きだということが彼女たちに負い目になっていたらどうしよう。彼女達の今を見ていないことに繋がってしまったらどうしよう。ただどれだけ悩んでもVALISがVALISとして歌う乙女的サイコパシーが好きなのはやっぱり覆りませんでした。
アーカイブで何度も聴き直し歌詞を噛み締めて、昔の曲名じゃなくて曲名を一新しているところにVALISの歌であるって決意を感じたのでサイコパシーを1番好きになっても良いのかもって思いました。詭弁かもしれないけれど。過去も含めてすべてを愛させてください。
過去の曲を歌う、"今のVALIS"が大好きなんです。


転生という言葉の真意


そして、前世と呼ばれるものについて。この辺の話をTwitterやNoteでするにあたりかなり手探りです。ラインを探っているといいますか、前世のグループ名や曲名、お顔など。この記事ではなるべく触れずに行きますが。
正直言うと私はその前世のグループ名もディスコグラフィーもほとんど知りません。ただその中に1つだけ、運命にも感じる再会があります。
「奪還シンデレラ」
まずイントロを聴いた瞬間に懐かしい気持ちになりました、哀愁ともいえるでしょう。そしてサビの『3秒間で君を奪いに行くよ』へ。これどこかで聞いたことあるぞと。ライブ後に有識者からお聞きして答え合わせも済ませたわけですが、この曲をあの場でリアルタイムで聞いていた時は何処で聞いた曲かと必死に頭を回転させていました。結局ライブが終わってから数日たってもどこで聞いたかは思い出せなかったので、ここ数年での地下地上のアイドル楽曲を漁っていた趣味を踏まえどこかで聞き流していたのでしょうね。

バーチャル界隈では前世と転生という言葉はすっかりネガティブな言葉になってしまいました。
転生や引退で新しく0からやり直しても声や癖の類似を見抜かれたり、中には演者側から仄めかして、結果として前世からのファンを引き継ぐ”強くてニューゲーム”行為がまかり通っています。これを踏まえてしまえば"転生すること""前世という概念"が嫌われるのも無理はない話ですね。
ただそれらに比べるとVALISの持つ転生という言葉は意味が違ってきます。バーチャルからリアル、過去に歌った歌を今歌い直す事。
VALISがVALISになる前にステージに立って歌っていたラストの2曲、ある意味では前世と呼ばれるものだけど、
前世を仄めかして売名に使ったりせず、過去を利用しなかった。
前世に何をしていたかをなかったことにせず、過去を捨てなかった。
夢半ばで敗れ辛いことも多かっただろうけど、過去から逃げなかった。
彼女達の過去とは乗り越えるものであったからこそ、今まで紡いで来たものは決して無駄じゃなかった。
過去もひっくるめて今のVALISがあるよと。
拡張からの転生、彼女達が過去に泣くライブはこれで最後にしてあげたい。
今と未来こそは、笑顔でいっぱいにしてあげたい。

最後に

初めは曲が好きで追っかけていたのが何時しかここまで来てしまった、追いかける度に好きになり深みを目指して走り続けてきた私の旅路を振り返ってみると、我ながら感慨深い気持ちになります。拡張と転生の現地に来れたことは誇りでもあり宝物です。

お話し会で直接感想も好きもいっぱい伝えてきます。拡張クラファンの時は推しとお喋りする体験が初めてだったが故に受け身の姿勢で臨んでしまったけれど、今度は伝えなきゃいけない愛をいっぱいにして伝えたい。
VALISがVALISであってくれてありがとう。過去の曲を今VALISの曲として歌ってくれてもっと好きになったよ。
悔いが無いようにお話し会で伝えてくるつもりです。

2月までの会えない空白期間に病んじゃうな〜なんて冗談交じりに考えつつも3rdライブには絶対に行くつもりです。拡張の現地に行ったあの日から、全ての現地に行くと決めました。
VALISの最前線であり続けたい。
私のこれからの人生にはずっとずっとVALISが必要です。

改めて私はVALISが大好きです。愛してます。TwitterでもNoteでも脳内でも何度言ったか分からない程に。愛してる以上の言葉をください。…あったとしてもまたその言葉を何度も伝えるんでしょうけども。
何度だって言います。
VALISの6人みんなが大好きです。本当にありがとう。愛してます。



アリシア




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