ぜんぶ君のせいだ。様へ。(完)

親愛なるぜんぶ君のせいだ。様へ。
まず初めに、この最後のお手紙が4000字を超えてしまったことをお許しください。所々砕けた言葉になったり、重い感情を込めすぎておかしな文体になったりすることもお許しください。
今まで渡した6通の1万字以上のお手紙で自分の気持ちが伝えきれたと思ったことは1度もありません。6回のライブと1回のファンミーティングでもキョドり散らかして、終わった後からも言い忘れたことを後悔してる僕にとって、最後のこの手紙で想いを伝え切ることが出来なければこれ以上悔やむことも出来ないからです。
今までひたむきにライブ通ったりツイートしたりする中で、僕は皆さんに嘘をついた事は1度もありません。故に、この手紙の内容も純然たる真実の言葉として受け取って欲しいです。

少し、自分語りをします。
この1年、自分の生はぜんぶ君のせいだ。と共にありました。
自殺しようとしたあの日も、立ち直ろうとメンクリに通う道の中でも、仕事に行くのが辛い日も、どんなときでもぜん君。の歌が僕を生かして背中を押してくれました。
恋とか愛とかとっくに超越してそんな感情に収まりきらないほど好きで、神様のような信仰になっていたんです。
君たちの存在が、ともすれば凡庸に終わるはずだった自分の人生に特別な意味をくれました。
11/13にはじめましてをしてからその思いを伝えるのに必死でそれからいっぱいツイートももしてお手紙も書いてチェキも撮りました。
君達へ向けたツイートも、渡した手紙も、交わした言葉も、好きと伝える言葉に一回も過去形を使いませんでした。「好き”だった”」とか「愛し”てた”」って言ってしまうとその言葉を言った瞬間までしか好きじゃなかったような気がするから。だから好きと言う際には絶対に「好きです」と「愛してる」と言っていました。
僕が君達の歌と言葉に救われたように、”言霊”を信じているからこそ自分もまた君たちに想いを返していきたいと思いこの誓いを守って文章を書いていました。
手紙を書いていてよかったと思う気持ちはもちろん「君達に想いを届けるため」でありましたがもう一つ、書いててよかったと思える出来事がありました。
他の患いさんから「アリシアさんがお手紙を渡しているのをお見かけして、私も手紙を書いて渡す事が出来ました。」とファンミーティングの日に声掛け頂いたのです。自分の文で誰かの心を動かし原動力になれたことがとても嬉しく、こういった出会いやつながりを生み出す事が出来たという点でまた、ぜん君に出会ったことと自分が患いで在ることにまた感謝しています。


如月愛海さんへ
僕は貴女の涙と言葉を一生忘れません。
僕が最初にコメントを読んでもらったのは10月の7周年配信でした。
「知るのが遅れて今までを知らないことを後悔してる」といった自分の後悔に対して「これから先をずっと知っていてほしい」と肯定してくれたこと。
11/13の激動の横浜の日、君達が会いたいと思ってくれるから私たちはライブが出来ると言ってくれたこと。12/4の福島の日、渡した手紙の重い想いを受け入れてくれたこと。
目を閉じれば今でも思い出せます。貴女がここまでぜん君を連れてきたからこそ僕は出会えました。

もとちか襲さんへ
特典会や配信の日々を思い出すと僕はざねちゃんと上手く話せてなかったなと後悔しています。
ただそれは決して貴女の事を好きではないという事ではないし、貴女の事が好き過ぎるからこそキョドってうまく話せなかったのです。
自分という陰キャにとってギャルの存在はとても眩しくて、でもその眩しさに照らされたおかげで自分を愛せるようになって更に君達を愛せるようになりました。
12/4の特典会の時に言った「オタクに優しいギャル」の姿に日々救われていたよ。

メイユイメイさんへ
患いとして現場に行って特典会で最初に話したのが貴女でした。
「アリシア!?本物!?」という出会いも、「想像上の人物かと思ってた」だなんて二人で笑い合ったことも、全てが嬉しかった。
メイダイシンギの特典で眷属のお墨付きをもらったし、12/4の日には「メイの隣が僕の居場所」だと誓う事も出来た。
君の存在が生きる糧になっているんだよ。
『君』がいう「キミ」に成れて幸せだし、武道館という一番大きな最高の舞台で最大級の「キミ」になりたい。
絵も、手紙も、僕の事も、いっぱい愛してくれてありがとう。

个喆さんへ
1/9、初めてソロ曲を聴いてからサブスクのお気に入りに入れてずっとループしてます。特典会でいて貰った「アリシアはこの歌好きそう」って言葉も思い出しては救われています。
Mezze Forteという生きる事を肯定する歌。すぐ病んで希死念慮も持っていた自分に合う歌という風に理解してくれていた君のその思いやりとポジティブさは僕を救ってくれました。
生きてく、生きるの、君とぼくで
意味なんてなくて良い 生きるの。
君に生かされた自分を大事にして、これからを生きれるよ。

寝こもちさんへ
特典会で会うたびにお手紙の感想をくれてありがとう。
アリシアの文章が好き、小説を読んでみたい、という言葉はただのアマチュア文字書きにとって身に過ぎるほどの光栄でした。
そしてこうも思うのです。自分に文章を書く力があってよかったと。自分の能力で君達に向き合って、喜んでもらうために何だってする事が出来て充実した日々でした。
ソロ曲も1/9に初めて聞いてからずっと好きだよ。
キミに貰った光をぼくも届けていけてたかな?

最後に。自分がこうしてアイドルにハマるのはぜん君が初めてでした。

毎月夜行バスに乗って遠征し美味い飯を食ってからライブに行く。ある日は酒飲んでからライブに行って終わったらまた酒を飲む。患いさんをフォローして現場で会って仲良くなったりもして友達も増えました。
通販でチェキを買ったり現場で取ったチェキをタグ付きでツイッターで投稿する。外食したらチェキ飯をする。ツイートで愛を叫ぶ。ぜん君にハマってからのツイートの仕方が変わり過ぎたので、友人からは「アカウント乗っ取られた?」なんて心配もされました。

最高の自分で会いに生きたくて普段使いのヘアケアや化粧品も一段ランクアップした物に買い換えました。急に化粧品にこだわり出しネイルもしている自分を見た親に「彼女でも出来た?」と聞かれもしました。自分に出来たのはそれ以上に大切な存在なんですけどね。

あれほど自分を悩ませ自殺の原因にもなった不安障害や希死念慮もすっかり頭から消えました。君という概念以外の思想はいらないと強く想えば全て払拭できたから。そのおかげで抗不安薬も断薬出来て精神も医療費も落ち着いています。担当医にその理由をどう説明するかがまた大変だったりもしましたけども。

重い想いばかり書き連ねてきた手紙の中で最後にこんな変な話をするけど、こんな馬鹿話を特典会でしたかったな。いつもキョドっててごめんね。

最後の最後でもまたロマンチックなフレーズを探して自分の言語野から絞り出してこのお手紙を書きました。

ねぇ、僕は患いに成れてたかな。
君たちにとっての掛け替えない何かに成れてたかな。
活動休止するときに、君に思い出して貰える存在に成れたかな。


一年前に終わるはずだった自分の人生がエンディングを超越した延長戦に突入して、その一年生かされた答えが武道館にあるって信じて生きて来た。
夢幻の路の果て、武道館の中でこれが僕が歩んだ命だって胸を張れる。
「想い人に愛された自分」をめいっぱい肯定して、幸せって言いたい。
横浜で渡した手紙の中の『僕はぜん君の「歌」「人」「概念」全てが好きだから。』という想いは今も変わらない。未来永劫まで変わらない。ずっと。永遠に。

生涯患いで、メイの眷属。

躊躇いも後悔も全部置き去りにした。

僕は君達5人が大好きで、愛してる。

君という概念以外の思想はいらない。

出会えてありがとう。
救ってくれてありがとう。
生かしてくれてありがとう。
一緒に生きてくれてありがとう。
愛させてくれてありがとう。
愛してくれてありがとう。
隣にいさせてくれてありがとう。
患いにしてくれてありがとう。
眷属にしてくれてありがとう。
生きててよかったを更新し続けてくれてありがとう。


いつか、またね。


2023/03/13   生涯患い 生涯眷属 アリシア

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