みまもりケータイ/キッズフォンSIMの予備端末でのVoLTE運用について(IMSをAPN設定できないPixel等を含む)
2023年10月17日追記:APNのIMS設定に追加することで、2つの方法どちらも「Android 13」から「Android 14」にアップデートし「VoLTE」が維持されましたので、該当部分の記事を更新しています(Google Pixel 7でテストした結果)。また、APN全般に言えることですが、念のため、端末の再起動も併せて行った方が良いかと思います。2023年10月10日追記:今月「Android 14」が公開され、「Android 13」からアップデートできるようになりました。IMS用のAPNを設定するための2つの方法どちらもAPN設定は維持されますが、実際の挙動としてIMS登録はされません(Google Pixel 7でテストした結果)。そのため、「VoLTE」を維持したい場合、現時点では「Android 13」を維持する必要があります(アップデートした場合、バックアップのうえ、ダウングレードが必要です)。ただし、最新のアップデートができないので、セキュリティ問題が生じるかもしれませんが…
ソフトバンクからみまもりケータイ/キッズフォンが発売されていますが、歴史や文化的に、ソフトバンクのSIMは(みまもりケータイ/キッズフォンを問わず)いろいろな制限がつくのは有名です。そのため、保険としての予備端末で使用しようと思ってもいろいろなハードルがあります。
通信規格の1つである3Gサービスでの音声通話だけであれば、特になにも制限はありませんが、しかしながら下記の通り終了しますので、4G音声通話サービスである「VoLTE」を有効にできないと、予備端末で使用できません。
この点、個人的には好みませんが、IMEI関連等の条件クリアや複雑な手順などを踏み、予備端末でVoLTEを使用できる方法はあります(ここでは説明しません)。
この記事においては、汎用性のあるAndroid/アンドロイド端末のAPN登録を利用したシンプルな方法を、忘れないように個人的な備忘録として残します。
Android/アンドロイド端末のAPN設定については、インターネット検索で大量にみつかりますので、わからない人は検索してみてください。
まず、通信規格の4Gおける音声通話である「VoLTE」は、世界共通の規格上、APNでのIMS登録が求められています(通常は自動的に登録されますので、表には出てきません)。そのため、誤解おそれずにいうと、APN設定でIMS登録ができれば、VoLTEが有効になります(こちらの記事内でもIMS設定内容を説明しますが、IMS設定は検索すれば見つかると思います)。
しかしながら、個人的な実体験から、下記の画像の通り「携帯通信会社により、タイプimsのAPNの追加は許可されていません」が表示され、「Google Pixel 6」や「Google Pixel 7」など、IMS用のAPNを設定できない端末が出てきました。これらのAPN設定が制限されている端末にも、APNでのIMS登録させる2つのシンプルな方法がありました(APN制限をすり抜ける性質のため、みまもりケータイ/キッズフォンに限らず、通常のAndroid端末のその他のAPN制限にも流用できる可能性があり)ので、この手順を含めて忘れないように残したいと思います(APNのIMS設定が制限されている端末及び制限されていない端末どちらでも、この記事内で説明する方法でVoLTEが有効になり、音声通話が可能ですが、Android端末の種類や組み合わせなど多くあり、必ずしも全ての端末で問題なくできるとは限りませんので、ご注意ください)。
ただ、内容の性質的に公開にそぐわないこと、共通規格であるIMS設定のみと違い、APN制限の抜け道に近いものを含むため、周知することによるデメリット(対策)があるかもしれないことなどを鑑み、有料限定公開とします。
なお、保険としての予備端末での使用は一切ソフトバンクのサポート受けられないことを理解し、一定の知識が必要であり、自己責任で試すことができる方だけ記事を購入してください。
また、2023年初期での記録ですので、今のところ大丈夫と思いますが、今後この方法が使用できなくなる可能性は0ではないことをご理解ください。
そして、この記事は実物のあるSIMカードのみを対象にしており、eSIMを対象していません。さらに、「Google Pixel 6」や「Google Pixel 7」では実験していますが、それ以外の端末については保証できません(スマートフォン端末については、SIMロックがないSIMフリーであることを前提に説明しています)。
以下から、方法を説明します(方法は2つありますので、どちらかをお試しください)。
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