polyphia、すごかった[週間アリスVol.5]

先日、生まれてから何回目?かの誕生日を迎えた。もう正直20歳を超えてからの誕生日は何の感慨もない。というか自分がまたおじさんに近づいていることを突きつけられているようでむしろちょっと嫌でさえある。人の誕生日を覚えるのも、何かしら表立って祝い事をするのも苦手である。こんな私でも、なんと誕生日を覚えていてくれて、祝いの言葉なんかもくれちゃったりする友達がいる。ありがたいな、大事にしないといけないな、と本当に思う。そいつには誕生日おめでとうを返してあげたいなと思って、誕生日を思い出そうとするのだけれど、脳内検索に何の情報もヒットしない。う〜〜ん、ごめん!次あったら誕生日ってことにするよ、覚えてたら・・・。


Polyphiaを見に行きました

5/28、大阪なんばHatchにてPolyphiaのライブを見に行った。去年の来日公演にも申し込んでいたのだが、あいにくキャンセルとなってしまい、一年ぶりのリベンジだった。近くのカプセルホテルに宿を取り、オープン30分前くらいから待機。あまりの雨にホテルから会場に着くまでにずぶ濡れになってしまい、思わず物販のバンTを買って着替える。バンドTってデザインがあんまり・・・なことが多いんだけれど、今回買ったものは頑張れば普段使いも
できそうな感じでお気に入り。

同志達に敬礼

着替えて一息ついて周りを見渡す。あ、仲間だ。黒髪、中肉中背で私が買ったバンドTと同じものを着用し、ギターを弾くこと以外にはあんまり興味のなさそうな同志達(失礼)がライブの始まりをそわそわして待っていた。ご多分に漏れず私もそのうちの一人であった。日本にこんなにもメタル、というかテクニカルインストバンドの類のファンがいたんだな、と思うとちょっとした感動を覚えた。同志達に敬礼。

入場、Li-sa-X

結構長く感じた待ち時間を経て、いざ入場。スタンディング席で、ちょうど全体の真ん中くらいの位置だった。背伸びして見上げたらギリギリ見えるかな、くらいの場所。こういう時私がもっと身長あればな、といつも夜更かしをしていた成長期の自分を恨みたくなる。しかし音響的には結構いい位置なんじゃないか?などと思っているとオープニングアクトのLi-sa-Xが入場。上手い、すごい、早い・・・。某牛丼チェーンのようなフレーズが思い浮かぶ。Li-sa-Xはギターを弾いていない時は普通の感じの女の子だった。MCも少し慣れていないようなあどけなさがあり、可愛い。でも曲が始まってギターを弾きだすと、もう鬼だね。早弾きはやっぱり男の子の血を駆り立てる何かがあると信じて止まないのだけれど、女の子もその例には漏れないのか?と思った。4曲目?メドレーの中にあった曲がすげえよかった。

Polyphia開始!

Li-sa-Xのパフォーマンスから少し間をおいて、ついにPolyphia入場。うおおおおお!という歓声とともにやってきた彼らは、youtubeの小さい画面で見た印象そのままだった。timのタトゥーは生で見るとすごい。あんまりタトゥーに対して興味がないのだけれど、ここまで入ってるとちょっと見惚れてしまう。スコットは髪がめっちゃ綺麗だ。クレイ(ベース)はスラッとしているが何となく細い体のなかにしっかり筋肉がついているような印象。クレイ(ドラム)はとにかくかっこいい。格ゲーとかにも出れるんじゃないかという風貌。曲はもう全曲通してすごかった。ライブなのだから当たり前と言えば当たり前だが、もう音圧がすごい。ドラム、ベースの圧にくらわされていると、音源で何度も聴いたあのギターフレーズがもうほとんどそのままやってくる。え、ホントに弾いてたんだと存在が未確認だったUMAを見た時のような気持ちになる。ギターをそこそこやっているから尚更、その圧倒的な技術に舌を巻く。うんめぇ〜〜〜〜

スコット、めちゃかっこいい

Polyphiaはtim hensonのバンドというイメージがあって、スコットはどちらかというとその後ろで寄り添うようなプレイをしている印象だったのだが、実際に生で見るとティムよりむしろスコットの演奏に目を奪われた。理屈抜きのかっこよさがあって、もううわ〜〜〜〜〜ギターヒーローだ〜〜〜、語彙力失っちゃうよね。MCもかっこよかった。全然聞き取れなかったけれども。

Polyphiaが好きな理由

Polyphiaの曲全体を通して思うことはメロがいいなっていうことだ。テクニックを見せるための曲ではなく、聴かせるための曲を一貫して作っていて、その中に自然にテクニックが光るようなアレンジにしてあるように思う。で、ライブにいって初めて気づいたんだけれども、キメに重点を置いたリズムが抜群にかっこいい。重た〜〜〜いベースとキックにくらわされていると、ギターのテクニカルフレーズが来て、無音ブレイク。今回のライブでこの無音がPolyhiaを最近のテクニカルバンドの中で特に好きな理由なのかなと思った。

終演

アンコールの最後にG.O.A.Tで、モッシュが起こる。ちょうど真ん中で、モッシュが起こる位置にいあわせ、揉みくちゃ状態。曲が終わるころには知らない外国人の方と肩組んで笑い合っていた。音楽のちからってすごい。

終わり

とにかく凄かったPolyphia公演。もっとギター練習したいと思わせてくれるいいライブだった。聴きたい曲もほとんど聴けたから超満足。yasとsaucyは次あればぜひやってほしい。今までライブにあまり行かなかったのだけれど、今年はもっと生の音楽に触れて、自分の音楽の糧にできたらな、なんて思う。



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