「髙橋優斗」という青春

私がいま何よりも夢中になっている男の子の言葉で、好きなものが2つあります。

1つめが 「おれ今年18よ!車の免許も取れちゃうし、結婚できちゃうし、そう考えると怖くって仕方ないよね」。

そして2つめが、(「生まれ変わったら何になりたい?」という質問に対しての)「生まれ変わりたくない。怖いじゃないですか。臆病者なんですよ僕」。

2つとも、ひょっとしたら本人はもうこの発言を覚えていないのではないかというくらいに、サラリと口から出た言葉でした。だけどその分真実味がつよくて忘れがたい。今じぶんが置かれている年齢や、自分の中の弱さを、そのままの純度で見つめる人なんだな、と知れたので。



この男の子の中にあるそういう部分は、秋になって、一つのできごとにつながりました。


九月の帝劇公演二幕。この男の子が舞台上にたった一人で立って全身で叫んだ「今の楽しい生活をずっと!ずっと!続けていきたい。だからおれは今出来ることを全力でやるって決めたんだ。最後に後悔しないような生き方をする。」という台詞。


(ジャニーさんに”自分の言葉に変えていい”と言われたそうなので、どこまでが元々の台詞でどこまでが自らの言葉になったのかはわからないけれど)言い回しや抑揚は至って普通。だけど、ほんとうにほんとうに、自分の奥底から湧いてくるような言葉で、「あ、これは、信じないほうが難しい。この子はこれを、必ず叶えるんだろうな」、とわたし以外にも沢山の人が感じたことと思います。 これは、希望とか、未来とか、ぜんぶをまっすぐに捉えて打ち返す力のある人の、言葉だ、って。


そのときの演技が真田佑馬くんや萩谷慧悟くんから雑誌上で「よかった!」との評価をもらえたのも記憶に新しい、嬉しい出来事でした。まだ真っ白いキャンパスのような彼の未来に、「演じること」というキーワードが大きく書き込まれたような気がしたから。



自分の世界のふちが、外周が、上限が、自分でもわからない。わからなさゆえの怖さ。不安さ。わからなさゆえの、希望。それをまっすぐ素直に見つめる力。希望を躊躇わず口にする力。すべて、この男の子の中に、いま備わっている。その力を使ってピースをひとつ、またひとつと集めているうちに、歯車がかみ合い、爆発が起きる。大きな星に乗っかって、遠くまで飛んでいく。そんな瞬間がすでにもういくつも来ている。 そんな風に感じています。


紛れもなく文字通りの少年が、この「無限」の中で自分の魅力や体を自由に操れるようになっていく瞬間。それが、今、17歳から18歳になる瞬間。だれの心だって最もみずみずしい時期。 苦しいことも自分の弱さも未来への希望もすべて、まっすぐな純度で受け止めることができるこの男の子の目に、いざおとずれる18歳の日々はどんな風にうつるんだろう。


髙橋優斗くん、お誕生日おめでとうございます。今のわたしにとっての青春とは、髙橋優斗くんを見つめることです。青春青春青春。青春とは予測不能なもの。毎日ドキドキハラハラすること。偶然知って、何となく惹かれただけだったはずなのに!飽きもせず。髙橋優斗くんの青春性の高さに、今日も明日も振り回されてます。

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