just touch my body

相変わらず”HiB”の虜として生きております。アホかよってくらい毎日この男の子たちのことを考えている。何かに急かされるように、急げ急げと駆り立てられるみたいにして、必死で、HiBをわたしの頭と心と目に記憶させようとがんばってる。毎日。


ちょっと大袈裟だけどわたしには座右の銘がある。一言でまとめるのは難しいんだけど…「時間が過ぎていくことを惜しんではいけない。なぜなら、わたしの人生にはたくさんの、もっと美しいものがわたしを待ってるから。それらをまだ見ていないのにここにとどまり続けるのはナンセンス」みたいな感じの、そういうことを、人生の、というかオタ活のテーマにしている。じゃないと、こうやって日々人間を見ていることの意味がないから。


そう思って、結構真剣にそうおもって、次に私を待ち構える美しい事象のために毎日生きている。

…の、だけど、10/13の少年倶楽部のtouchを見た瞬間、わたしはそのポリシーに違反してしまった。 touchを見て、わたしは時計を止めたいと思った。 彼らの上に流れる今という時間を引き伸ばせないことが、悔しくてたまらなくなって、ベッドでちょっと固まってしまった。


わたしは髙橋優斗のオタクだけど、 金指一世のことを、なんというか、こう、宝物のように思っている。 貝殻の中の真珠。 だからこの曲の大サビの直前、かなさしを取り囲む9人のお兄さんたちが一斉にしゃがみ、そして一人真ん中に立つかなさしが「just touch my body」と囁いた瞬間、 途方にくれた。その顔が、まるで昔のフランス映画の1シーンみたいだったから。

金指一世のことは大好きだけど担当ではないので、やはりこの子について知らないことも多い。だから、この子の心の強さとか弱さとかぐらつき方とか、それがどんな風か私はよくわからない。だけど、「just touch my body」と囁いた瞬間のその顔は、パリの薄暗い路地裏で大人にナイフを突きつけるこどものようにも見えて、絶望的なうつくしさがあって…13歳、この子の「ある瞬間」は今確実に滴ってぽとりと落ちた。そうおもった。


touchを踊る10人は、私が知る夏の姿…ほんの1,2ヶ月ほど前のそれとでさえ、異なって見える。 みんな、「自由」に手をかけている。自分の体を、心を、自由に操って、ふわっと遠くへ羽ばたける。その直前にいるように見える。


羽ばたいた先にはきっと素晴らしい景色がある。わかってる。そうじゃなきゃ困る。だけど、わたしは、「just touch my body」と囁くかなさしの顔を見た瞬間、少なくとも今後、彼がカメラに大きく抜かれた瞬間に(6月のしょーくらの時のように)目を泳がせるようなことはもう2度とないんだろうな、と思い、少し泣きたくなった……っていう話でした。子どもってこわい。綺麗な顔した子どもはもっとこわい。

おしまい。今日もオチはありません。笑

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