電通大4年2ヵ月の自戒

希望とは絶望の前に現れる幻想である

5月初旬、もしかしたら大学院推薦を受けれるかもしれないと言われた。今思うとこれは希望に擬態した絶望だったのだと思われる。
そもそも私は推薦がもらえるほど学力がないためこの希望に迷わずに飛びついてしまった。怠惰な落第生の前に現れる希望というものの中身を知らずに。結果はおよそ2週間ほどで出た。無論、推薦資格要件を満たなかったというものである。心のどこかできっと大丈夫という希望的観測をしていたためにこの事実は私の心を深くえぐり取った。
ただ、忙しさというものは私を哀愁に浸ることを許さなかった。そのおかげで今も走れているのだと思う。結果を得る前に別の大学院に見学に行き、院試に備えていたことも一つの安心材料だったのだと思われる。
まあ、私個人が言いたいのは希望に期待をするなということである。私自身高校、大学と失敗しかしてこなかったために防衛的悲観主義になり、その結果得た教訓である。しかし期待をしなければ裏切られたとて傷は浅いものである。

私のこれからの院試予定

かくも推薦資格を入手できなかった落第生は一般受験をするのだが、受験先としては以下のいくつか検討している。

  • NAISTの自然言語処理学研究室

  • 私の大学院

  • 筑波の宇津呂研究室

あとは奥村船越研なんかも検討してる。入れたらうれしいよね。大学名は書かないけど。

電通大の後輩に向けて

本旨はここである。
まず、電通大の院進学を考えている後輩に言いたいことをいくつか挙げる。

  1. GPAが相対評価かどうかは外部は考慮しません

  2. 推薦基準は3年終了時までのGPAの評価なので余分な単位はとらないでください

  3. 4年から研究が始まるので計画書が書けません

  4. 経営社会情報専攻は留学してても進級できます

1つ目はNAISTに問い合わせた際にGPAをそのまま使う旨の返信を頂きました。つまり電通大に入った時点で外部院でGPAを使われる場合に不利になります。これは再三言われていますが電通大は大部分が相対評価です。
2つ目ですが単に科目数を多くとると勉強時間に対して科目単位の割合が減るので成績が伸びにくいので優秀な方以外は必要最低限の単位数をめざせということです。もちろんその分知識はつきますが推薦を逃すと院試に勉強時間を割く必要が出てくるため結果として邪魔になります。
3つ目は外部院を受ける際に研究計画や志望動機所を書くのですが研究の方向性が出願までに定まらず、3月から5月にかけて研究方針を根を詰めて決める必要があるため苦しいです。
4つ目は私は知りえなかったのですが、実験科目を4年に持ち越すことが可能なため海外でも研究したい人はちゃんと類に問い合わせてねという話です。

ここまでいろいろ書きましたが推薦を目指す凡庸な学生は無駄な行動をするなということです。また、外部院は基本的に一般入試かつ他の大学と比べて不利になりやすいということを肝に銘じて置いてほしいです。
ちなみにNAISTの合格発表の後に電通大の入試があるのでガチャを回すという意味で受けるのはおすすめです。試験もオンラインですので。
たぶん私はNAISTに受かったら電通大は受けないと思います。実は微妙に教授の指導範囲とずれているっぽいので。博士後期課程のこともあるので。まあ、代わりに私が大学受験失敗したところに受けに行ってると思います。

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