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人付き合いはOSとアプリに似ている説

今日は朝同僚が車で迎えにきてくれたので重役出勤をした。
今日も仕事は大きな問題はなく終了。しかしながら今日も今日とてサポートが終了しているOSによる不具合報告が行われた。世の中にはサポートが終了したOSを擦って使い続ける企業は結構多い。大手もそんなものなのかぁ、セキュリティとか考えないんだなぁ、まぁ大手だからこそ現実問題そうなるんだろうなぁ、何やってんだ情シスは。でも気持ちは分からなくない。彼らも大変なのだ。社内問い合わせ窓口は本当に大変だ。機械音痴なのにパソコンを触って仕事をしている人が多い世の中は本当に怖いまである。我らにとって一番怖い人種は、「なんでこうなった?何をした?」と聞いても「何もしていない」と答える者たち。彼らは大抵「何もしていない」と答える。これは8割が嘘である。何かしらやっているので事が起きているのだ。残りの1割は再起動で解消、もう1割は物理的な故障である。その問題を切り分けるためにもう一度尋ねるとやっと白状してくれる。本当に動物に機械を触らせないでほしい。なぜ今そんなことをしたのだ、なぜ違和感に気が付かなかったのだ…と色々聞きたくなるが我慢して対処する。そして対処しながら「頼むから1回目で白状してくれ。自衛はその後にしてくれ、別に気にしないから」とモヤモヤしながら「大丈夫ですよ」とニコニコする。草である。

OSのバージョンアップで喜ぶのは個人ユーザーであって、アプリやソフトを開発する企業は毎度冷や汗をかくようなイベントだ。リリース後に動作検証をして、不具合が見つかったら即対応が求められる。なんだか流行を追わされている気がして嫌気がさすときがある。仕事なので全うするのだが。
サポート終了したOSを使っているにも関わらず問題が発生するとやいやい言ってくる人はいるし、「そんなすぐに買い替えるのは厳しい」と論点をずらしたうえで財政難を訴えてくる人たちもいる。前々から分かっていたことじゃないですか、初めてのことじゃないんだから前もって準備しておけばいいのに、と思いつつも正論をかませないのが仕事である。こういうときは大体「うちも困ってるんですよ」的なニュアンスを含めると事が治まる。だが自分の考えと言っていることが矛盾する。
よく落ち込んだときはポジティブなことを口に出せばポジティブな気持ちになるという。逆も然りだ。本心と違うことを口にすると、自分もその思考に近づいていくような感覚がある。誠心誠意向き合って説明するとか、もっとやり方はあるのだが、やる必要性が見当たらない。コスパが悪いので適当に返している自分にもたまに嫌気がさす。そもそも個々が必要な知識をある程度もっていれば問題が起こる確率は減らせるし、いやもっといえばOSのバージョンアップに関してそれに左右される会社は左右されないようにすべきではと思う。しかしながらそれを考えたところで給料が上がるわけではないので思考を止める。仕事は仕事である。別の部分にやりがいを見つけて、楽するところは楽するのがベストである。

WindowsやMac、AndroidやiOSなどのOSは本体である。そしてアプリやソフトや付属品にすぎない。なんだか人間関係みたいだ。OSがバージョンアップして付属品が付いていけなくなるのは、その人の性格のバージョンアップに周りの人がついていけなくなる感覚に似ている。バージョンアップには良いものもあれば、改悪でしかないものもある。自分がOS側になったとき、ついてこれない周りに対して「サポート終了」として断ち切ってもいいのだが、旧バージョンを考慮していればそんなことにはならない。そして自分の互換性が高ければ対応できる範囲が広がる。
自分が付属品側であれば、友人がアップデートされると若干戸惑うこともあるだろう。ソースが公開されているからといって何億行もあるソースを読むなんて無理なわけで、その人の歴史を全て見ることは出来ない。しかしながらこちら側も対応をしないといけないのだ。別に今まで通りで問題なければOKだし、少し問題があれば時間を取って対応すればいい。なんだ、こう考えれば簡単なことじゃあないか。でも人間は複雑なので、そこに感情が入るとややこしくなるんだろうなぁとしみじみ。でもこの理屈が通れば、あとは適切に対応するだけなので、やれば出来ないことではないんだと思った。今。

というのが本日の気づきである。
仕事帰りはピクミンブルームで花を植えながら帰宅した。やはり会社までの片道は3000歩届かずのようだ。明日はちゃんと自らの足で通勤・退勤をしたいところである。

お題:好きな色は?

私の答え:黒

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