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【FXトレンドライン】超実践的なトレンドラインの引き方と使い方
どうも!
こんにちは、証券会社出身トレーダーの塾長かずきです。
今回のテーマは
「超実践的なトレンドラインの引き方と使い方」についてお話します。
あなたのトレンドラインの引き方・使い方
本当にあっていますか?
トレンドラインって簡単に引けるように思いますが、
引き方を間違えている初心者の方を結構見かけます。
「トレンドラインの引き方って言ったって、
高値同士・安値同士を結ぶだけじゃないの?」
もしそう考えているならあなたの引き方は間違えているかもしれません。
高値同士・安値同士を結ぶだけじゃダメなんです。
この記事では、正しいトレンドラインの引き方と
正しいエントリー方法を解説します。
「トレンドラインを使ってみたい」という方も、
「使っているけど上手くいかない」という方も、
是非最後までみていってください。
トレンドラインの正しい引き方
トレンドラインというのは
![](https://assets.st-note.com/img/1703299317582-iuHIEbbFQO.png)
安値と安値または
![](https://assets.st-note.com/img/1703299323591-1Ib9VjOep1.png)
高値と高値を
![](https://assets.st-note.com/img/1703299329333-Gd7CfBsXHW.png)
結んだ、斜めに引かれるラインです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299348205-9UEequ2AVE.png)
1点目、2点目でラインを引いて、
上昇トレンドラインであれば3点目以降で買い、
下降トレンドラインであれば3点目以降で売りでエントリーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299354109-QJJYatyRhi.png)
また、上昇トレンドラインを下抜けたら売り、
下降トレンドラインを上抜けたら買いエントリーします。
というのが、よくあるトレンドラインの説明です。
ここまでの説明で、「いやいや、それじゃ足らないよ」と思った方は、
もしかしたらトレンドラインをちゃんと使えている方かもしれません。
反対に、「そうそう」と頷きながら聞いていた方は、
もしかしたら使い方が間違っているかもしれません。
実は、この情報だけではトレンドラインの説明としては不十分なんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299360175-2x3sG4hrbJ.png)
先程の説明だけでトレンドラインを引くと、
![](https://assets.st-note.com/img/1703299366148-lh6vSBmbwj.png)
いくらでも引けてしまいます。
「そんなことにはならないでしょ」って思うかもしれませんが、
ちゃんと安値同士・高値同士を結んでいます。
という訳で、
『安値同士・高値同士を斜めのラインで結ぶ』
という説明だけだと、
全く優位性のないラインを大量に引くことになってしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299372517-fI8rNbTbTo.png)
なにが足りないかというと
![](https://assets.st-note.com/img/1703299377628-kFUDcdfRCI.png)
『トレンド』という大事な要素が抜けています。
トレンドラインを引く上で、トレンドを無視してはいけません。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299382934-CfrKGYXB0f.png)
この状態であれば
![](https://assets.st-note.com/img/1703299388637-LgNCsQCk3D.png)
トレンドラインを引いてもOKです。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299394584-bL8AoRO6uS.png)
ダメなのはこういう状態です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299399712-9IbFMA176S.png)
なぜかというと、まだ高値を切り上げていないからです。
トレンドラインはトレンドに対して引くものなので、
・上昇トレンドは高値・安値を両方切り上げ
・下降トレンドは高値・安値を両方切り下げ
というトレンドの条件を満たす前に引いてはいけません。
このトレンドの前提がいまいち分からない方は、
こちらの動画をご覧ください。
9分50秒あたりからは特に観ていただきたいです。
勘違いする方もおられるかもしれないので、
一応言っておきますが、
トレンドになっていなくても
斜めのライン自体は引く場合があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299426404-hl67aaMDaw.png)
例えば三角持合いですね。
僕の動画内では、ここで引く斜めのラインも、
便宜上トレンドラインって言ってしまっている時がありますが、
頭の中ではトレンドラインとは別物と考えておく必要があります。
この例は、直前まで上昇トレンドだったので
![](https://assets.st-note.com/img/1703299432635-Tx80RVCsL6.png)
上抜けた時にこういう風にエントリーする為のラインとして使います。
話を戻しますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299438491-Nyvg8X7pvf.png)
高値安値両方切り上げ、高値安値両方切り下げになって
トレンドが発生してから引くのが、
トレンドラインの正しい引き方ということでしたね。
実際のチャートで見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299444589-r8SQ6LlWYS.png)
ドル円の日足で、今見えている最新のローソク足は1/27です。
今この時点でトレンドラインを引けるでしょうか。
答えは「引けない」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299451386-q1CVJMseCw.png)
三角保ち合いとして引くならいいんですが、
![](https://assets.st-note.com/img/1703299457675-TvXoi8ltKc.png)
トレンドラインを引くなら、高値を切り上げてからですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299463627-yzD7MSxvRY.png)
窓があるのでちょっとややこしいですが、
トレンドラインを引くなら、
こういう風に高値を越えてから引きましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299469451-3Sfm5vNiAE.png)
こんな感じですね。
ヒゲか実体かって言う問題があるんですが、
僕は基本的にはヒゲで引くようにしています。
あとトレンドラインは、2点目で引けるように練習しましょう。
過去のチャートに、
練習とか分析の為に後付けで引く分にはいいんですけど、
動いているチャートを見て
エントリーポイントを探している時に3点目まで待っていては遅いです。
2点目で引けるように練習してみてください。
トレンドラインのエントリー手法
正しいトレンドラインの引き方が分かった所で、
次はトレンドラインを使ったエントリー手法です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299478090-egL02AKlO4.png)
まずは基本的なトレンドラインを使ったエントリー、
3点目で反応したところでエントリーという方法です。
ポイントは、
・トレンドラインピッタリではなく「トレンドライン付近」の値動きを見る
・トレンドラインに当たった瞬間にエントリーはしない
というところが挙げられます。
トレンドラインに限らず、
水平線やフィボナッチなど
テクニカル分析における全てのラインはピッタリ効くというよりも、
この辺で効くということの方が多いです。
斜めに引くトレンドラインでは、特にその特徴が出やすいので、
トレンドライン付近をゾーンとして考えておいた方がいいです。
また、当たった瞬間にエントリーするのはリスクが高すぎます。
跳ね返るのを確認してからエントリーするようにしましょう。
経験を積んでいけば、
少しずつシビアなタイミングでエントリーできるようになりますので、
リスクを取るよりは安全にいった方が良いと僕は思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299486536-1TqPZj7r9d.png)
ということで、この辺りで買いエントリーということになります。
損切りなんですけど、2パターンあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299492203-nDBav416YF.png)
1つ目は、オーソドックスな損切り方法、
トレンドラインを割った所で損切りするという方法です。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299497808-q1LEc6Oucj.png)
そしてもう一つは直近安値を割った所です。
こちらの損切りポイントは、
ダマしで損切りしてしまうことは減りますが、
トレンドラインの角度が急な場合は
損切りが遠すぎることもあるので、
使いどころには気を付けた方がいいです。
次は、トレンドラインのブレイクについて解説します。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299504969-fRLtxyyIMZ.png)
冒頭で、一般的には上昇トレンドライン下抜けで売り、
下降トレンドライン上抜けで買い
と言われているといいましたが、
このエントリーはあまりオススメできません。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299511829-CtAd0wzkdE.png)
ダウ理論で考えると、高値・安値を越えるまでは
トレンドの終了ではないからです。
単に、このトレンドラインに沿った動きが終わったというだけなので気を付けましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299518189-m01KvYCNAp.png)
例を見てみましょう。
下降トレンドラインを上抜けしていますが、
![](https://assets.st-note.com/img/1703299524185-czKYJsXzup.png)
特に大きな上昇が起こる訳でもなく、
また下落を再開していますよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299529329-1LPdX3m49B.png)
下降トレンドが終わったわけでは無くて、
新しいトレンドラインに沿った下落を始めたというわけです。
なので、
トレンドラインをブレイクしたからといってエントリーするのは、
僕はオススメしません。
ただ、例外もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299535398-kprB556unj.png)
例えば、この日足の上昇トレンドラインですが、
![](https://assets.st-note.com/img/1703299554798-98OAFHuxpl.png)
1時間足で見ると、下降トレンドラインが形成されています。
この下降トレンドラインに対しては、
ブレイクでエントリーしても良いと考えています。
大きいトレンドに対して
逆行する下位足のトレンドラインをブレイクした時です。
今回のケースでは、
日足で引いた上昇トレンドラインが大きいトレンドにあたり、
1時間足で引いた下降トレンドラインが逆行する
下位足のトレンドラインにあたります。
このエントリー方法は僕もよくやっている手法で、
トレードの王道である、
「大きい波に順張り、小さい波に逆張り」がやりやすいのでオススメです。
まとめ
というわけで、トレンドラインについての解説でした。
トレンドラインという名前なだけあって、
トレンドを意識した使い方が重要になってきます。
その辺までこだわってちゃんとした使い方をしてあげると、
強力な武器になるので、是非練習してみてください。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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