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スロコンについて

僕のアルファロメオ ブレラにはスロットルコントローラー、通称スロコンを取り付けています。

スロコンとは

スロコンとはそもそも、アクセル強弱信号とECUの間に割り込み、アクセル信号を変化させて車のコンピュータであるECUに伝えることでECUを”勘違い”させ、本来のアクセル開度よりも加速感を得るために機能するものです。

当然アクセル開度の信号を変化させるだけなのでそのクルマの持つ最大出力(馬力)や最大トルクが上がる訳ではありません。

我がブレラのスロコン

スロコンは各メーカーが各車種に対応した製品を販売してます。

我がブレラのスロコンはTEZZOさんのスロコンで¥52,000+取付工賃とそれほどお安くないものです。3種類のモードがついており、

 ・ノーマルモード:スロコンオフです

 ・スポーツモード:スロコン効果並み(通常はこれに設定)

 ・レースモード :スロコン効果強。油断すると車が飛び出します

ブレラは車体が重く(1750kg)、ノーマルだと信号待ちからのGO!で軽にも置いてかれます。この出だしのもっさりを解消すべく導入しました。

スロコンアンチ派

このスロコンに対しては一定数のアンチが存在します。

スロコンなんてなくてもアクセルをいっぱい踏むことで同等の効果を得ることができる、つまり不要だというのが彼らの言い分です。

取り付けてみた結果

結論を言えば、取り付けてよかったです。たまにノーマルに戻してみますがもっさりしすぎてツライです。

これを取り付けて初めて走行した際の感動は忘れません。エンジンの出力があがったかのようなパワー感を感じました。

一方、アンチ派の言うことは正しく、スロコンは一定のアクセル操作に対する加速感を増やすだけなので同じ加速感を得るためいっぱいアクセルを踏めばよいのは事実です。

僕がドライブにおいて大事だと思ってるのは”感覚”、”フィーリング”です。また皆さんそうだと思うのですが、”このくらいの感じで”踏んだときの加速感が想定通りだと「まあ普通」、予想を超えると「このクルマはやっ!」となるでしょう。例えば3cmアクセルを踏み込んだときに、馬力がどのくらい、トルクがどのくらい出ているかを数値で把握するなんてことはしないと思います。

あくまで”感覚”、”フィーリング”でその人にとってのクルマの良し悪しが決まります。

運転してみて思った以上の加速が得られれば「速いクルマ」、足りなければ「遅いクルマ」になるだけです。

スロコンは仕組み上は、速いクルマと思わせるだけかも知れませんが、それでいいんです。少なくとも僕は。

あとあまり語られないですが、スロコンをONにすることでアクセル操作が敏感になります。レースモードなんかにすると感覚的には、足を乗せるだけで加速し足の重みを緩めるだけのイメージで減速します。

つまり極めて繊細なアクセルワークが必要になります。これも攻める人には楽しめる要素ではないかと思います。

スロコンのデメリット

慣れてきちゃいます。( ´∀` )

アクセルワークに対する加速感が当たり前になってきて、それに合わせてアクセルワークを行うので当初感じた加速感が薄れていってます。

他によくECUに良くないという意見も散見されますが、「良くない」って何?と思います。エラーは全く出てません。

最後に

スロコンはちょっとお値段が張りますが、愛車のドライブを楽しくしてくれる優秀な装置です。出だしにもっさりを感じてる人や、加速感が好きな人にはぜひ試してもらいたいです。

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