コーシャ(Kosher)
前回イスラエルの食について書きましたが、ユダヤ人は【コーシァ(Kosher)】という旧約聖書の戒律に基づいたユダヤ教の食の規定を守っています。カシュルート(Kashrut)とも言い、ヘブライ語で「適正な状態」という意味だそうです。
たとえば、ユダヤ人は豚を食べられませんが、その理由は旧約聖書の中に、ひづめが2つに分かれていて反芻する動物(ウシ、ヒツジ、ヤギ、シカなど)は食べてもいいが、反芻しないものは汚れているので食べてはいけないと、書かれているためだそうです。
魚介類に関しては魚はいいのですが、鱗が無いものも禁じられています。タコ、イカ、ウナギ、甲殻類のカニ、エビ、貝類は食べられません。
あと、乳製品と肉は同時に食べることは禁じられているため、ある程度一定の時間をおいて食べなければいけません。
なので、マクドナルドに行くとチーズバーガーがありません!!
だけどキブツで見ていると、普通にお肉を食べた後にみんなアイスクリーム食べてますね(笑)人によってはその一定の時間がマチマチなのかもしれません。
面白い食文化だなと思うのですが、異国では大変なのではと心配になります。特に最近は日本でもオリンピックに向けてイスラム教徒のためにハラル料理が増えていますが、さすがにまだコーシェルに関しては知られていないでしょう。
コーシェルについてこちらを見ると詳しくわかります。
https://kotobank.jp/word/コーシャ-1736786
※この記事は2019年3月20日に書かれました。
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