常識の壁を壊し、より自由な精神性へ向かうとき
こんばんは、アレクサンドリアです。
激動の流れの中で、私事になりますが、整理も兼ねて書かせて頂きます。
私はキロンリターン(およそ50歳前後)を迎えるまでは、この世的なことに焦ってばかりで、本当の満足感など、ほど遠いものでした。
具体的には、私の場合、家族、お金、仕事など、日常生活で常に自分の身の回りにあることばかり。だから、ほとんどのことが気がかりで、それを何とかしなきゃと問題解決ばかりしていました。
その結果、仕事やお金は少しずつ向上していったように見えましたが、いつまでたっても満足することがありません。見えないゴールに向かって、ただ目の前のことや課題をこなし、必要ならばスキルアップしての繰り返しでした。
家族に至っては、関われば関わるほど、状況はよくなりませんでした。
これは、チャートにおけるグランドクロスのみを頑張って使っていた感じかなと思います。
具体的に言えば、私の場合、太陽と冥王星のオポジションに対して、「仕事をどんどんやって、収入も増やして」という木星と、「妻として、母として」の月軸がクロスしています。
現状を打開しようと努力し、拡大するのですが、なぜか喜びがあまりなく、それは木星と月の位置が、奉仕や問題解決の部屋(6-12ハウス)だったからかなと思います。
それが、キロンリターンを迎えて、常識的な壁(土星)が少しずつ壊れだし、自由な精神性(天王星)の世界へ向かう流れの中で、それまでフタをしてきた自分の喜びや楽しさが現れだしました。
私のキロンは9ハウス、学びに関することで傷ついていて、占星術を学ぶことで傷が癒やされていく感じがします。
まだまだ常識に囚われていたときには、「好きだけど趣味程度のもの。それよりも仕事関連の学びの方が大事。」と優先順位を下げて関わっていました。
しかし、自由な精神性がだんだん強くなってきたとき、私のチャートの中の、今まで意識していなかった天体やアスペクトが浮かび上がってきました。
これらをまったく知らずに生きてきたのですが、占星術を学び始めて、そのような位置にエネルギー(天体)があるということにまず気づきました。
その時は実感がなくても、時の経過とともにそのエネルギーが活性化する時期がきて、意識しているからこそ「今、この流れがきているんだな。」と自然に受け入れられるようになってきます。
活性化する時期というのは、天体の年齢域かも知れないし、トランジットやプログレス、ソーラーアーク天体によるものかも知れません。
私の場合は、火と風のグランドトラインがようやく活性化しはじめ、やる気や情熱と、情報やコミュニケーションのエネルギーが循環しはじめたような感じがします。
これらの取り扱い方は、自然な流れを止めないで進んでいくことだと思いますが、これからもっと意識して使っていきたいです。
このような天体は、すべての皆さんが平等に持っているものであり、ただその位置する場所が異なるだけなのです。
「西洋占星術は優しい占術なんです。私にはあの星がない、この星はあるということはありません。すべての天体を、すべての人が平等に持っているんです。」
これは、マドモアゼル愛先生が一番最初に仰っていた言葉で、私の胸に深く印象に残っています。この言葉が、西洋占星術を学んでいこうと思ったきっかけでした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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