9人村における人外最強のCO【人狼殺】

配役

村/村/村/占/霊/騎/狂/狼/狼

はじめに

人狼ゲームは作戦の流行り廃りがあるものだと思っているので、「現状」最強という話に過ぎないのですが、ボイスチャット人狼における現行版人外最強の布陣を紹介したいと思います。

それが2-1盤面、占い真狼の初日囲いです。順を追って説明します。

なぜ強いのか

初日囲いをした場合、グレー吊り進行を取っても狼を吊ることができず、2日目に決め打ち日が到来するのが単純に強いです。私の知る限り、狼狼囲い以外で初日狼が吊られず、かつ2日目に決め打ち日が来る進行は存在しません。

イレギュラーな例として2−2陣形(真狼ー真狂)で狂人が真を勝ち取って、かつ狼が村への黒打ちに成功した場合、2日目が決め打ち日になります。しかし2−2陣形での通常の進行は霊能吊り切りなので、決め打ち日が3日目になるケースが圧倒的に多いです。また、真霊能が決め打ちに勝利した場合は、人外陣営の負けが濃厚になるので、人狼視点でも霊能の決め打ちは難しいところ。

なぜ決め打ち日が早ければ早いほどいいのか?なのですが、前提として人狼というゲームは、会話を通じて怪しい人物を探り当てることを目的としています。発言時間が増えれば増えるほど村は村っぽくなり、狼はしっぽを出すのが前提のゲーム設計だからです。「村人に村人っぽいことを喋らせる時間を与えない」「考える時間を与えない」という点が重要なのです。

なぜ初日囲いが横行しないのか

おそらく初日囲い全盛期もあったのでしょうが、この作戦に対する明確なカウンターが存在していて「片白吊り進行」を取られるとほぼ負けてしまいます。人狼サイドがこの作戦しか取らない、と分かっている状況であれば、白を刺された人物の色結果を確認することで芋づる式に真占いと人狼が分かってしまうからです。

2-1の初日囲いが強い理由として「すべての人狼がこの戦法を取らないから」というのも挙げられます。

狂人の霊能COについて

本線から逸れた話ですが、個人的にはナンセンスだと思っています。狂人が潜伏を選び吊られた場合は翌日に決め打ち日が到来しますが、霊能COをした場合吊り切り進行となり、決め打ち日を無駄に伸ばします。それだったら潜伏して村人として吊られたほうがよっぽど人外利があります。

ほかの狂人による人外利がある動きは結構限られていて、占い3COにおいてヘイトをわざと買って吊られに行ったり、グレーの狼を捕捉している状況で真占いを吊り白打ちしたりなど、プレイヤースキルが求められるものが多いので、基本的には潜伏するのが吉かと思っています。

○○のほうが強いだろ!に対する反論

・占い3COが一番強いと確定しているなら狂も狼も自分の役を確認した時点で占いを騙るはずです
・占い真狂が一番強いと確定しているなら狂人しか役職を騙りません
・平和盤面が一番強いと確定しているなら狂も狼も役を騙りません

私自身も「現状」2−1の狼囲いが最強だと思っているだけなので、環境によって強い盤面っていうのは変わってくると思います。

ちなみに平和盤面が一番強い、という世界線だけは訪れないかなと思っています。平和村が強いと感じるのは1−1の経験が少ないから、もしくは対抗が出る前提で考察を進めているがために、考察を落としづらいからで、そもそも平和村が人外強いのであれば、役職を騙るという人狼の醍醐味を否定していると思うからです。


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