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アルバさんの動画で言えない話【なぜバカなやつほど自分は頭がいいと思うのか】

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1. アルバさんの一言

最近本当に私は無知だということを痛感しました〜
人間は無知であることを理解することが、重要であることを知ってしまうのでした。

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2. なぜバカなやつほど自分は頭がいいと思うのか?

知らないことを知るために(ダニング=クルーガー効果)

イギリスの哲学者バートランド・ラッセルはかつてこう言いました。

「世界の問題は、愚か者や狂信者が自信満々でいることにある。一方で賢者は常に疑念に満ちている」と。

この言葉は心理学で「ダニング=クルーガー効果」として広く知られています。この効果は、あることに対して能力が低い人ほど自信過剰であり、逆に能力が高い人ほど自分に自信がないことを示しています。

ダニング=クルーガー効果の例

例えば、高齢者の多くは自分が他のドライバーよりも運転が上手いと思っていますが、実際には危険な運転ミスをする確率が4倍も高いのです。

病院の職員で自分の仕事に自信があると評価する人たちが、実際には最も仕事が下手です。

そして、大学の成績が低い学生ほど自分の成績を過大評価する傾向があります。議論のコンテストで最も成績が低い人たちが、自分のパフォーマンスを過大評価します。

最も不健康な生活習慣を持つ人たちが、自分を非常に健康だと評価します。

認知推論や分析的思考のテストで低いスコアを出す人たちが、自分の認知力や分析力を過大評価します。

なぜこうなるのか?

この現象を理解するために、知識を4つのカテゴリーに分けて考えます。

まず、「知っていること(既知の既知)」があります。例えば、自転車の乗り方を知っていることです。

次に、「知らないことを知っている(既知の未知)」があります。例えば、量子物理学について全く知らないことを知っている場合です。

そして、「知っていることを忘れている(未知の既知)」があります。例えば、子供の頃の家からスーパーマーケットへの道順を知っていることを忘れている場合です。

最後に、「知らないことを知らない(未知の未知)」があります。これは、自分が知らないことを知らないものです。


知識と自信の関係

何かの初心者であるとき、私たちは自分が知っていることに非常に自信がありますが、知らないことには全く気づいていません。

例えば、バスケットボールを例に挙げると、最初はボールをネットに入れるだけの簡単なゲームのように思えます。

しかし、バスケットボールについて学び始めると、シュートのフォームやディフェンスの戦術、様々なシュート方法など、多くのことを知らないことに気づきます。

さらに学び続けると、最終的にはその知識が自動的になり、忘れてしまいます。

このように、初心者は自分の知識を把握しやすいため、自信過剰になりがちですが、専門家は自分の知識の限界を理解しているため、自分に対して懐疑的になります。

知識の円

知識を円で表すと、円の内側が知っていること、円の境界が知らないことの境界です。この境界が広がるほど、知らないことが増えます。

同時に、知識が自動的になるため、自分が知っていることを忘れてしまいます。このため、専門家は自分の知識に対して疑念を抱くことが多くなります。

ダニング=クルーガー効果が教えてくれること

ダニング=クルーガー効果が教えてくれるのは、謙虚さの重要性です。

自分の理解していることを過小評価することで、学びと成長の機会が広がります。また、自分が完璧ではないことを認識することで、他人との関係も良好になります。

過信せず、自分の限界を認識することで、より現実的な視点を持つことができます。

結論

ダニング=クルーガー効果は、私たちに謙虚さを教えてくれる大切な概念です。

自分の知識や能力に対して謙虚でいることで、成長の機会を逃さず、他人との良好な関係を築くことができます。

知識を深め、常に学び続ける姿勢を持つことが大切です。


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