見出し画像

teamALBドローダウン!!負けから見えてくる改善点とリスクマネジメント

teamALBのチームポジション『ユロドルショート』で大きなドローダウン!

途中経過はどうあれ結果として大きな損失となりました。
FXだけではなく成長の為には『負けや失敗から学ぶ』ことはとても重要です。
この記事では敢えてドローダウンしていくまでの分析と判断、そしてドローダウンに至るまでの状況を記録し改善に活かしていきたいと思います。

ユロドル日足
ユロドル1時間足

◉ユロドルのエントリー


【エントリー根拠】
7月2日(火)にエントリー
デイリーピボットR1、日足ミドルで戻し売りのショートエントリー
直近の週末に仏選挙で窓開けするも前日安値を更新、
戻し売りは引き付けポイントのR1判断。
ファンダメンタルズとしては仏選挙を引き金にリスクオフと分析し
仏のねじれ国会の状況はユーロ売りの起因になるとみていました。
テクニカルとしてもレンジ相場内の戻しを叩く想定でR1やR2でショートをいれていく戦略をとりました。
エントリー後の値動きとしては下げるも戻され高値圏で引けました。
⇒この想定の値動きとの違い、特に日足の終値が強い引けかたをした時点で損切しておいてよかったです。
値動きは前日の値動きを踏襲する=トレンド発生と考えれた

◉一番最初の撤退判断~米雇用統計~

東京か欧州で一旦撤退しておくか重要な場面でした。
3日にADP民間雇用とISM非製造業景況指数の指標があり、ここでつかまると5日には米雇用統計もあり担がれた際の展開の悪さを感じてはいました。
しかし、週末には仏選挙結果が出る予定で内容も混乱を示唆する材料が多く元々政治不安からくるリスクオフがエントリー根拠の軸でした。
都合のよい主観が出てきてしまっていたことは反省点
1.08000あたりを仮天井と定めポジション構築をして週跨ぎ覚悟の展開となっていきました。
特に雇用統計は事前情報から弱いということで織り込みもありぶっ飛んでいくような展開にはならないのではということを想定していました。

👆雇用統計前にはいくつも材料がでていました。
結果としては上下にヒゲをつけるも次の1時間足では陰線。
しかし引けは結局強く引けました。
⇒前述の様に、値動きを踏襲していることが分かります。下げてもおかしくないであろう状況に限って終値が強い引けかたをしてます。

そして選挙の週末を迎える展開となり1.08000を超えられるもミーティングをしてファンダメンタルズのずれが生じてきていること等から1.09000まではあるかもしれないと共有しました。
SLの引き上げとなる選択。これはよっぽど資金に余裕があってとれる戦略でした。コピトレなら特に資金の追加も容易でない事から切ってから入れば展開は間違いなく違っていました。
1.09000まで耐えるとかは別にしてもある程度、辛抱の展開になってきていたことを確認し合い、選挙結果を待つ流れとなり情報収集と分析をしていました。

◉仏選挙結果と値動きによる期待の上昇

まずは仏選挙結果は予想外の左派連合の勝利となり下へ窓開けし市場は動き出しました。

仏選挙結果を受けての窓開けスタートした8日-12日の1時間足チャート

窓を開けた選挙の結果が出るまでと出た後の市場の反応

選挙結果は混乱を示唆し値動きも下落、窓開けしましたが限定的でした

市場は極右失速に安堵したんです。
極右じゃなければいいという状況でもなかったですが選挙結果はユーロ売りのドル買い。落ち着くとまたドル売りを背景に、窓埋め後に当日の安値を試す方向へ時間をかけて下落。
しかし、この窓開け時の安値まで下落することはなく時間が経過していくにつれ、反転上昇する展開となりました。
⇒ここでもまた…強い引けかたという強いトレンド示唆となる値動きの踏襲です。このような予想外の展開が連続する状況からも『取り返せる損失額』と割り切って撤退してもよかったです。

◉二回目の撤退判断~米消費者物価指数~

11日木曜の注目指標『米6月消費者物価指数』。。
鈍化傾向の米CPIは我々も弱いであろうとある程度の鈍化した数値を想定していました。
しかし、ここまで下がらないユロドルの下落のトリガーを待っていたのも正直なところです。
下落のトリガーとして想定していたのは
①欧州リスクオフ要因(政治不安系)
②ドル買い要因(指標結果や利下げ観測の後退要因)
③売りポジションのロスカットとなる相場特有の急騰後の転換下落
我々は③を本命と見ていました。
それはユロドルのオープンポジションを見ると『80%前後の売り』という過度に偏ったポジション動向です。
これだけ売っているのに下がらない。
というよりは、ショートが相当担がれていてナンピンポジションが積み増されている。下落展開になるにはこの担がれているポジションが一掃されないと下がらないのではと見ていました。

ポジション動向の過去の水準やテクニカル的な買われ過ぎ状況からも、ここが辛抱のキープと判断。
出てきた結果は…

米CPIに合わせ撃ちで日本当局のドル売り円買い介入…
③を想定していた我々としてはポジションが一掃され買いが入ってくれば下げてくると思える材料
となりました。
ただ予想以上のCPI鈍化と日本当局の介入。
また予想を超えてくる展開になっている…

急騰後、反落を期待していたが引けは弱くはなかった。
⇒途中課程で下げることがあっても…やはり日足終値!強い引けかたはトレンド継続なのは絶対に活かさなければならない。

◉ポジションが一掃されるタイミングは一段上だった…そしてロスカット

利下げ観測後退と要人発言により円買いドル売り加速となった15日-20日の1時間足チャート

耐える選択をしてもう土日を除き9日を経過。
7月に入って続伸してきたユロドル。そろそろ下がるのではないか?
という気持ちと下落してもおかしくないであろう材料やプライスアクションを全てはじき返し上昇しているのでやはりトリガーを見極めていました。

この週の始まりは直前の休日に起きた『トランプ前大統領暗殺未遂事件』という民主主義へのテロ行為という世界に衝撃を与えた事件がありました。
市場はリスクオフでスタートし、またもや窓開け。
今回も先週同様、下方向へ窓を開けました。
しかしこちらも窓閉めするも…
反転の値動きとならず早々に高値更新。
ダブルトップを形成するも翌火曜には…

トランプ優勢となった次期大統領候補のドル高嫌悪、ドル安政策発言と河野デジタル相の円安是正、利上げ発言で日米同時要人発言によりユロドルは急騰。
ポジション構築してきたものを落としていきました。
待っていたショートポジションをカットしてくる反転トリガーの急騰!
しかし維持率は持たず。
その後は…チャートを見て頂くと分かりますが反落となりました。
ポジション保有中の分析と想定、反転シナリオ。ここは大きく想定を超えてくるものではありませんでした。
まだ上がる。
こうなったら下がる。
大枠理解できていました。

ではなぜ大敗になったか?資金管理です。大きく利益を出そうと欲張ったポジション構築を狙ったわけではなく、布石は『チームポジションのファーストトレード、GOLDロング』です。
このGOLDロングはボラを考え、ロットを抑えての買い下がり戦略でした。想定上昇幅を超えて最高値更新の押し目となった安値から買っていたのに、保有時間と戻り売りが入れば2200ドルもあり得るという想定から微損撤退を選択し最高値更新を見送ったこと。
次は大きな利益をチームポジションで得たい!だってGOLDロングの見立ては合っていた!!辛抱のキープをしているうちにこのように考えるようになっていきました。
この不完全燃焼となったGOLDロングトレードから、ユロドルとGOLDのボラの違いを考えロットを強気にしてしまいました。
実際は…想定上昇幅(仮の天井)も選挙結果が出るまでの材料と市場の反応からも上がりましたし実弾介入数発、予想外のインフレ鈍化、利下げ観測の加速。
ポジションがなければしっかり見送れていたか真逆のトレード戦略が立案できた。
ノーポジだったら…
やはり根拠が崩れ形勢不利となったらいくら想定ができていても撤退して態勢を整え直してからしっかり対峙しても遅くはなかったです。

【今回のドローダウンしたトレードから改善すべきポイント】

①日足の引けかたに注目
②値動きの踏襲がトレンド継続のサイン
③下がるべくして下がるはずが下がらずに上げたら危険なサイン
④主観がはいった分析は損切の邪魔になる
⑤資金管理の再徹底

◉まとめ


もうユロドルやらないとかショートは怖いとか、そういうことじゃないです。
負けには原因があり損失拡大には様々な要因が重なります。
一気に全部直すのは難しいかもしれませんが一つ一つ潰していく!
負けに向き合う!
同じことを繰り替えさない様にといっても相場はそんな甘くないと思うので同じような負け方をしたとしても損失額が少なくなったとか耐える時間が短くなってメンタルにはそんなこなかったとか次に活かせる負けに抑えて、損失をコントロールできるように取り組んでいきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?