秋競馬で狙いたい馬

上半期の競馬が終了(時期的にはまだ今週も上半期だが)。
上半期の競馬を通して狙ってみたい馬をピックアップする。


プログノーシス

2023年天皇賞秋

狙い目:去年と同じローテ
大阪杯や宝塚を使えばG1取れてそうなのに香港でロマンチックウォリアーと対決することにこだわる馬。心意気やよし。
6歳馬ながらまだ14戦とキャリアは浅い馬。全然舞える。
昨年は札幌記念を圧勝して秋天、香港カップと臨戦。今年もこのローテが濃厚。
今年の金鯱賞では2着ドゥレッツアに0.9差で優勝。ドゥレッツアが斤量59や通った馬場の差など不利要素を受けたのもあったが昨年から2秒もタイムを縮めたので6歳にして成長を感じる。今が充実期。
QE2世カップに2年連続出走してロマンチックウォリアーとの差を徐々に詰めている。今年はクビ差。出負けをカバーするために川田が道中仕掛けたぶんのロスが敗因。香港カップもだがスムーズなら、という競馬。
秋天は香港で好走する馬は東京向かないと考えていたが終わってみれば3着、今年の安田もロマンチックウォリアーが東京で優勝したので杞憂なんだろう、シランケド。
イクイノックスが引退してジャスティンパレスは状態の立て直しから、下世代からの突き上げもガイアフォースやべラジオオペラくらいなもので秋天でもう大チャンスが巡ってきている。スターズオンアース?リバティ?どうなんだろうね。
まずは札幌記念をしっかり連覇して地固め、ここから去年のようなローテを歩んでほしい。人気に関わらず秋天でも香港Cでも本命候補。

シュガークン

狙い目:(両菊花賞トライアル)→菊花賞
前走はダービー7着、半兄キタサンを彷彿とさせる5か月連続出走かつ青葉賞→ダービーの臨戦は兄同様厳しかった。ところでそのうちの大寒桜賞は現地でガイアメンテとかは撮ってるのにこの馬の写真がない。ついでに馬券もこの馬から買ってない(買ったのはオールナットの単複)。アホなのかな。
これはキタサンでもそうなのだが母父サクラバクシンオーにとらわれると菊花賞ルートが向かないようにも見える。だがそこからさかのぼると中長距離向きの血統が入っている。母父としては見た目に反して距離は持つ。
次走は同舞台になる大寒桜賞を勝った神戸新聞杯(中京2200)かセントライト記念か。輸送は苦にしないタイプだし(この馬は大寒桜賞を勝ったとはいえ)ドゥラメンテ産駒は中京苦手な傾向がある。よって素人並感にはなるが中山のセントライト記念の方がよさそう。でも神戸新聞杯来てくれるならうれしい。一応現時点では現地に行く予定だし。
キンカメ系は京都じゃ軽視がセオリーだったが改修後はそうでもない。昨年の菊花賞馬ドゥレッツアはルメールの好騎乗だが春天のテーオーロイヤルは純粋な勝利。改修後はある程度好走できる余地はある。
現3歳世代で菊花賞向きそうなのはこの馬。ミラノもデサイルも菊花賞向きかと聞かれるとやや疑問符がつく。


トウシンマカオ

2024年高松宮記念
ルガルも今後を期待してたのに長期離脱してしまった….

狙い目:スプリンターズS
スプリント路線からはこの馬を選出。今年も高松宮では凡走してしまった。馬場や左回り適性など理由はあるがそもそもオーシャンSからだと間隔が短い気がする。昔は主流だったけど。これを含めた凡走歴や好走歴を見るに良馬場で野芝の右回りがいい。よってオーシャンSと同舞台になる(香港馬ムゲンの出走如何によるが)スプリンターズSが狙い目。
まずはキーンランドCで叩くのが理想。渋った馬場や洋芝だとパフォーマンスを落とすのでここでは相手候補に入れておきたい。
なおキーンランドCで本命にするならナムラクレア。洋芝に向くのはこちら。だがナムラクレアはおそらく中山が合わない。去年も坂の前ではマッドクールに並ぶ勢いだったがゴール時には差がついた。去年のシルクロードSに今年の高松宮と、中京では追い詰める勢いがあるが中山だと欠ける印象。
よってスプリンターズSではトウシンマカオに逆転の目があるように感じる。高松宮での2年連続凡走でG1には足りないと思われてる今狙い目の1頭になってくれるはず。オーシャンSのタイム的にはスプリンターズSでも通用しそう。あとは枠順ゲーを制すれば本命候補。

余談だがスプリント大好きマンになったのは2023年シルクロードステークス。京都改修で中京開催だったのだが今でもスプリント一線級で出てくる馬が勢揃いのハイレベルなレースだった。元々金杯行く予定が急に潰れたために渋々シルクロードにしたのだがこれが好機となった。1着ナムラクレアはスプリント戦線で何度も好走。2着ファストフォースは去年の高松宮覇者、3着マッドクールは秋で覚醒して今年の覇者。トウシンマカオやウインマーベルもいて非常に見ごたえのあるレースだった。このレースがなければスプリントもボロボロで競馬やめてたかもしれない。ちなみに当時の写真はあまりにも残酷にボケていたので泣く泣く消した。

ショウナンラプンタ

3歳勢からもう一頭、この馬も選出。つまり青葉賞組。
ダービーでは12番手前後でレースを進めていた。前が止まらないバイアスを考えるとこの時点で本命アーバンシックと共に詰んでいた。さらに終始外を回される不利。枠順的に仕方ない面もあるし度外視でOK。
青葉賞も終始外外を回されながらもシュガークンに迫る2着。青葉賞の内容はシュガークンよりも強かったと言っていい。
キズナ牡馬ということで距離は長くなった方がいい。母方も中距離血統。距離は持つ。
狙い目がシュガークンと被るのが難点。マジで甲乙つけにくいんだよなぁ。キズナがディープの後継というのを考えると菊花賞適性はこっち感がある。うーん悩む。一緒に狙ってもいい。トライアルだけでも別々のを使ってくれるとうれしい。でも一緒に神戸新聞杯なら(以下略)。

シンエンペラー

凱旋門賞で狙うべき日本馬はこれ。買うとは言ってない。ドバイもBCもボコボコにされてるのに凱旋門とか当たる気せーへんしそもそも…….
欧州血統なので元々凱旋門向きでダービーは合わないと思っていたが3着。展開に恵まれたとはいえ実力を見せた。
次走は愛チャンピオンSらしい。欧州の馬場への慣らしとしてはいい感じ。最近の凱旋門賞前哨戦として選ばれつつあるここ使ってるのは面白い。世界の坂井×矢作、凱旋門で見せ場あればうれしい。
レガレイラは斤量の暴力で通用する可能性はある。けど血統的に通用する気があんまりしない。スワーヴリチャードがハーツクライ後継と考えると良馬場でギリ。母父ハービンジャーも欧州適性はどうか。てかそもそも凱旋門行かなさそう?(じゃあ何使うんって話にはなる)
ドウデュースは無理でしょう。宝塚回顧でも言った通り3歳時でもステイフーリッシュやディープボンドに負けるようでは厳しい。JCでオーギュストロダンと戦ってほしいけどオーナーのことだから行かせるんやろなぁ。

ルージュエヴァイユ

宝塚回顧記事でも述べた通り、目標がエリ女でも秋天でも面白い。ただ秋天だとプログノーシスと被る。
前走は逃げた。逃げが残るようなバイアスではなかったので度外視。逃げてなお5着とタイム差なしはむしろ強い競馬をしたと思う。宝塚は重馬場適正を問われたレースだった。この馬に重馬場適正はない。
なぜ逃げたとか思ったけどエプソムカップでは大外枠から2番手に付けていた。逃げも打てなくはないのでキックバックを嫌って逃げの策に出た、と考えるのが妥当かな。まあ石川裕紀人は割と奇策を使う騎手な気がする。この間も差し競馬主体のマイネルモーントで逃げ切ったし。狙ってたのに買えなかったけど
どうやらローテは府中牝馬→エリ女らしい。妙味は秋天ルートに比べると落ちてしまうがそれでも今の牝馬中距離なら上位。両レースとも本命候補。

ライラック

春はVMを目標にしたローテを組んだように見えるが阪神牝馬で馬体を落としすぎた。VMではある程度回復したがそもそもマイルが合っていない。春は度外視でいい。というか宝塚使ってほしかった。重馬場適正はともかく重い印打ったと思う。
秋の目標は同じくエリ女。府中牝馬は使うかどうか未定。去年のエリ女では本命にした馬、なお結果は上がり最速4着。届くかボケ。本命候補ではあるが鞍上は要注意。戸崎じゃまた同じことやりそう。府中牝馬なら上がり勝負でもいいけども……..

アイコンテーラー

2023年チャンピオンズカップ

ダートからはこの馬を選出。ドゥラメンテ産駒の牝馬。
春は川崎記念・エンプレス杯で連続で本命にしたが3着5着。仁川Sも斤量57が応えたか3着。というかそもそも距離が長い気がする。チャンピオンズカップは大外枠が響き先行できず(レモンは坂井が覚悟決めてた)、中京1800mでは御法度の大外ぶん回しで終戦。
秋はまたJBCレディスクラシックを狙うのだろうか。テリオスベルの引退で展開がシンプルになった影響はプラスに働くはず。1800mから60m伸びるのはやや痛いがまあこのくらいならこなせる。オーサムリザルトは本家BCに行くから出なさそうだしこの馬の連覇に期待がかかる。近走の負けで人気落としそうだしねらい目。

いくつか現地で撮影した画像を貼ってみた。今後もこういう枠を増やしていきたいけどたぶん減る。去年無理して日曜休んだ結果有力馬の画像があるだけで本質的に日曜は休みにくい仕事(お察しください)。今年も高松宮しか行ってない時点で察するものがある。というか去年が行き過ぎ感ある(春秋古馬三冠全現地)。
テレビ観戦もままならない日だって普通にある。そういう時は事前予想で馬券を買うけどめったに当たらない。パドックも馬体重も確認できない状態で予想挙げてる人はすごいと思う。例えば(土曜だけど)米子Sで事前にモズゴールドバレルを本命にした馬券を買っていたが-12kgで終戦していた。
求人見てると土日休んで競馬場行ってる人は間違いなくWRB的に上流階級の人間だと感じる。俺も土日休み確実なところに行きたかったなあ。人生適当に生きたツケを払ってる気分。そのうち人生を懺悔する記事作るかもしれない。まあ記事違いなのでここまでにするが。

8頭挙げたけどすぐに考えたことを忘れる性格なので寝たら忘れている。そして別の馬を本命視している(可能性がある)。
いまNoteを執筆しているのはこういった次走狙い目の馬をメモするためでもある。まあ夏にいい馬が出てくる可能性もあるし確実にこの馬が本命!ってわけではないというのはお忘れなく。

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