見出し画像

2022年の夏、幕張メッセで救われた話

THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS LIVE SUNRICH COLORFUL の話をします。もう半年以上前の去年のライブの話を今するんか?って感じですが、自分の感情を言語にしてまとめて残しておくとします。
律子のソロ披露としては、恋するミカタ、灯がありましたね。恋するミカタはMRそのままで、本当にただそこに律子がいるようにしか見えずにブチ上がりましたし、灯は泣きすぎて翌日以降頭痛に悩まされることとなりました。若林さんは本当にすごい。どちらも最高のソロ曲披露でしたし、当然ソロでない曲もどれも素晴らしかったのですが、私がこうして書き残したいのは別の曲のことです。
M@STERPIECEの話をします。
今からめちゃくちゃ面倒くさいオタク個人の感情を述べていくので、ご注意ください。
さて、秋月律子のプロデュースをしている方は、この曲に対して様々な感情がある方もいらっしゃるかと思います。
そもそもM@STERPIECEとは、アニメ映画「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」の主題歌でした。
物語のクライマックスでのライブで一曲まるまるとライブシーンが描かれています。アイドルたちの歌声と、ファンたちの歓声が重なり合うあの5分ほどの時間は、まさに圧巻というほかありません。


そしてそのライブシーンで、私の担当アイドルは、ステージ上にいませんでした。


アニメ版THE IDOLM@STERは、ゲームのTHE IDOLM@STER2の世界観をもとにつくられています。
そしてその世界では、律子は、アイドルではありません。映画のライブシーンでは、アイドルたちを舞台袖で見つめているプロデューサーでした。

アイマス2への私の思いをここで話しておくと、律子が裏方の仕事をしたいという気持ちを、否定する気持ちはありません。
ただ律子がアイドルとして活動するなかで、自分をプロデュース業をしたい、アイドルを引退してその道に進みたいというならば、その時の彼女の隣に、私もいたかった。彼女の新しい夢を隣で応援して、いっぱい話をして、彼女が引退したときにはお疲れさまと伝えて、新しい道を頑張って進めよと、声をかけてあげたかったのです。
だからアイマス2では、律子がプロデュースできないことそのものよりも、私が出会う秋月律子が、私の知らない間にアイドルを始めて、それを終わらせていて、そこに私が関わる余地がなかったということが、辛かった。

劇場版の話に戻しますと、あのM@STERPIECEは本当に素晴らしいシーンでした。とても感動的で、綺麗でした。そしてその、今までの集大成といえるシーンに秋月律子がいないことが、本当に、悔しかった。
それと同時に、あの映画で舞台袖で涙を浮かべながらM@STERPIECEを見つめる律子を見て、「あ、美しいな」と思いました。
彼女は彼女の夢を叶えて、それを見て、微笑んでいる。
それがあまりにも綺麗だったから、「アイドルとしての律子の、最初から最後までを共にいたい」という私の気持ちが、なんだかすごくしょうもなくてちっぽけなものに思えてしまいました。だって私がいなくても彼女は、立派に夢を叶えていたから。
それ以来、シリーズをプレイしながらもごくたまに「でもこの子は結局、私がいなくても立派にやっていけるんだよな」という気持ちが心によぎることがありました。基本的に楽しくゲームをプレイしていましたが、それでもごくたまに、そういうどうしようもない気持ちになってしまい、悲しみややるせなさを感じることがあったのです。

そしてそういう私のどうしようもない気持ちは、2022年7月10日の幕張メッセで、きれいさっぱり消えてなくなりました。
だって若林直美さんが、あんなに楽しそうにM@STERPIECEを歌ってくれたから!
あの曲の最中の若林さんは、とても楽しそうで可愛らしくて、美しくて、あのとき世界で1番輝いていました。私の目には、世界で1番、眩しかった。
それを観ていたら、私の中のほの暗い気持ちは本当に無くなりました。
だってやっぱり律子ってアイドルなんだなって思えたから。
律子が1番美しいのはアイドルをやってる時だって心から思えたから。
律子は私がいなくてもきっと立派にやっていけるけど、それでも彼女が美しく輝くために、傍で彼女をサポートをしていたいと、思えたから。
本当にあの時の若林直美さんに私は救ってもらえたなと思います。勝手に落ち込んで勝手に救われてりゃあ世話ねえなって感じですけど。
いつか律子がアイドルじゃなくなる日がきても、それでも君はアイドルをやってる時が1番綺麗だよと言えるし、例え君に私が必要なかったとしても、君をサポートできて心から良かったと、胸を張って言えると思います。
だから私の救いは、あの日あの時の幕張にありました。確かにそこにいたのです。

自分の気持ちを言語にしてうまくまとめるのに時間がかかってしまいました。
今は素直に、心から、週末の合同ライブを楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?