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スポーツ界あるある②"理不尽さで強くなる?中編"

昨日は、

にてスポーツ界の理不尽さについて述べました。

2回目は、なぜ理不尽さのマネジメントがいけないのかを綴ります。

今こそ少なくなってきているものの、スポーツ競技の指導場面などで、時々理不尽な光景を見ることがあります。散歩がてらとある公園まで行くと、少女・少年ラグビースクールが活動しておりました。沢山の子供たちが、一生懸命トレーニングしておりました。しかし、あまり楽しそうではなかったのです。なぜなら、”コーチ”らが怒鳴りまくっての指導に終始しておりました。

「しっかり走れ!」「やる気があるのか?!」「なぜ出来ないのだ?!」など…もっと汚い言葉もありました(書きたくないので割愛します)子供たちは、「はい!」としっかりとした返事としながら、再びボールを追っかけプレイしておりました。つまり、ミスをすると厳しい言葉で糾弾し、子供たちを追い込む言葉を放っております。その様子を見ていた親御さんに問いかけて見ましたが、「いつもあのような感じで指導されております。見ていて辛い時もありますが、上手くなるためには、仕方ないかと…」と諦めムードでした。

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あまりにも酷かったので、「よそ者で恐縮ですが、子供達に怒鳴るのはやめてください。私もラグビー界におります。そのようなコーチングは見過ごせません。子供達の将来を考えてください」とそのスクールのコーチを話しました。しかし、「貴方はうちに関係ないでしょう。口出し無用だ!」と聞く耳を持ちませんでした。残念です…

上記コーチの理不尽な行為により、子供達は「怒鳴られないようにやろう」「怒られるのが嫌だから」とするモティベーションでの活動になります。そのようなモティベーションで活動して、楽しいでしょうか?上手くなるでしょうか?前向きに競技に取り組むでしょうか?その競技が好きになるでしょうか?─全てNoです。「厳しさが必要だ!」「甘えさせてはいけない」「プレッシャーに打ち勝つことこそ、上達が速い」…コーチの勝手な価値観を押し付けているだけであり、全て自己満足の悦に浸っております。もし、厳しさや甘えさせない、プレッシャーをキーファクターにしたいなら、トレーニングの中で研究し尽くされた形で、メニューを組むことがコーチの仕事です。ただ単に、横暴な言葉と態度で理不尽な圧力をかけると、掛けられた方は、競技を継続しても全く楽しく積極的・意欲的に活動することはないです。常に人の顔色を見ながらこなすだけです。

もうお分かりかと存じます。こんな理不尽なことを続けていても、競技者は”上達しない、楽しみを見出せない、心身に苦痛がもたらされる”となって、最悪競技から離れて、2度とスポーツに取り組まなくなります。

だから、理不尽な行為は、誰も幸せにすることは出来ないのです。(つづく)

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