ねんどろ合同写真展【アフターレポート(こぼれ話)④ラスト】
いよいよ史上初?ねんどろいどの合同写真展の開幕
3/8(金)13時。ねんどろ合同写真展、ついにオープン!!ここで改めて、展示の構成をご紹介。
会場エントランスには、道ゆく人にも目立つように、備え付けの看板にA3サイズポスターを貼り、また拡大したうちの子のPOPボードとフライヤーを置き、ウインドー内には大きなA2サイズポスターを掲示し、デフォルトのミクさん、雪ミクさん、桜ミクさんたちのねんどろいどどーるがお出迎え☺️
受付ではアカウント名やバンドル名などのお名前と、お住まいを可能な範囲でご記入いただきました。
ここで多くのかたから差し入れも頂戴いたしました。一番多かった差し入れが、ちょうど発売したばかりの「初音ミクグミ」なのは、さすがミク拝の皆さん。よくわかってらっしゃる(笑)
そして何と、ミニミニ展示作品参加者のひとり、冬子さんからはねんどろサイズのミク色のお花、同じく参加者のKatyamさんからは、大きなお花の差し入れが!!ギャラリーでの個展開催には付き物のお花ですが、こうして実際にいただけるととても嬉しく、そして映えますね!!
お心遣いいただきました皆さま、本当にありがとうございました!いただいたものはスタッフ一同で美味しくいただきました🙏
さて、ギャラリーの3つの壁面には39名の作品を展示。
入ってすぐの右側壁面には、「はじめに」「ねんどろいどとは」と初めて見るかたに向けての説明パネルとともに、15作品を展示。
「ボーカロイド・初音ミクとは」の説明を挟んで、一番奥には、フライヤーにピックアップした9作品を展示。その隣には後述するうちよそ撮影ブース、そして動画投影コーナー。
そして左側壁面に残りの15作品の展示+スタッフ作品の展示を行いました。
展示の最後には、「ピアプロの壁」よろしく、自由にメッセージやイラストを書いていただくコーナーと、先述の「Ramieさん追悼コーナー」を設置し、ご来場の方々に自由に記載や撮影をしていただきました。
また、ギャラリーセンターには、ミニミニ展示として、25作品の小さな写真パネルの展示、さらには、今まで5冊刊行された歴代ねんどろ合同誌の歴史振り返るコーナーでは、実際に過去の合同誌や、ねんどろ合同誌の前身となったうちよそ撮影会の時に発行した写真集(inamuraさん編集・発行)などを展示し、自由に閲覧していただきました。
まさに創作の連鎖。予想以上の副産物
①夜月さんのうちよそブースの完成度
展示を大いに盛り上げたコーナーの一つに、「うちよそ撮影ブース」の存在が大きかったです。その企画は当初からありましたが、コムロ的には100均のミニチュアの椅子やテーブル、造花などを用いて、またねんどろいどどーるを立てやすくするために「鉄板」を仕込んだ床面にして、「野外のガーデン風」と「室内の小洒落たお部屋風」のイメージのた単な撮影ブースを予定していました。
準備期間中、写真パネル化や合同誌編集、その他オフ会準備が忙しく、ブースの準備が全く進んでいませんでした。その時に、スタッフとして手伝いを申し出てくださっていて、コムロがねんどろ沼に導き、今や「べごでざいん」でねんどろいどどーる界隈では有名なお洋服を作るスキルを持った夜月さんが、うちよそブースの作成を買って出てくれました。
当初のイメージをお伝えしたら、早速作成に取りかかっていただきました。実は前日の展示準備まで、その完成形をコムロ自身も知りませんでした💦
その出来栄えは…会場にいらしたかたはご存知の通り、マジミラでグッスマさんにあった撮影ブースに勝るとも劣らない、とっても素晴らしいものでした!
100均を駆使してのこの高クオリティを提供いただけたことも、今回の写真展の成功の大きな要因の一つでした。
改めて、夜月さん、ありがとうございました!!
②ねんどろ合同誌ちゃん爆誕
そして、嬉しい予想外のことは続きます。ねんどろどどーる黎明期の頃から「うちよそ」をしてくれていて、合同誌の常連さんの一人、にゃるもっふ!!!ちゃんが、なんと今回のげんまい茶さんが描いてくれた合同誌の表紙イラストと同じ「衣装」を作成し、ねんどろちゃんに着せてくれたのです!!
よくマジミラの新衣装が発表されると、ドール勢やコスプレ勢の皆さんが衣装を作ることは見てきましたが、まさか自身の企画で生まれたキャラクターの「衣装」が登場するとは思ってもいませんでした。
そしてその創作の連鎖は止まらず、めねぎちゃんや、ねここさん、冬子さんがそれぞれが同じように「衣装」をまとったミクさんをお持ちいただいたのです!
ここにファンアート「ねんどろ合同誌ちゃん」が爆誕いたしました!
さらにめねぎ母さまからはコムロのミクさん用に合同誌ちゃん衣装のプレゼントまでいただきました!!ほんとに嬉しい❤️
③リピートと滞在時間の長いねんどろ仲間たち
写真展初日の3/8は金曜日。最初のお客様は、かつて合同誌にも参加してくれたことのある、メイド服のねんどろやfigmaで定評のあるフォロワーさん。午前中お仕事していたコムロより早く会場入り(笑)。その後、平日ということもあり、来場者もぽちぽち。中には学校帰りの小学生や、コムロの職場の上司も来ていただきました(笑)。
そんな中、実は後からXのポストで知ったのですが、グッスマの浜子さんがお忍びで来ていただいていた模様!!(なぜ気づかなかったのか😂)。事前にメンションでご案内させていただいておりましたが、本当に来てくださるのは嬉しいですね。
そして2日目の3/9(土)、ミクの日!
開場とともに、嬉しいことに次から次へと見学者が。合同写真展参加者ご本人はもちろん、ご家族を連れてきてくださったり、参加者のフォロワーさん、SNSを見てきてくださった方々、ご近所の方々と途切れることのなくご来場いただき、入場できないかたは外で待っていただく場面も。
その混雑の1番の要因は、リピートしてきてくださるかたと、見学者の皆さんの、ギャラリーとしては異例の滞在時間の長さ!!これはうちよそ撮影ブースの影響もあり、会場の至る所でうちよそ撮影が始まり、あたかもマジミラ会場周辺のような状態に!まさにうれしい悲鳴でした😂。
この様子を目の当たりにした、テリトリー・ギャラリーのオーナーの松田さまは、「皆様の圧倒的な熱量に驚かされた。ギャラリー始まって以来の1日の入場者数、そしてトータルの入場者数の記録を塗り替えた。」とおっしゃられていました。
最終日の3/10(日)。この日はドール関連の即売会があったり、よみうりランドでミクさんコラボのライブ(行きたかった💧)があったりしたので、客足は振るわないだろう、と思っていましたが、いやいや、どうしてどうして、前日のように、リピーターやうちよそ撮影者が続き、閉館の17時30分まで、多くのかたが、作品の鑑賞やねんどろを通じたコミュニケーションを楽しんでいらっしゃいました。
④皆さまから寄せられたメッセージ
展示最後のコーナーではふせんに思い思いのメッセージやイラストを書いて、台紙に貼っていただきました。そんな中でも、初音ミク界隈でもファンの多い絵師さんのあらがいさんとmofさんたちから、次回の開催を期待するメッセージもいただき、大変励みになりました(…やるとは言っていないw)
こうして大盛況のうちに幕を閉じたねんどろ合同写真展。
受付で記帳いただいた情報から、3/8が33人、3/9が103人、3/10が73人、3日間トータルでなんと209人の来場がありました!
本当に、貴重な体験ができた3日間。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました☺️。
エピローグ 初音ミクの懐の深さ、想いを受け入れる器であるコムロ
「ねんどろいど」という可愛い我が子を撮影し、その活動を通じて知り合った仲間たちとともに作り上げてきたねんどろ合同誌。そしてその集大成として開催できた「ねんどろ合同写真展」。公式、非公式含め、あまたの初音ミクイベントがある中でも、おそらく「ねんどろ写真」としての写真展は例を見ないものだったのではないかと、あの「NATさん」のポストからも伺えます。
いずれにしても、「初」の試みであった写真展ですが、合同誌を作成した時からの想いは変わりません。これまでもたびたび書いてきましたが、その当初からこだわっていることは「ねんどろを愛でること」「誰でも気軽に参加できること」「SNSでは味わえない、リアルの体験」です。
人それぞれの楽しみ方、関わり方がある「初音ミク」。そんな初音ミクの「ねんどろいど」の撮影をきっかけとした、世代を超えた創作文化の「一つの形」が「ねんどろ合同誌」であり、今回の「合同写真展」であり、上記の想いを込めて形にできたものと考えています。これが成り立つ「初音ミク」の懐の深さを改めて感じた取り組みでもありました。
そんな創作への想いや写真展の感想などを、写真展を終了した1週間後の16日、お礼を兼ねて、テリトリー・ギャラリーのオーナー松田さんご夫妻と、千駄ヶ谷の隠れ家的お店でご一緒させていただいた際にお話しさせていただきました。
ご夫妻は、今回の写真展が、ギャラリー始まって以来の盛況ぶり、来場者の皆さんの熱量に驚かれていましたが、ご夫妻はギャラリーを、主に若手のクリエイターさんにも利用しやすいようにとの思いで運用されていることや、地域貢献、アートへの関わり、歴史認識など熱い話をたくさんうかがうことができ、そのお話の端々に、コムロが目指している地域づくりや文化発信の考え方に共通することも多く、本当に今回の写真展がこのギャラリーでできたことを嬉しく思いました。
そんな話の終わりに、「できればこの合同誌の取り組みを後進に託していきたい…。」という思いを口にしたところ、「一連の合同誌の取り組みや写真展はコムロさんでないとできなかったのではないか。皆さんの想いを受け入れ、繋げる『器』のような存在では。」との思いがけない言葉を頂戴いたしました。
果たして私が、機動戦士ガンダムUCの登場人物の一人、フル・フロンタル(シャアのクローン)のように「今の私は、自らを器と規定している」と割り切れるかわかりませんが、もし一人でも多くのかたがねんどろ創作の一つと形としてそれを望む声があるようなら、もう少し続けてみようかとも思いました🤔。
結びに
今回の合同写真展、本当に好きなようにやらせていただきました。皆さんの感想などを見る限りでは成功と言えますが、もちろん聞こえてこないだけで、至らない点や不満な点も多々あることでしょう。そうした声はぜひ寄せていただき、次のステージに活かしていければ、建設的な話になると思います。しかし現在、今回の取り組みの内容ではないところで、コムロをはじめ、あろうことか参加者の方々への流言飛語や誹謗中傷の声があることは非常に残念なことです。
しかし、この写真展3日間に至るまで、作品作りに実際に関わっていただいた方々には、まずはやってみること、体験することで得られるものがあったと信じています。一人でも多く、やって良かった、参加して良かった、見学して良かったと思っていただけたなら、これ以上嬉しいことはありません。
結びに、コムロ一人ではここまで形にすることはできませんでした。何度も言うようですが、これもひとえに支えてくださった皆さま、参加していただいた皆さま、関係者各位のおかげであります。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました☺️。
ではまた、次のミライでーーー。 2024年4月吉日 コムロ
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