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小規模~中規模同人誌即売会の購入チェックリストをNotionで作る
コミケ用に作った購入用チェックリストのテンプレートを小規模即売会用にアレンジする話。今回も備忘録として残そうと思ったので書いた次第です。
またチェックリストを作ろう
コミックマーケットが終わって2ヵ月。今度は友人たちとCOMIC1☆25へ行くことになりました。複数人で行き、買うものが微妙に被るこのイベントで、前回Notionで作ったチェックリストを使い便利なリストを作る、というミッションが発生しました。
というのも、公式のカタログがとにかく使いづらいんです。
お気に入り登録しているサークルさんをリストにできるのですが、書けるのはメモだけ(しかもコミケなどと共通)。
一番困るのがX(旧Twitter)のリンクの切れてるサークルさんが多い!(シャドウバン問題など、結構別垢にしている方が多くて旧アカが消えていると飛べない)そのためお品書きチェックは別途Xから検索する必要があります。そう言いながらPixivで載せる方もいますので全てがそうでもない。
なので、お品書き情報を共有しておきたいよね、というのがあり今回の話になったわけです。
実際にNotionでリストを作る
ちなみに、コミケの時に作ったリストはこの投稿でまとめています。
Notionはメモアプリですが、リストなどの表を作成でき、画像の保存も可能で、チェックリスト作成が容易です。無料で十分な機能が使用できます。
今回必要な情報としては、
・サークル名
・場所
・執筆者名
・頒布タイトル
・頒布金額
・希望者
・メモ欄
・画像(お品書き)
としました。場所は英数字バージョンと、頭文字バージョンの2つを作ります。頭文字でグループ化しておくと便利と思ったからです。
コミケでは誰が買うか、どの順番で買うか、Slackに通知などを細かく設定しましたが、今回はそんなに混まないし、購入数も少ないので省略しています。
なお、執筆者名が追加されています。これは後で使いどころが出てきます。
今回参加サークルさんは500程度なので、正直全サークルリストに入れても困らないレベルでした。なので、サークル詳細一覧から全部をコピーし、Excelに貼り付けしてみました。
結構キレイに貼り付けられたので、マクロを使って並べ替え、それをコピーしてNotionのリストに貼り付けました。
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これを全サークルというテーブルビューにします。ここからチェックをして、チェックされたサークルが全体リストに載るという仕組みになっています。
全サークルのビューは一応探しやすいように場所昇順にソート、列毎にグループ化します。1列80サークル近くあるため、10行表示に設定します。
全サークル入れて、更に10行表示で隠してしまって探すの大変では?と思いますが、ちゃんとNotionには検索機能が付いているので、そこで検索すればすぐ出てきます。
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サークル名分からないけど○○先生の所!でも検索できるように執筆者名も入れたので大変助かりました。
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また、当日現地で購入した時もわざわざ新規に入力する必要も無いのでその点でも便利でした。モバイルアプリで入力するのはやっぱり不便ですし。
実際に運用してみる!
今回は事前に集約はせず、チェックしたい所は希望者に名前を入力し、チェックされたサークルは私が暇な時に頒布タイトルや金額、お品書きなどの情報を更新する、という方法にしました。
最終的にはお品書き画像の保管庫、のようなリストになりました。
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右の画像というマスがお品書き画像で、クリックすれば拡大して見られる
問題点として、今回は個人でも周れてしまう規模なので、「誰かがまとめて買う場合」と「個々で買いに行く」の2種類が存在するということです。個々で買いに行った場合、購入完了にしてしまうと他の希望者も購入完了となってしまい、チェックリストとして機能しません。なので入場前に一旦打合せし、個々で買う場合は該当のサークルページ(リストでいう「行」)をコピーして、希望者を分けてチェックすることとしました。メモに書いても良いのですがミスしそうなので。
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状態を複数選択にするでも良いのですが、そうすると項目×人数分となり選択肢がすごい数となってしまったのでボツとなりました。2人くらいならまだ可能かも。
まとめて買う場合は希望者メモに買う人と部数を書いておき、担当者が購入完了とします。今回は該当が0件だったので問題点などの検証はできず。というのも、3人以上の被りについてはコピペも面倒だったので、最初に全員でサークルに伺うツアーを組んで個々に買うことにしました。結果として列も殆ど無かったのでそれで問題ありませんでした。
当日ですが、朝から入場列に並んで買う必要のある物も無いのでゆっくり… としたいところですが、結果的には開場前から現地に行きました。私はCOMIC1の前にまず鉄道フェスティバルからスタート。超混雑の中まず確保するグッズだけ購入。そこから友人と合流してビッグサイトへ。
さて、ここからはモバイルアプリを使用していきます。
個人タブでは自分が購入希望したサークルが場所昇順にて一覧で出てきます。このリストはコミケの時と同じくモバイルで見やすいようにレイアウトしています。
今回は情報共有と購入したチェックに使うことに重点を置かれているため、コミケの時のようにこの順番で何部買うとかのチェックはしていません。
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購入したら個人タブの購入リストからサークルを選択して、状態を「購入完了」に変更する程度です。これだけの機能でも忘れ防止になるので効果は絶大です。
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この状態にすると、未完了リストから消える
私は早々に購入が終わり、休憩スペース(COMIC1はこのスペースが設けられているのが便利!)に座っていたら、友人が「これとーこれとーこれも買っちゃった」と言いながらやってきました。大丈夫、検索でサッと購入リストに追加できるので、購入記録に残しておきましたよ。
大きな問題もなく、未完了リストにサークルが無くなって終了。
あ、未完了リストの説明を忘れていました。
チェック有・購入前の状態であるものだけを表示します。今回は担当者を設定していないので、場所の昇順を並び替えしただけとしています。数もそこまでありませんので。
このリストにあるものが無くなれば、全て買ったor買わないを選択しているので、終わったと一目で分かるという仕組みです。
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先ほど書いたように、購入したものは各自の名前タブに記録として残ります。今後のイベントでこのサークルのこの本買ったっけ?となっても確認するのに使えます。
コミケではこの後昼ごはん…というところですが、イベントが超多いこの週、各友人たちは各イベントへハシゴするため、少しおしゃべり休憩した後、すぐ解散となりました。ホビーショーへ行く者、鉄道フェスティバルROUND2の者、文化祭へおじゃまする者… この週は忙しいんよ。
今回はまとめページとしての役割の高いチェックリストでした。
Notionではチームのワークスペースに入れたらフリープランだったので新規に書き込みができない問題に遭遇しましたが、この話は別に書きたいと思います。