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非営利団体インタビュー@NPO法人 阿羅漢

7月13日 NPO法人阿羅漢(あらはん)さんにインタビューさせていただきました。

代表の福田先生は、この日もいつもと変わらずトレードマークのジャージにサンダル姿で迎えてくださいました。 30年間小中学校の教師を務められた後、加賀市初のスクールソーシャルワーカーを3年間歴任され、その後2009年、[NPO法人阿羅漢]を設立。

「子育て支援」「学童保育」「夜間学童」「若者の自立支援」「高齢者支援」「地域コミュニティ交流支援」など山代温泉の地で包括的な家庭支援をされてこられました。 その場限りの一方的な支援ではなく、子ども、親、個々それぞれが人間として自立し自身の人生を生きてほしいという想いから、薪炊き朝粥の会など、ボランティア活動に仕掛けた様々な事業(「助られたと思わせない助け方」)を複合的に展開。

学校や家庭に居場所がない子ども達が、「ちょい手伝ってくれま」と先生に誘われてここに来て自分より小さな子供たちの面倒をみ、さらに高齢者を支え「ありがとう」「おいしかったよ」の言葉をもらう。自分の役割を全うし他者を助け感謝されることで、自分の存在を認めることができるようになり生きる力になっていった、とこれまでの活動を振り返りながらお話してくださいました。

現在は、地域の老若男女の心身の健康を支えるための「生体医学」にも注力され活動されているそうです。 私たちがインタビューを終えて席を立とうとすると「昼やし、食ってけや」と福田先生。集まってきた若者や地域の方たちと一緒に窯炊きのご飯、名物のちゃんこ鍋、とんちゃんヌードルをご馳走になりました。本当に美味しかったです! 身体の空腹も満たし、愛情の空腹も満たし、何人もの子ども達がここを巣立っていったことでしょう。「なんかあったら来い」という関係性が今でも続いているという福田先生の言葉が印象的でした。

福田先生、インタビューありがとうございました!

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