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劇中劇発表を味わい尽くす。

今回は私がアイマス学会FESにて発表をした「劇中劇を味わう~Steam Melty Wars編~」のスライド解説と、発表作成の裏話をしたいと思います。

ちなみに全部で68スライド(+α)あります。

※5/29 ちょいちょい誤字修正&ヤバミス修正。

実際の発表はこちらからどうぞ。(アニメーションなども使用しているので)


オープニング~前振り

スライド1

まずはタイトルスライドです。

イラストとタイトルはSteam(蒸機公演)、Melty(Melty Fantasia)、Wars(Cybernetics Wars)から。こういった、内容にかけたダジャレ的な画像を張り付けるのが私は大好きです。

また発表中で使用しているPヘッドのイラストは、こじかさんがDiscord内で発表者用として配布したものです。ありがたや。


スライド2

正直ここのスライドを思いついた時が一番テンション高かったかもしれない。ネタをはさまないと死んでしまう病なので、こういうスライド作ってる時が一番楽しいですね。

背景に使用しているイラストの引用元はこちら。大好きなので発表スライド作るたびに必ず使用してしまう。

いつもお世話になっています。

また、後ろの三峰の画像は発表を見てもらった実行委員会メンバーに指摘されて付け足しました。こういうネタにも真剣(マジ)なの、ありがてえ。


スライド3

同じく提供。学会ロゴをモノクロにして貼ってもイマイチだったので、今の形に落ち着きました。

画像化してから気づいたけど、後ろのイラスト若干左にずれてるのな(汗)


スライド4

前振りその1。ここではDiscord内で実行委員会メンバーに出してもらった担当のイラストを使用しています。

こういった全ブランドのPが参加するアイマス学会用に資料を作成するときは、画像を使用するブランドのバランスに偏りが出ないよう意識しています。(ですが、どうしてもAS組のイラストが少なくなるのは許してほしい…)

ここと次のスライドでは、文字を入れる白いワードボックスに目線がかぶらないようにする、というのも意識していたんですが、配置の都合上どうしても都築さんだけ回避できなかった……でも、文字は被せてないので目は見えます。これで許してくれ……。


スライド5

こちらは、同じく実行委員会メンバーに出してもらった「担当外だけど」好きなイラストたちです。ブランドバランスと画像配置の都合で、私からもまつり姫を選出しました。

委員会内の雑談でも話したり、TLでもよく話題に上がりますが、シャニくんが出てから確実にアイマス全体のイラストクオリティが上がってますよね。それでも最前線を走り続けるシャニマスくん、やっぱすごいわ。

あと、コメント欄でもちょいちょい被弾してる人がいて嬉しかったですね。そういうのを見ると頑張って作ってよかったって嬉しくなります。


スライド6

最後の投げかけ質問。横の牙崎漣は「さっさと結論を言え」というセルフツッコミですね。

ちなみに今までの発表スライドではパワポ内に入っているフォーマットを使用していたんですが、今回は発表のために上下の枠を最大限使用したかったので、自分でフォーマット組んでます。(とはいえ、背景色をクリーム色にして、文字を濃灰色の源ノ角ゴシックにしてるくらいですが)


スライド7

コメント欄でも蒸機公演はやはり知名度が高かったですね。

ここは蒸機公演のイメージで、フォントを「幻ノにじみ明朝」というものに変えています。

ここ一年くらいでフリーフォントの楽しさに気づきつつあるのですが、沼が深くてたのしそうですね。


スライド8

桜庭乱入は様式美。ゆっくり入ってくるのがおもろいとNestleさんに褒めてもらいました。ここだけでなくネタのためにアニメーションを多用しがち。

こういうネタスライドへの反応ツイって、リアルタイム感があっていいですよね。


スライド9

実行委員会内に投げても誰も作ってくれなかったので自作しました。(人のせいにするんじゃないよ)

広い広いネットの海に転がるジェネレーターさんのおかげで、私はネタスライドを量産できます。ありがとう。


スライド10

実は発表タイトルを決めた時点では蒸機公演のことをよく知らず、Melty Fantasiaとサイバネ、もしくは蒸機公演とWorld Changerで比較しようと思っていたんですが、結果的にこの3作品でまとめて大正解でしたね。

また、私は今回のスライド発表を通して初めて、パワポでイラストを図形のかたちに切り取る方法を覚えました。(サイバネの角が取れているこれ。図ツールの書式からトリミングの▼→図形に合わせてトリミング)



各作品の概要説明

スライド11

ここは「勉強するアイドル」というテーマで挙げてもらったイラストを組み合わせたものです。

シャニマスが意外と勉強してそうなイラストが無くて苦労しましたね……(小糸の勉強会イラストは既に別スライドで使用していた)


スライド12

各作品解説ではなるべく主要人物全員が登場しているイラストを使用するようにしているのですが、蒸機公演ではそういったイラストがないため、こちらでは各アイドルの立ち絵を使用しています。

シンデレラはwikiから透過画像を入手可能なのがありがたいですね。

あとサイバネ履修勢が「花を咲かせるため」というフレーズに反応していましたね。実はここも比較したかったんですが、うまいことMelty Fantasiaを絡めらずに没になりました。


スライド13

先ほどの三作品を並べたスライドでは、ロゴが入ったほうの画像を使用しているのですが、ここではロゴがないほうの画像を使用していますね。

また、すでに多用していますが、文字とイラストを組み合わせる際には、テキストボックスに透過10~30%程度の背景色をつけて、文字が読みやすくなるようにしています。


スライド14

前の二作品にも共通しているんですが、まずそもそもシナリオ内容を一言で纏めるのがめちゃくちゃ大変でした。

特にサイバネはどこからネタバレで、どこまで話していいのかのラインが難しいんですよね。


スライド15

ここからのサイバネ概要スライドは、基本的に台本の二倍くらいの情報がスライド内に入っています。要するに後から見返す人向けに書き込んでるって感じですね。

台本は「一作目が人類滅亡を企てるアンドロイド反乱軍に対して、人間が立ち向かう話」だけなので、本発表を見ていただいた皆さんには、このスライドを約5秒で読んでいただいていました。読めるかボケェ!(許して)


スライド16

二枚目のスライドは、「初代の過去編で」という一節が台本に入るので、視聴時間が約9秒に延長されました。やったね!

ちなみに各アイドルの下に書かれている暴走などの不穏なワードに関しては、発表中では一切触れられません。気になったら自分で読んでみてくれよな!


スライド17

こちらも提示時間は約9秒ですね。

サイバネ2は内容をどうまとめるかに悩み、最終的に「ひょんなことから」というマジックワードで全てを解決しました。


スライド18

発表中ではケインがサイバネ2からの、イーサンがサイバネ0からの登場人物であることは一切触れられません。なぜならその話をしていると尺が20分に収まらないからです。

かろうじて0の紹介スライド中にイーサンという文字だけは出してますね。偉いぞ私。



各作品の比較~オートマトンってなんじゃい

スライド19

実行委員会内でスライド発表を一連で見てもらったあとに、こじかさんからこの大吾くんに対し「ちょっと待って、自然すぎて気づかなかったんだけどwww」と言ってもらったことで、“勝利”を確信しました。

このスライドの都築さんや先ほどの勉強スライドの幸子もそうですが、真面目に勉強してる人だけではなく、こういった勉強できていない人を紛れ込ませると、画像の印象にメリハリが出ていいですね。

絶対に発表終了後このスライドには触れてやろうと決めていたんですが、多くの反応をいただけて大満足。


スライド20

数少ない担当アピールスライドなのですが、発表時間がギリギリで自己紹介をカットしているため、そもそも木村龍担当だと認知されていない可能性が高いですね。

周りの三枚は「世界」という単語からの連想なのですが、エイプリルフール二枚に対し正面から立ち向かえるヘレンさん、さすがです。


スライド21

蒸機公演は地上が荒廃したあとの世界が舞台なので、世界滅亡 or KISSの喜多日菜子ちゃんはぴったりでしたね。

右側のイラストは、いらすとやの画像を四枚くらい組み合わせて「荒廃した地上から市民を守っている、蒸気によるエネルギーで運用されている地下都市」を表現しているんですけど、なんとなくわかってもらえますか……?


スライド22

Melty Fantasiaは作品が唯一ドラマパートという「音声」が元情報なので、こういった固有単語の表記はちょっと迷いました。最終的にニコニコ大百科等の記載を参考にしたんですが、ミリシタのイベント内で固有単語が登場するんでしょうか……? ミリシタ側のイベントを履修できなかったので、そういった面で確認漏れがあるかもしれません。

AIに支配される人間のイラストは、いらすとやにありました。やはりいらすとやは万能。


スライド23

サイデムシティという単語は作中に登場していませんが、「サイデム宇宙開発センター」という場所が完結編内で登場するのは、Tweetにて指摘があった通りですね。

中央のビルのイラストはこちらのサイトから。いらすとやよりもシックでシンプルなイラストなので、大人っぽい発表を作成するときにこれからも利用していきたいですね。


スライド24

【大正解!?】猫柳キリオを所持していないため、こちらの透過画像はフォロワーさんに恵んでいただきました。モバエム内にてアイドルの透過画像が入手できる、というのはSideM学会を開いて得た知識の中でも特に有用なものです。やはり学会は軽率に開くべき。

こういったスライド作成での汎用性が高そうなカードは、積極的にトレード等で入手してかなきゃですね。【ロジカル・ヴァンパイヤ】硲道夫のチェンジ前、誰かアルバム埋めさせてほしい……


スライド25

ここは何となく気分であまとうと翔太くんを横に並べてみました。こういった過去のイベントを受けてのカード大好きなので、これからも軽率にやってってほしい。

だんだん書くの疲れてきたな、と思ったのに、まだスライドの半分も解説終わってないのマジ……?


スライド26

実行委員会内の発表で、MFのアンドロイドはiPS細胞で、サイバネの細胞はより分化した細胞なんだよ!! とNestleさんソフテニさん両氏に説明したんですが、いまいちピンときてなかったようでくやちい。

Melty Fantasiaは普通の自動車で、サイバネは消防車や救急車という説明だと納得してもらえたんですが、正確にはMelty Fantasiaのアンドロイドは学習により成長することで技能を獲得すると思われるので、成長して分化する前という意味ではiPS細胞の例えのほうがより的確……なはず。

発表中に文字を半透明にする処理は、アニメーションの強調→透過性で行っています。透過を解除するタイミングを「次のクリックまで」に指定しないと、永遠に半透明になるので注意。


スライド27

アンドロイドの発表をするということで、アタポンをどこかに入れたかったんですが、意外とアタポンっぽいスクショというのが難しくて悩んだ記憶。

無尽合体キサラギときらりんロボは「人型機械」というところからですね。できたら315カイザーとかミリオンのロボとかも入れたかったんですが、スペースの都合で省略。卯月の上にいるやつはいらすとやで「スチームパンク」で検索すると出てきます。


スライド28

ここ英語的に「オートマトンというもの」を説明する目的の場合は、数が複数あったとしても単数形を使うのでは、というコメントがあったのですが、そうだとしたらWikipediaの見出しは「オートマトン」になると思うんですよね。

またこのWikipediaにも引用されている人形が収蔵されている場所は「野坂オートマタ美術館」ですし、この西洋からくり人形を指す単語としては、オートマタが一般的なのではないかと思われます。

ちなみにオートマトンで検索すると、数学の計算モデルが高確率でヒットするのですが、ページを読んでも内容が何一つとして理解できなかったので、あえてスルーしました。許してください。


スライド29

オートマトンのそれぞれの個体に違いはない、というスライドなので、背景はおそらくそれぞれの個体に大きな違いはないであろう茜ちゃん人形。


スライド30

各劇中劇がそれぞれのブランドの色を表している、というのが発表の核ではあったのですが、いきなりその話を出すのも唐突なので、各要素比較からの話の繋ぎとして編み出されたのがヤスハ=アイドル論でした。

話の流れ、というのは発表を作る際にけっこう気にしています。実行委員会内で内容を確認してもらった際に一番指摘された点でもあったので、発表全体を通し、話の流れはけっこう自然に持って行けたんじゃないでしょうか。


スライド31

何も言いませんでしたが、フォントがドカベン風になっているのに反応してくれている方が多くて嬉しかったです。(本当は立ち上がる演出にしたかったんですが、パワポで再現できなかったため今のアニメーションに落ち着きました)

フォントは「デラゴシック」に白フチをつけて、それっぽくしています。


スライド32

この発表を作るうえで笹島さんの発表を見返した際に「これ、使える!」と思い、そのまま引用しちゃいました。この発表もものすごくいい内容なので、未見の方はぜひ視聴してみてください。

笹島Pの「Cybernetics Warsにおけるアンドロイドの進化とその”夢”の先」

先行研究、というワードが出せただけでも私は大満足です。

QRコードを乗せたのはこじかさんのアイデア。そういう発想が出てくるのも、みんなで作るメリットですね。


スライド33

彼らにどのようにあってほしいのか、というテーマに合わせ、咲ちゃんのリーダーセリフを引用しています。

ここでの”あってほしい”は「こういう存在であってほしい」という表現が一番近いかと思ったので、この漢字表記に落ち着きました。


スライド34

「この鈴帆しゃんを画面いっぱいに使いたかった」

現場からは以上です。(このクソコラみたいな画面、初めて見た時は笑っちまったんだわ)


スライド35

ここの画像は「なにやら悪だくみをするアイドル」という内容で募集をかけた気がします。右下のTo Be Continuedには気づいたでしょうか?


スライド36

やはりオタクは行間深読みと拡大解釈大好きじゃん(歓喜)。ここは「ワクワクするアイドル」というのをテーマにちょこりんぜの周りに三人を持ってきてますね。

ここのフォントも、さきほどのドカベンと同じデラゴシックなんですが、文字色が変わるだけで、けっこう雰囲気が変わりますね。

改めて見返すと、あまとうの起用率が高いな? 彼はかっこいいのもかわいいのもどっちもあり、挿絵に使いやすいですね。モバエムWiki様々です。


スライド37

ここで使用している画像は「夢」にかかっています。左からアイドルマスターKRのDream、ミリオンのBORN ON DREAM!、765+876のDREAMですね。今思えば、ビヨドリや由愛ちゃんも使えたな……

アイマスKRのDreamも名曲なのでぜひ聴いてみてください。(アマプラ会員ならAmason Musicにて追加料金なしで聴けます)

https://music.amazon.co.jp/albums/B071CPX7Q3


スライド38

右の二人は花繋がりですね。みのりさんのイラストはスムーズに決まったんですが、相葉夕美さんが意外と花に囲まれているイラストが少なくて画像選びに苦労しました。


スライド39

ここはまだ「各ストーリーの比較」という要素が比較的残っていますね。また、右のスクショは本編のかなりいいシーンなのですが、本編を読んだことがある人にはこの一枚で熱さが伝わるじゃろ。ってことで入れています。

この発表では、全体通してネタバレは本題の説明に必要な部分だけに絞り、残りはスクショで散りばめ、口頭では触れないという方向にしています。


スライド40

この部分のシンデレラらしさは拾いやすかったですね。

シンデレラウミウシさんはなんかいらすとやで出てきたので、ノリで貼ってます。特に意味はない。


スライド41

Melty Fantasiaのミリオンらしさを拾うのも、「継承と進化」というテーマが決まるまでかなり苦労しました。

この「継承と進化」という言葉は、二日目トップバッターの事務員発表組が使用しているフレーズをそのまま引用させていただきました。感謝。


スライド42

ここの背景は「継承と進化」というテーマから、グリマスの初期事務所であるテントをチョイス。

また、継承と進化というお題を扱うために、『AS組はミリオンの足台じゃねえ』と思われないよう、台本を書くうえで最大限に言葉遣いは配慮し「AS組の後輩として765プロの看板を背負うシアター組」という表現に落ち着きました。


スライド43

画像選びの基準は、ミリシタのカードの中で、なんか支配者っぽい律子と、歌を歌っている千早です。

配役に関しては、継承と進化というテーマが決まってから、文脈の繋がりに気づいて一人で震えましたね。


スライド44

ここは主人公たちのやりたいことがバラバラ、という論を補強するために、あえて立ち絵ではなく完結編の中から、彼らがやりたいことを語っているコマを引用しています。

「主人公たち」と言われているのにリクではなくキースが使用されている理由は、リクにここの3人ほど明確にやりたいことを明言しているコマが見つからなかったからと、アンドロイドと人間両方提示したかったから。というのでアンドロイド側で一番主人公という呼称が似合うのがキースだと判断したからです。

こじかさんは「サイバネ完結編の主人公はケインやろがい!」と熱弁していましたが、私は大人なのでアルカイックスマイルで受け流しました。


スライド45

ここも文章内容の裏付けをするために、各キャラクターの過去を匂わせるコマをチョイスしています。大きなネタバレにならないように、というのを配慮した結果、ケインさんは中央にローズとレイチェルを配置しました。やはりサイバネ完結編といえば輝Pが更新のたびに怯える様子が特に印象的なので……


スライド46

「異なる夢や目的を持つ人間同士が手を取り合う」というテーマ性にはドラスタと虎牙道が最も似合いますよね。

ドラスタは時間に余裕があったらARRIVE TO STAR2番Aメロの「望んでることなんて違ってたっていいのさ たどり着きたい場所は気づいたら同じだった」を引用したかったのですが、尺がないので断念。またこのテーマには天道輝よりも桜庭薫のほうが適切と判断したので、6thアニバの桜庭を使用しています。

虎牙道のRay of Lightは説明不要ですね。あと場所に余裕があればレジェも貼りたかったんですが、入れるとおさまりが悪かったのでボツに。



各ブランドにおける共に描きたい”未来”と結論

スライド47

「この3作品がそれぞれのブランドらしさを反映している」という論の裏付けとして、各ブランド全体曲の歌詞から『未来』という単語が含まれているものを引っ張ってきました。

このアイデアが出てきたのは発表作成の終盤だったんですが、文脈の繋がりに気づいた瞬間、震えました。モバエムPそういう“気づき”の瞬間大好きなんだわ。


スライド48

蒸機公演だけではないですが、物語を一言で要約するのめちゃくちゃ難しくて、頭抱えながらこのあたり作っていた記憶。


スライド49

このパートの全体曲歌詞部分だけ、スライド切り替えでアニメーション使用しています。M@GICはカーテンが開くイメージですね。

シンデレラは「あなたと私」という歌詞が多いので、シンデレラらしさを表現した歌が少ないのが、調べててけっこう意外でしたね。


スライド50

ここ、先ほどの歌詞で出てきた部分を強調しているほか、ブランドらしさとして提示した「自分の夢を叶える」というフレーズも使用した文章にしています。

また、蒸機公演の話自体も未来を切り拓く話なので、この論と相性がいいですね。


スライド51

Melty Fantasiaは未来をこれから未来が変わっていくか? という予兆だけ感じさせて物語が終わるので。世界から飛び出すという表現になっていますね。

本編を聞いた感じ、世界から飛び出せていない可能性が高いんですが、ユニット名がEScapeなので、そこからの引用ってことで許してほしい。

案出しのタイミングではI.D~EScape from Utopia~と、千早あずさ貴音のDEpArture from THe lifeを比較して、EScapeは「生」の物語だ、という話もできるかと思ったんですが、必要な知識が何もかも足りていなかったので有識者に託します。



スライド52

こちらのアニメーションは、上昇感のある上スライドですね。

正直、”挑戦”というテーマには、チュパカブラのほうが向いていたり、ミリオンの全体曲としてはUnion!!のほうがいいかと思ったのですが、未来という歌詞があるものでしっくりくるやつ、というテーマでFlyers!!!に落ち着きました。


スライド53

この結論に関しては、Union!!の「憧れだって超えられる」という歌詞が全てなんですよね……

ここも先ほどと同様に、表現には細心の注意を配り、「今までの自分を超える」というフレーズに落ち着きました。

※5/29 追記:事務所名ミスを指摘していただいたので、サクッと消しました。脳死で書いてたから全然気づかなかった。恥ずかしい………どうか見なかったことにしてください……


スライド54

プレゼンを作り始めた当初の予定では、サイバネはリクを例に「地上に咲く花を見る」という個人の夢と、「アンドロイドと人間の融和」という目的を対比して「彼ら自身のやりたい事と、やっていることってのが別々だよね」という方向で話を進めようかと考えていたんですが、作るうちにいろいろ論理に矛盾がでて、今の流れに落ち着いたという経緯があります。

読み返すと、やはり今の話の流れのほうが、論理が自然でいいですね。


スライド55

このたった1フレーズに”SideM”がぎゅっと詰まっていて、なんど読んでも感動してしまうんだよな……


スライド56

もうこれは読んで字の通りなので、説明することないんだよな……。最高(315)をかけてることぐらいですか? でもそれすら、先ほどの引用部分ですでに出ているんだよな……

SideMらしさってなにか、というのは全てReason!!の歌詞に詰まっているので、今までの話の流れがあればここで過度に説明しなくても、全部伝わっちまうんですわ。松井神やっぱすごいわ。


スライド57

Twitterで「最後の最後でブランド横断、しかも未来を語った話とは…」みたいなコメントもあったんですが、この発表が2日目のトリに決まったのって、発表内容がある程度決まったあとのタイミングだったんですよね。そこまで考えて作っていたわけではありませんでしたが、結果的に最後にぴったりのテーマになったことに、ちょっとした運命感じちゃいますね。

それから、最後に使用するための蒸機公演メンバー全員集合イラストがなかったため、モバマス内の壁紙作成にて自作しました。こういう機能モバエムくんにもほしいな~~

スライド58

作りながら「ちょっとクサいな~」とも思ったんですけど、こういうの最後に持ってくるの大好きなんですよね。

本当はMelty FantasiaとCybernetics Warsの名づけのシーンも引用したかったんですが、どちらもドラマパートでの描写しかないため、今回は蒸機公演からの引用のみです。


スライド59

我ながら、ここのスライドきれいにできたので満足ですね。画像の上からクリーム色のグラデーションを透過でかけてます。



各作品読み方解説~おわり

スライド60

発表尺15分で台本を組んでいたので、当初はここ読まずに飛ばす予定だったんですが、主催発表の発表時間が20分と判明したことにより、しっかり触れることができました。


スライド61

読み方だけではなく、読むためのアイテムの集め方について触れるのは、私のこだわりポイントの一つです。(初心者がストーリー開放する際に一番つまずく部分だと思うので)


スライド62

調べて初めて、脚本家がモバエムのシナリオ書いてるエルスウェア所属の方だと知ったので、運命感じた。

モバエム君はとにかく早くこの形式で劇中劇CD発売してくださいほんとお願いします。なんならライブ後アンケートでも毎回書いてる。


スライド63

ここ赤と緑が並んでいますが、彩度が違うのでセーフだと思われる(バリアフリー的な意味で)


スライド64

本編部分で担当のアピールができなかったので、ここぞとばかりに担当アピールしてます。全ての木村龍が違うのがこだわりポイントですね。

それにしてもモバエム君の過去シナリオの開けやすさは本当にすごい。早く思い出メモギフトできるようにしてほしい。(冷静に考えて、新人Pに渡すためだけに思い出メモのギフト機能を要望し続けているモバエムPって、すごいのでは?)


スライド65

ここ、一応Thank you!から引用しているんですが、引きの絵なのと、透過で色付けてるのでわかりにくいですね、という供養。


スライド66

ここも文献、というところから本に囲まれるアイドルたちを背景に持ってきています。ちなみに摩美々は、Nestleさんのこだわりでスカウト演出からわざわざ切り取ってきています。熱量がすごい。

あと解析入門ノルマに気づいてくださった方、ありがとうございます。私も鷹城恭二合作が大好きです。


スライド67

ここのスライド、和海さんにめちゃくちゃ褒めてもらったんですよね……

サイバネの最後のシーンの一コマなんですが、話の最後としてとても適切だし、伝わる人には伝わって、読んだことない人でもなんかいい読後感を感じてくれるかなってことで採用しました。何人か反応していただいてとても嬉しかったです。


ということで、以上で発表に使用したスライド解説は終了になります。

今回のスライドも非常に力を入れて作成したので、学会FES当日には視聴者数、コメント共に非常に大きな反響をいただき、発表者としてめっちゃ嬉しかったです。ありがとうございました。


最後に、本発表では使用されなかったスライドの供養を行います。よかったら見てあげてください。



おまけ(没スライド等)

スライド68

こちらは本番スライドに入っていたものです。

発表中では使用しませんでしたが、発表終了後にマスターソング事故を受け、ハイテンションのあまりクリックしすぎてスライドショーが終了してしまう……みたいな事故を防ぐために、事前にスライドの最後にこういったものを用意していました。

BNM木村龍はいいぞ……。龍くんにカッコいいスーツの上位イベ来るの待ってます。なんなら婚活2週目でも嬉しい。ぜひよろしくお願いします。


ここからは、本編では採用されなかった、没スライドの供養になります。

おまけ8

おまけ9

冒頭の話題から、どうやってMelty Fantasiaをさしこむか考えていた時期のものですね。

時間を割いて茶番するわりに、イマイチ面白くなかったのでボツに。


おまけ7

これ、どこに入れる予定だったかな……。話題の転換ポイントのはずなので、概要説明とか世界観比較のあたりかな?

未来ちゃんとマイタルが並んでるのかわいくてお気に入りだったんですが、尺削減のために本編に関係ないスライドを削除するタイミングでボツに。


おまけ6

当初、「意思を持つオートマトンとは、ヤスハの個性なのでは?」という流れから、シンデレラらしさの話に繋げようとしていた頃のスライドですね。

実はアニメーションもついていて、左から右にかけてアイドルたちが登場し、最後に後ろからニョキっと手描き蘭子が生えてくる。という仕上がりだったんですが、話の流れの変更によりボツに。実はカードの配置も何度か変わっていて、最初に生えてくる予定だったのはまゆでした。


おまけ5

これは各ストーリー比較での内容案ですね。面白い比較ではあるのですが、いかんせんこの話から他の話題に膨らまない上に、この比較をするために説明をしなければいけない事項がめちゃめちゃあったためボツに。


おまけ1

おまけ2

おまけ3

サイバネの話をどうまとめるかに悩んでいた頃のスライド。

最初はこの夢≠目的、というのを“アイドル”という仕事を夢を叶える手段として持っている、というのをSideMらしさに持ってこようとしていたんですが、最終的に夢≠目的の目的の例として挙げた「ヒトとアンドロイドの共存」という願いが、リクとADAMの間で約束として交わされているよね。だったらここで挙げる例としては不適当だよね。って話になりボツにせざるを得ませんでした。

正直作っている時は、この時点で完成間近だと思っていた中で話が振り出しに戻ったので、ショックがかなり大きかったんですが、読み返すとやはり今のストーリーラインの方が自然でいいですね。



おまけ4

おまけ4.5

サイバネ迷走期の残骸。

蒸機公演とメルティファンタジアの主人公たちと、サイバネの主人公たちの違いは年齢層の違いから来てるんじゃないのか。という話をしようとしたんですが、初代サイバネ主人公のタケルは若いので、まずサイバネ内で対比できるのって話をしようとした記憶があります。

ですが、このスライドをつっこんでもここからあまり話が膨らまない&その説明のために説明しなければいけない内容が多すぎるというのと、その設定を話すことにより発表におけるサイバネの比率が大きくなりすぎる。ということでボツに。


それからスライドにはなっていませんが、蒸機公演における岡崎泰葉と、サイバネゼロにおける冬美旬の、キャラクターの成長における物語の役割を比較するのも面白いのでは? という案もありましたが、作成チームの泰葉と旬の知識が足りずにボツになったりしました。

こちらの案はフリー素材になりますのでご自由にお使いください。(その発表ぜひ聞きたいので、使って発表作られた際は連絡お待ちしています)


おまけ10

おまけ11

最終的にボツ含めて111スライドも作ってたみたいです。容量は貫禄の140MB。

いくら111スライドとはいえ、ボツスライドの半分以上はメモ書きみたいな、思いついたことを書き殴る文字だけのスライドです。

ですが、やっぱりいろんなスライドをある程度作ったうえで取捨選択するほうが、発表としてはクオリティの高いものができる気がします。


ということで、発表解説という名の作成大変だったエピソードは以上になります。サクッと書くつもりが12000字超えてるよ……

また、発表スライド作成中は作業用BGMとしてこちらの動画にたくさんお世話になりました。機能美Pの動画はめちゃくちゃ面白いうえにBGMにもピッタリなので本当におすすめです。


第2回SideM学会では担当の話してーな!って感じなんですが、まだ何も決まっていないのでしれっと別の内容にすり替わっているかもしれません。あしからず。

気が向いたらまた何か書きます。

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