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ラト(経歴・過去まとめ)

実の家族構成は不明。
公式年齢は24歳となっているが、フブキの見た強化人間の実験の資料が、250年前(ラト当時13歳)とあったことから、実年齢は恐らく261歳。(11年後に悪魔執事になっているから)
東の大地のとある孤児院で、8歳まで過ごす。
そこで3歳下のアレクを弟の様に可愛がる。血の繋がりは無い。

8歳の時、アレクと共に災禍の監獄に誘拐される。(サルディス家の兵士)
ラト達のように誘拐された子供は50人までいた。
そこではラトは名前ではなく、No.3719と呼ばれる事となる。
現在でもその刺青は身体に残っている。
当時受けた人体実験の跡もだ。

天使を倒す為の兵器にする為、洗脳教育、強化教育、人体実験を受ける事になる。
実験開始後から1年後、連れてこられた子供は半分以下になる。
ラトが誘拐されて5年後、当時13歳の時である。
ラトと同じ様な子供5人が、天使狩りに駆り出され、4人は死亡。ラトのみ生き残る。
悪魔執事に変わる人体実験の末、初めて天使の討伐に成功した。
その時には天使は憎いもの、殺すものと洗脳されていた。

実験体にされていながらも、災禍の監獄から逃げ出す事は諦めていなかった。
他の実験体の子にも鼓舞し、逃げ出そうと言っていた。
その後、実験体No.3707が脱走。処刑される。連帯責任として、兵士から暴力を振るわれる。
兵士から誘拐されたと思っているだろうが、実は金で売られた事を聞かされる。
誘拐ならきっと誰かが助けに来てくれると希望を持って頑張る可能性があるからだ。
だが、ラトは信じなかった。
その一年後、ラト14歳の頃である。
満月の日は、兵士たちは宴を開催している。ストレス発散の為だ。
その時は見張りが1人しか居ない。
逃げ出すチャンスだ。
ラトが計画した作戦はこうだ。


だが、他の仲間は逃げ出しても行く場所がない。一生兵士から逃げ回らなくてはいけない。だったら、ここにいる方がいいと言う。
そこでラトに幻覚と幻聴が襲う。
ラトは災禍の監獄に火を着け、アレクを含む実験体の子達を殺害。幻覚の中で実験体の子達にお礼を言われる。

この出来事がトリガーとなって、恐らく、満月の日に発作が出る様になったのだろう。
災禍の監獄から脱出し、6年ぶりにかつて育った孤児院を尋ねる。
大事に育ててくれたお母様に会いたかったからだ。
だが真相は残酷で、お母様がサルディス家にラト達を売ったのは本当の様だった。
ラト達を探す事もしなかった。関わりがあると思われるのを恐れた。
その事実を知った時、絶望し孤児院を燃やした。

最後まで言わなかったが、売ったのは本当なのだろう。
心が死んでしまい、今どこにいるのか分からなくなってしまっている。

その後悪魔執事になるまでは、人しれず森の中で数年1人で生活する。
悪魔執事になった経緯は不明。
悪魔執事になった当初、人を信じず攻撃的・感情的な性格だった為、執事からは警戒されていた。
だがミヤジだけは、ラトに対して真摯に向き合った。
ラトはミヤジに対して、自分のために死んでくれるか?と聞いた。ミヤジは約束する。私の顔のキズは、かつていた執事と命の天秤に掛けられた時、本来は死ぬはずだった。私より若い執事だった。だから、そんな時が来たら死んでも構わない。私は嘘はつかない。約束するとラトに誓った。

フブキがサルディス家の機密文書に9代目が残した人体実験の内容を見つける。
実験体No.3719が天使撃破に成功した事を。
フブキは数字に見覚えがあり、ラトの事だと気づく。
体面は反乱軍がやった事にしているが、軍旗を掲げていないサルディス軍が、大量の領民を連れていく。
反乱軍に連れていかれた領民を救い出す労力の変わりに、悪魔執事のラト・バッカを要求。
要求を飲まなければ、全面戦争は辞さない覚悟とグロバナー家に手紙が届く。
多くの領民とラトの命をかけた結果、ラトはグロバナー家本邸の特別監房に入れられる。
ラトは抵抗しようとしたが、ミヤジに必ず迎えに行くと言われ、大人しく待つことにした。
監房の中でアレクの幻覚が、誰も迎えに来ない、裏切ったと囁く。
その時空は半月で1週間後には満月だった。

ラトと領民の交換時に奪還しようとしたが、偽の情報を掴まされ失敗に終わる。あと4日で満月なる日の出来事だった。
交換する場所でラトはフブキと対面。災禍の監獄に連れていかれた。
そこで強化人間の実験をされる。
どんなに待っても、ミヤジ、フルーレ、主様は助けに来ない。
アレクの囁きが効き、悪魔化する。
今までの悪魔化と違い、ラトは意思疎通が出来た。
ミヤジ、フルーレ、ベリアンが悪魔化したラトと対戦する。
主も一緒に居たが、アレクと同じ様に皆のことを幻覚だと思い受け付けなかった。
主や執事達を攻撃し、どうするか考えた結果、ミヤジはラトの為に死ぬ事を選んだ。かつての約束を果たす為に。
ラトの短剣がミヤジの胸に刺さり、これが幻覚では無いことを悟る。
悪魔化がラトの意思で解除される。
ルカスがミヤジを治療した後、またラトの悪魔化が始まり、主、フルーレ、ベリアンがラトの心の中に入る。
黒いモヤの中からラトの声が聞こえる。
中ではアレクと話しており、ミヤジ先生は裏切っていないと話す。
そこからアレクの正体が、ラトが契約した悪魔、ストラスだと判明。
ラトに囁き続けたのも、ラトが死に自分が解放される様に仕向けたかったからだ。
ストラスには鎖が巻かれており、それが契約によって縛る力になっている。悪魔化によって縛る力が弱くなっていたが、ラトが乗り越えた為、また縛る力が強くなった。
ストラスは今後も、虎視眈々と自由になるチャンスを狙っている。

騒動が終わった後、災禍の監獄を出る時満月であったが、ラトはとても落ち着いていた。
今後は満月の日に出来なかったことを、沢山やりたいと言っている。

災禍の監獄で主様に攻撃した事を反省している。
あれは操られた訳ではなく、自分の意思でやったものだと。
夜中に主の部屋に来て、謝罪しに来た。自分のやった事を重大に受け止め、いつもの飄々とした感じではなく、大人しくなっていた。
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かつて満月の日は、災禍の監獄で受けた人体実験のせいで、精神が安定せず暴れる事が多かった。
本人も再び災禍の監獄に来るまで、過去のことは殆ど覚えていなかった。
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ミヤジとルカスが和解するまで、ルカスの事を敵視していた。
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無自覚で恋愛テクニックのレベルが高い。
自分の安心出来る場所に行こうと誘い出し、誰もいない自分の部屋に主を連れ込む。
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字を書くのが苦手でスペルを間違えることがある。
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絵本の読んで貰う事が大好きで、自分がいつもやって貰ってることから、水龍の唄にて子供達に読み聞かせをやっていた。
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かなりの偏食家で基本的にパセリしか食べない。
祭りの夜に大輪の花をにて、シソが食べられる事が発覚した。(それでもパセリが1番)
パセリしか食べないラトの為にロノが苦労している。
アモンが計画して作っている庭に、勝手にパセリを植えたり、馬小屋の前にパセリ畑を作ってたりする。
パセリの入ったパセリ三昧の料理が好き。
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アリの行列を観察するのが趣味
気がつくと夜になってる。
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勝手に1人で出歩くのはミヤジに禁止されている。
こっそり出掛けて行ったり、グロバナー家の庭をこっそり散歩した事がある。
出かけたのがバレた時は、ミヤジに真剣に注意される。
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エスポワールの中央にあるゴエティア像に登って怒られた事がある。
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満月を乗り越えても、また発作が起るのではないかと不安に思っている。
過去を思い出せば、気分がスッキリするかと思えば、そうでもなかった。
アレクのことを思い出して、辛いと思うラトだが、その事を胸に共に歩んで行く事を決意している。
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フルーレの事を弟扱いして可愛がっているが、本人からは嫌がられている。
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お風呂は好きだが、髪が長い為、乾かす作業が好きでは無い。
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聴力がとてもよく、ルカスが話していた、ラト奪還の段取りや悪魔化の事も作戦の内に入っており、ミヤジには直接話したい事を聞いていた。
ミヤジに話す事も出来たが、それをしなかった。

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