見出し画像

リフレクビートの思い出話でもしようか

某所のアドベントカレンダー企画、12/7 #ゲーム の記事です。


ゲーセンでこんな筐体を見かけたことがあるだろうか。

出典 https://p.eagate.573.jp/game/facility/search/p/index.html?gkey=REFLECC

REFLEC BEAT(リフレクビート)

2010年代前半頃に人気を博した音ゲーだが、今やゲーセンに行ってもやっている人はほとんど見かけない。

かく言う筆者もあまり上手くはないながらある程度プレイしていた音ゲーだが、今は全くやっていない(そもそもゲーセンにあまり行かなくなってしまったが)。

なぜこうなってしまったのか。代表曲(と個人的に好きな曲)と個人的な思い出を交えつつ振り返ってみようと思う。

※残念ながらサブスクが解禁されていない(頼みますよコナミさん…)ので、曲はプレイ動画の引用で失礼。


そもそもどういうゲームか

2010年から稼働しているタッチパネル操作の音ゲー。上からリズムに合わせて降ってくるオブジェクト(ノーツ)を跳ね返し合って競う1vs1の対戦型のゲーム。ホッケーのような音ゲー。オンラインでもローカルでもCPUとでもマッチングできる。タッチパネルで上から降ってくるものを押すだけという単純さから、一時は音ゲー初心者でもやりやすいゲームとして人気があった。

初代のチュートリアル(公式)
ここで流れている威風堂々は実際に曲として収録されていてプレイできる


初代

この辺りは全く触ったことがなかったので伝聞だが、見た目の硬派な印象と判定のきつさから、あんまり人気が出なかった…らしい。

DEADLOCK / MAX MAXIMIZER
初代ボス曲
後から触った身としてはインフレが進んだ後なのでそこまで…という印象
初代判定だと難しかったんだろうな…
※動画自体は次バージョンのlimelightだが、初代の曲


limelight

初代のウケが悪かったので、見た目を硬派な印象からポップな印象にガラッと変え、判定もゆるくした結果初心者向け音ゲーとして人気が出たシリーズ。筆者は多少触ったことはあったが、この時点ではハマるまではいかなかった。

HAERETICUS / D.J.Amuro  Vs MAX MAXIMIZER
リフレクを象徴するようなボス曲(だと思う)
※動画自体は次バージョンのcoletteだが、limelightの曲


colette

四季をテーマにしたバージョン。実際の春夏秋冬の時期に合わせてアップデートが行われ、それらに合わせた曲が入った。limelight~coletteあたりが最盛期といえるか。筆者はまだそこまでやっていなかった。

 fallen leaves / 猫叉Master+
秋のボス曲。ロングを押しながら通常オブジェクトを捌くのが難しい
個人的に一番好きな猫叉曲でもある


groovin'!!

筆者が本格的にやっていたバージョン。バーティカルオブジェクトという必ず直角に降ってくるオブジェクトが実装され、これが一部では不評だったらしい?けど個人的には見やすくてええやん、くらいの感じだった。

段位認定モード(課題曲3曲を、GOOD・MISSで減る自分のHPが0にならない、かつ相手のHPを0にすると腕前の評価として段位が認定される)が導入され、少しでも上の段位を目指そうと頑張っていた。その結果、上から3つ目の師範まで取った(五級~一級、初段~八段、師範代、師範、名誉師範、最高師範)。coletteの項で紹介したfallen leavesはこの師範のボス曲。動画をリピートしまくってリズムを必死で覚えた思い出。

マイナーアップデートのgroovin'!! Upperあたりから開催期間の短すぎる楽曲解禁イベントが多くなってきて様子がおかしくなってきたと言われているが、めちゃくちゃやり込んでたからなのかそこまで気にしていなかった、この時点では…

Eclipse Zero / tūmahaB
groovin'!! UPPER終盤のボス曲。解禁がかなり難しくて苦労した思い出
※ある程度うまく叩けないと解禁ができないというイベント


師範合格のリザルト
これ見て思い出したけど1曲目もリズム難で結構難しかったっけな…


Eclipse Zeroの解禁リザルト
(これだけ見てもなんのこっちゃかもしれないが…)
確かある程度時間が経って緩和が来てから解禁したような


なかなかのプレー回数やね


VOLZZA

groovin'!!でハマっていたこともあり、ロケテまで行ったものの全然やらなかったバージョン。この頃チュウニズムというセガの音ゲーが勢いに乗っており、そのシステムに便乗してかリフレクもスライドオブジェクトを導入。が、これが不評。チュウニズムみたいなスライダーで判定するならともかく、タッチパネルが滑りにくいタイプのやつなのでスライドをやると指が痛くなるし、手袋をするとやりづらいし… という感じで、自分のモチベも落ちていった。

CODE:1 / HEXA
スライドオブジェクトが多用された譜面
今見るとスライドの出てきかたってだいぶ初見殺しだな…


ロケテの整理券を持つワイ
そのバージョン、大してやりませんよ…


悠久のリフレシア

何を血迷ったか、曲をほとんど削除して譜面を作り直し、順次復活(そのペースも遅い)、旧曲のスコア・クリア状況のデータは全て削除するという暴挙に出た。リフレシアへのアプデ前日に「俺たちのリフレクは終わった…」と思いながら虚しい気持ちでプレイしたのを覚えている。

このバージョンになってからは片手で数えられるほどしかやっていないが、不評だったスライドオブジェクトを廃止した代わりにスイッチオブジェクトとかいうイライラ棒みたいな新オブジェクトを導入し、こちらも不評。

かくして、かつて人気だった音ゲーからはすっかり人がいなくなり、復活曲も中途半端なままアップデートがなくなり、現在に至る。

代表曲は…全然知らんので割愛する。


なぜこうなってしまったのか(推測)

あくまで推測にすぎないが、limelightで大幅な刷新をした結果成功したという体験に引っ張られた結果、状況が悪くなってくると変に新しいことをしようとしすぎて迷走していったのだと思う。ある程度新しいことをすることは必要だろうが、ゲーム性の根幹が大きく変わるようなことをされたり、これまでのスコア・クリア状況を全削除されたりするようではやっていられない。groovin'!!くらいの感じで止まっていれば…という思いは尽きない。

スマホ音ゲーの台頭によってわざわざゲーセンでタッチパネルの音ゲーをやらなくなったのでは?と言われることもあるが、そんなの関係なく運営の迷走が招いた失態だと思う。スマホでやるのは無理があるような譜面をゲーセンの大画面でやることの意義はあったはずなので…


おわりに

groovin'!!あたりのリフレクをもう一度やりたい…のだが、オフライン稼働できない(確かlimelightまではできる)のでその思いが叶うことはない。

筐体がコンパクトで置きやすいからなのか、リフレクビートは現在ほとんどアップデートが行われなくなり、やる人もほぼいなくなった状態にもかかわらずゲーセンに置かれていることが多い。ゲーセンで見かけたらやってみてほしいとまでは言わない(し、言える立場ではない)が、少しでもこの話を思い出してもらえたら嬉しい。





ヘッダー画像出典 https://p.eagate.573.jp/game/reflec/groovin/p/index.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?