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友達の話1

この春に1年の別れを告げた友達について書きたくなった。そいつはロン毛であった。

 彼とは俺が2年に一度引っ越しする大学生活を送る中で、2回めの引越し直後(5年目)に初めて出会った。

 俺はその春、性懲りも無く大学5年目にしてサークルの新歓に行ってしまった。
なぜかって?音楽が大好きだったからだ。軽音サークルなんて2年生の時に先輩とウマが合わず1度辞めているじゃないか!!そんな俺が何故もう一度入る程に熱意が高まったのか。それはまた別のお話。

当然
めちゃめちゃ居づらい。

当たり前じゃないか。皆んなが求めているのはフレッシュな青い新入生だ。こんな23歳の新入生ではない。
だがしかし、この大学で音楽をやるならそのサークルは最も大きい故、最も強い。

そんな中階段の半地下にある踊り場、汚い床と汚い壁に囲まれたコーナーで煙草を吸って只管に時間を潰そうとしていた。

そんな中、彼は半地下に降りながら声を掛けてきた。
「初めまして〜、新入生??」
「新入生っちゃ新入生なんですけど、1年生でもあるんですけど、ちょっと変な感じなんですよね、M1ってやつで」
「同い年やな。よろしく」

俺は札幌に来て新しく友達ができた。今思い返せば"友達"ってジャンルの関係性構築はこの年度で初だった気がする。
しかも同い年、趣味もほぼ同じ、めちゃめちゃ酒が強い。最高じゃないか!

そこから定期的に遊び、ご飯を食べ、ライブのときは抜け出してどっかのカフェでサボった。あーでもないこーでもないって◯◯の音がいいよねとか、◯◯が美味しいとか、このお洋服かっこいい〜とか。
お互い学校が忙しかったり他でもコミュニティがあったりしたためか、ずっとベッタリしてたって訳じゃないけど、ちょいちょい飲み行くの楽しかったなぁ〜

俺があのサークルで1年過ごせたのは、彼によるものがとても大きい(くそでかボイス)

ここまで読んでもらってなんだが、
この話には全く生産性がない。
ただの友達自慢である。

こんな友達自慢に付き合ってくれてありがとうございます。
大学生活、どこに良い出会いが転がってるかなんて皆目見当もつかないもんです。日々を大事に生きることで少しでもその出会いを無駄にしないで済むかもね。

P.S. これは汁なし六鶴でイベント限定で出された家系ラーメン。ライトな味の奥に重たいうまみが眠ってる感じでした。飽きないで食べれる数少ない家系。もう3年前の春のことなのか。時間の流れってはやいね🫨

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