ボツ動画はなぜ生まれるのか

風邪気味のアクエリです。

薬を飲んでも寝られず、かといって何かの作業も手がつかないので、久々に更新しようかなと思います。

文章が多少おかしくても治った自分が校正してくれることを信じます。


今回はボツ動画について書いていくことにします。

まずここでいうボツとは、喋りを入れて最後の方まで収録したにも関わらず動画にして投稿しなかったモノ、です。

好きな実況者が「ボツにした動画がある」と言えば

どんなクオリティでもいいから見せてくれよ!!!と思っていましたが…

投稿する側になってみるとどうしても出てくることが分かりました。

ボツにする基準はだいたい3つです。

・収録環境や収録ミスによるもの

これはですね…全面的に自分が悪い。

音量バランスの確認を怠って自分の声が限りなく小さくなっていたり(逆もあり)、そもそもミュート状態で喋っていたり、ノイズが入り込んでいたり、、

これらに早いうちに気づけば撮り直し!になるんですが、なかなかそうもいかず…

一時間最後までやってミュートになってたときは発狂しかけました。

何のゲームだったかも覚えてない、記憶から消えてる。

しかしこれらの悲しい事故をはねのけるくらい面白い作品であればなんとか編集して動画にすることもあります。

それが一番分かりやすいのが『フリジョ』の三本。

フリジョの動画、実は意味分からんくらいノイズが入りまくってたんです。

でもほら、プレイ、視聴した人は分かるでしょ?めっちゃ面白いんすよあのゲーム。

シナリオとキャラにインパクトがあって、尺も丁度いい。すごく実況向けなんです。

ボツにするにはもったいなさすぎたので動画にしました。

ただ、編集で強めのノイズ除去を施したのでキャラボイスがものすごく聞き取りづらくなってしまい、作品の魅力100%でお届けできなかったことがすごく申し訳なかったり。

川澄シンヤさん、ごめんなさい(謝罪)

・単純にゲームが面白くない

これはまぁ…3つ目とも少し関係ありますが……

はっきりいって、神ゲーばっかりあるわけじゃないです。

それはフリーゲームとか、実況映えとか、関係なく。

面白くないゲームにも作り手がいて、それなりの気持ちで作っているだろうことは承知だけど、やっぱり、面白くない作品はある。

なんか違うなと冷めた気持ちで実況しながらのプレイはなかなかしんどいです。

途中から無言で最後までやることもあれば、録画を切ると同時に終わることもあります。

たとえゲームが面白くなくても、自分がめちゃくちゃ面白おかしく実況ができれば動画になりえますが…今のところそれはないし、力量もない。

この面白い面白くないの基準って人それぞれだし、相性の問題もあると思うんです。

だから(え?)この項目はあまり掘り下げないことにします。

・ゲームは面白くても自分には合わない

自分はこのケースでボツにするパターンが一番多いです。

ゲームの世界やキャラクターにうまく没入できないというか、自分にはハマらなかったというか、そんな感じです。どちらかといえば自分が悪い。

最後まで収録したし、ゲームが面白くないわけではないけど、上手い実況や感想が出てこない。

前回までの記事で書いた通りwin-winまでもっていけない、100%自分が納得のいくものにならない。

面白いゲームでも、あと一歩自分に刺さらなかったら本当に薄い感想しか出てこなくて不甲斐なさすら感じます。

ただこういう葛藤が生まれる時点で、動画向きとは言えないんですよねぇ…

動画になるゲームはプレイ中に既に手応えを感じて、悩むことはそんなにないです。

しかしながらその葛藤を乗り越えて動画になった作品もあります。

そう、(自分の中で)問題作『月不見月の彼女』です。

あの作品はですね、本当に、難しい作品でした。

展開や結末にどうしても納得がいかなかったんです。

なんなんですかね?この感じ。未だに言葉にできない。

作品は多くの人に支持されているし、その理由や感動ポイントも分かる、でも自分には刺さらなかった。

好みの問題といえばそこまでなんですが、理由もなくこれ嫌!とは言いたくなくてですね…

どうにか作者作品へのリスペクトはしつつ、視聴者の感想も聞きたいという思いで動画投稿した次第でした。

実況抜きで遊びたいと思ったとか、実況映えしないと判断したとか、実況していいかどうか明記されていなかったとか、他にも理由はありますがボツの主な理由は以上3点です。


さて、ここからは動画にできなかった作品を少し紹介したいと思います。

最初に書いておきますが、全部面白いです。作品を貶す意図ではないこと、ご理解ください。多くの人に知られて欲しいという思いです。

Tragedy Town -悲劇の街-

作家の主人公クレイトが自身の作品の中に入ってしまうところから物語が始まります。

まだ詳細に設定を決めていない世界で、殺人鬼事件の謎を解決すべく奔走。

自分で創り上げた世界で起きた事件の結末に辿り着くことはできるでしょうか?

簡単な鬼ごっこあり、謎解きありの2エンディング。(正直鬼ごっこも謎解きも詰みかけたのは内緒です)

この作品は最後まで収録して、3パートくらいに分けて編集もして、あとは投稿するだけだったんですが。

どうしても音量バランスと感想の薄さが気になって気になって……申し訳ねぇ…

"悲劇の街"で待ち受ける悲劇と真実とは何か、ぜひプレイして確かめてみてください!

一つ屋根の下なのに

空、理人、真奈美は一つ屋根の下で暮らす三人きょうだい。

両親は家を留守にしがちなので、三人は支えあって生活を送ります。

しかしそんなある日、一通の手紙が母から届きます。

そこには離婚を考えていること、空と理人は血が繋がっていないことが記されていたのでした。

この作品は第二回新人フリーゲームコンテストの準グランプリを獲得しているので、面白さの保証になるかと思います。

ボツ理由は相性です。

アクエリの実況は作品世界に入れば入るほど面白くなると思っています。

キャラクターと気持ちが同調したり、その場に自分もいるかのように喋ったり…(故に展開次第でかなり慌てふためくわけですが、いやそっちに行くの?と冷めることもあります。)

しかしこの作品はアクエリが入る隙間が無いほど、家族三人の絆が強かったんです。これは黙々とプレイした方が楽しめるなと思い収録をやめました。

血が繋がっていないことの判明で起きる騒動、桐坂家のあたたかい家族愛をぜひ。

隠さなきゃ

主人公は小学生の女の子。返ってきた算数のテストにドキドキ。

結果は96点。しかし彼女は喜ぶどころか動揺をみせます。

100点じゃなかった、お母さんに怒られる、どうしよう、どうしよう。

隠さなきゃ…最初は学校のテストからでした。

この作品もまた、TGF2020審査員特別賞を受賞していて、めちゃくちゃ面白いです。

ボツ理由は…なんでしょうね…(は?)

いやすみません、正直に書きます。

思っていたよりプレイ時間が長くなってしまったからです。

最初のテストを隠すだけでも多くの選択肢があって、分岐回収もちょっと喋りながらだと大変だったんです。

それでもまだギリギリ単発で出せる動画時間だったんですが…

このゲーム、テストを隠すか、隠しきれずに終わるかの短いゲームだと勝手に思っていたんですよ。

しかしこのテストを完璧に隠し通した後も物語はまだまだ続いていきまして、大人になるまで隠さなきゃいけません。

お話の内容もだんだん笑えなくなっていきます。

この物量とお話の雰囲気に飲まれてつい、無言でプレイしてしまっていました。

大丈夫、大丈夫、大丈夫、きっとバレない。と自分に言い聞かせながら、隠していく主人公。

なぜ彼女はそこまでして隠すのか、そしてどこまで隠してしまうのか、ぜひ見届けてください。


実はこの記事、着手を始めてほぼ1か月間が空いていて(といってもボツ理由の箇条書きと紹介ゲームの選抜しかしていなかった)、冒頭の風邪は1週間ほど前の出来事だったり。

そのせいでもう既に2,3本ボツが生まれつつあります…理由は全部3つ目です。

これらをストックとして取っておく考えもありますが、時間が経てば経つほど面白くないかも……と思ってしまうんですよね…悩ましい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?