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【SVシーズン17 ダブル 最終130位】テンプレ型トルネウーラ


まえがき

構築記事を書くのは最終2桁取ってから、と前々から思っていたので今期は最終日まで本気で頑張りましたが、レート1900チャレンジを2回失敗して力尽きました。
しかしながらPJCS予選第2回からフォーマットを変えずに使い続けてきた思い入れのある構築なので、備忘と供養のためここに記します。

構築コンセプト

相手の「まもる」択ゲーにイラついていたので、まもるを拒否できるウーラオスを軸に採用し、自然な流れでトルネウーラの並びに。

すると今度は相手の「ねこだまし」択にイラついたので、トルネ、ウーラともにテラスタルをゴーストに変更し、ついでにねこだましに強いハバタクカミブリジュラスを採用。

あとは補完枠を入れて構築完成。
(あとから気付いたけど自分のポケモンにも「まもる」が入ってませんでした。安易な択ゲーを許すな。)

選出パターン

基本選出

トルネウーラ+カミジュラス
or トルネカミ+ウーラジュラス

八割型これでOK。
相手がウーラもカミも出しづらそうな見た目をしているとき(モロバレルを筆頭に苦手そうなポケモンで固めてあるとき)はトルネオーガポンを並べることもありましたが、ごく稀でした。

相手にタケルライコがいればわりと初手で投げてきますが、その他に刺さっていれば臆せずにウーラオスを投げます。
ライコを見てからテラスするなりブリジュラス、ディンルーに引くなりすれば結構なんとかなるので。

この構築のキーはブリジュラスです。
採用してからグッと勝率が上がりました。
トルネロスやハバタクカミへの「すいりゅうれんだ」を読んで交代すれば防御が3段階上がるし、こちらのウーラオスの弱点をほぼ半減で受けられるので縦の相性がバツグンでした。

ディンルーは、イエカシラなど特殊が多い並びに対して主に選出します。相手によってはバークアウトを連発するだけで困ってくれます。

対中速スタンなど、おいかぜが不要なときでも基本選出で、あまごい+すいりゅうれんだを押します。
対寿司では迷わずヘイラッシャ側に水技を打ちます。

対トリル

カミウーラ+@2などいろいろ

ねこだまし+トリックルームに対しては、ウーラオスにテラスを切ってトリル役を集中攻撃することで、トリルされる前に倒します。

この指+トリックルームは相性激悪です。
トリルを阻止できないし、(まもるがないので)ターンを枯らすのも難しいです。
トリルエースが赫月ガチグマであれば、ブリジュラスとディンルーを上手く使って立ち回ればまだなんとかなりますが、トリル後の原種ガチグマには基本勝てません。
ブリジュラスであらかじめてっぺきを積んでごまかせれば…といったところ。

個別解説

トルネロス@きあいのタスキ
特性:いたずらごころ テラス:ゴースト
154-x↓-90-177(252)-100-179(252)↑
こがらしあらし/こごえるかぜ/おいかぜ/あまごい

ふつうのトルネロス。
相手のウーラオスの強化アイテム無しすいりゅうれんだでもわりと死ぬので、少し耐久に振ったほうがいいかもしれません。

水ウーラオス@こだわりハチマキ
テラス:ゴースト
176(4)-182(252)-120-x↓-80-163(252)↑
すいりゅうれんだ/インファイト/アイススピナー/アクアジェット

ふつうのハチマキウーラオス。
ゴーストテラスの採用率が数か月前から徐々に増えてきていて、今期は5%くらいになっていたため警戒されることも増えました。
無警戒の相手のねこだましを透かす瞬間が一番楽しい。

ハバタクカミ@こだわりメガネ
テラス:フェアリー
133(20)-x↓-89(108)-171(124)-156(4)-205(252)↑
マジカルシャイン/シャドーボール/ムーンフォース/こごえるかぜ

ふつうのメガネハバタクカミ。
調整は、「耐久調整 ハバタクカミ」で検索して出てきたものをそのまま採用しました(出典が分からなくなってすみません)。
パオジアンの先制技とかをいい感じに耐えてくれたので、いい調整だと思います。

ブリジュラス@たべのこし
特性:持久力 テラス:虫
197(252)-125-166(4)↑-130↓-117(252)-105
アイアンヘッド/エレクトロビーム/ボディプレス/てっぺき

本構築のMVP。
物理相手との打ち合いには基本負けないので、相手の並びによっては“いかに早く相手の特殊アタッカーを処理してブリジュラスで詰められるか”を考えて動かしました。

特にゴリランダー相手は、グラスフィールドと食べ残しで無限に回復するのでカモにできます(が、相手はトルネウーラを見ると高確率でゴリラを選出してきます)。

虫テラスは、弱点の地面・格闘を半減で受けたくて採用しました(飛行テラスだと地面技を無効化するので持久力が発動しないし、氷・電気が弱点になるのが痛い)。
パオジアンのせいなるつるぎや化身ランドのだいちのちから読みでテラスすることが多かったので、かなり使いやすかったです。
ただ、特防特化でも相手のライコのりゅうせいぐんでワンパンされかねないので、フェアリーテラスも選択肢だとは思います。

アイアンヘッドを採用したのは、攻撃方面に努力値を割かずにハバタクカミを一撃で倒したかったからです(無振りラスターカノンは確定で耐えられます)。
ただ、カミ側も耐久調整をしているので一撃で落とせないこともしばしば。
火力的にはヘビーボンバーのほうが出ますが、カミ以外にもボディプレスが効かない相手には鋼技を打つので、安定性のあるアイアンヘッドにしました。

エレクトロビームは雨が降ってるときのおまけ技です。りゅうせいぐんでもいいかも。

炎オーガポン@かまどのめん
テラス:炎
187(252)-166(84)↑-119(120)-x↓-120(32)-133(20)
つたこんぼう/ウッドホーン/このゆびとまれ/アンコール

ふつうの耐久振りオーガポン。
モロバレルが重すぎたので採用し、パーティの先頭に置いて睨みを利かせていたはずが普通にバレル出てくるので萎えました。
ガエン、ホムラ、ライコ、カイリューなどに技が通らないこともあり、選出率は低かったです。

アンコールは、相手の様子見まもるを咎められるのでいい技です。
相手のトリルハバタクカミにアンコしてトリル返したときが一番輝いてました。

耐久に振ることでサポート性能は上がりましたが、化身ランドに上取られて負けるので一長一短かなと。

ディンルー@とつげきチョッキ
テラス:毒
262(252)-162(252)-159↑-67↓-100-66(4)
じしん/じだんだ/ヘビーボンバー/バークアウト

ふつうの対特殊用ディンルー。
攻撃に振らないと全然火力が出ずに押し負けるので、HA振りです。
ライコに強いですが、取り巻きにやられたり上手く躱されることも多いので、選出するかどうかの判断は慎重に。

苦手な相手

上記の内容からも分かるとおり、単体としてはモロバレルタケルライコが特に重いです。

バレルガエンなどでサイクルを回されると、こちらも何度か読みを通さないと勝てません。
ライコに関しては、一時期ひらいしんドサイドンを採用するなどして対策を試みましたが、汎用性が低く、結局プレイングでどうにかする現在の形に落ち着きました。

パーティ単位では、トリル全般への対応がザルです。
構築を変えたほうがいいのかもしれませんが、もう今の並びに慣れてしまっているので…。

あとがき

Twitterとかで上手い人のトルネウーラの所感を見ていると「練度が大事」「練度で勝った」といった内容をよく目にしてきました。
実際に自分が使った感想としても、対戦数をこなすほど動かし方が分かってきたし、上振れたときは何連勝もできるので、使っててとても楽しかったです。

自分のプレイングが甘くてこの順位ですが、もっと詰めればトリル以外には互角以上に戦える構築と感じました。
惜しむらくはPJCS予選を抜けられなかったこと…。まあしょうがないですね。
最後までこの構築で戦い抜けたことに感謝。


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